「顔写真付きの本人確認書類」となると、小学校の卒業アルバム・・ヘ(__ヘ)☆\(^^;カオガカワッタダロ!
もうすでにあるんだろうなぁと思って検索したら、やはりあった「マイニャンバーカード」(^_^;)

【読んだ本(18禁ネタバレ)】

駒田信二『私本・肉蒲団 上』(徳間文庫,1987)所蔵本

読了(^o^)丿 本書は駒田信二『花のしとね』(現代企画室,1977)の改題であるのに対し、駒田信二
『好色の戒め 「肉蒲団」の話』(文春文庫,1983)は文藝春秋から1969年刊の同名単行本の文庫版
(⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2022-03-23 )〇 o 。.~~━u( ゚̄  ̄=)プハァ
「第一章 玉香」「第二章 賽崑崙」「第三章 媚娘」「第四章 艶芳」「第五章 香雲」によって
この上巻は構成されており、その表紙カヴァーの内容紹介文には、

    美男で風流を好む未央生は、道学者・徹扉道人の一人娘・玉香の婿となるが、
    謹厳一徹の舅にいや気がさし、ひとり都へ遊学。/旅先で大盗賊賽崑崙と
    義兄弟の契りを結び、その勧めで霊雲山の天際真人に閨坊の術を授かって
    からは、色道修行一直線。賽崑崙の入れ知恵で糸屋の美人妻・艶芳をものに
    するや、その夫・権老実から故郷に残した妻・玉香を狙われる羽目に……。
    中国艶笑小説の現代語訳。

とあるけど、「その夫・権老実から」云々は下巻の内容なのかな(^_^;) それにしても、個人的には
メチャ退屈なストーリーで、特に「閨坊の術」は小生の苦手な外科手術なので読むのを止めようかと
思ったけど、「第五章 香雲」から少し面白く感じられてきたので、下巻も読んでみようかと(^_^;)
駒田信二なので訳文は日本語として熟れて読み易いのだが、読んでて気になる点もある(@_@;)

    ・・・/されるがままになっていると申しましても、ただ観念して仰臥している
    というだけで、ほかの方法を用いようといたしますと、もう、いうことをきかない
    のです。/たとえば、山を隔てて火を取ろうといたしますと、夫に対してうしろを
    向けることはできませんといってこばみますし、また、逆さまに蠟燭を澆[たら]
    そうといたしますと、夫を下に敷くことはできませんといって、どうしても承知
    いたしません。その両脚を肩にかつぐという、ごく普通のことさえ、なかなかさせ
    ないのでございます。/・・・

フツーに用いられている一般的な表現・レトリックなのか、もし中国語版の柴田千秋編『性語辞典』
(河出書房新社,1998)のような辞典があるならソレに載っているような特殊なものなのか(@_@;)

・則天武后と薛敖曹の淫行を描く『如意君伝』、台詞に『史記』の名場面が使われていて大爆笑(^_^;)

 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2017-11-28

・『好色一代女』の粉本なのに日本古典文学大系『西鶴集』の解説は『痴婆子伝』を無視してる由(-"-)

 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2018-01-12

・駒田信二『私本・金瓶梅』を読んで、村松瑛『中国列女伝 三千年の歴史のなかで』を難ずる(@_@;)

 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2020-12-19

・駒田信二『妖花伝』巻末「解説」、ラストシーンを誤読するなんて馬鹿ヾ(`◇´)ノ彡☆コノ!バカチンガァ!!

 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2018-07-05

・駒田信二がよく使う〈呂の字を書く〉の意味が『好色の勧め ─「杏花天」の話─』で判明した(^_^;)

 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2021-09-04

・駒田信二『艶笑植物事典』(文春文庫,1987)

 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2021-02-12

・駒田信二『艶笑人名事典』(文春文庫,1987)

 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2021-01-19

・駒田信二『艶笑動物事典』(文春文庫,1986)

 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2021-09-17

・駒田信二『艶笑いろはかるた』(文春文庫,1989)

 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2023-01-30