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220916読んだ本

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【読んだ本】

駒田信二『艶笑いろはかるた』(文春文庫,1989)所蔵本

「この『艶笑いろはかるた』は三地方のかるた[=京かるた&尾張かるた&江戸かるた]のそれぞれ
の句を中心にして、それらとかかわりのある江戸の小咄や川柳、それに江戸小咄の多くが拠っている
中国の笑話などを引いた雑談である。」(本書「あとがき」)(^_^;) 本書が引いている小咄の一つ、
〈後妻をもらった男、婚礼の夜の床でつくづく嫁の顔を見ると、仲人は三十といったのにもっと老け
ているようなので、/「おまえは、ほんとうはいくつだ」ときくと、/・・・〉云々は購入時に紹介
した(⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2020-06-17 )(^_^;) 今日からチンタラと
本書を通読することにして、先ず「い 犬も歩けば棒にあたる」を読んだ(^_^;) 一番初めの章ゆえ、
総論的な話もあった(^_^;)

    ・・・/いろはかるたは、天明年間(一七八一-一七八九)、歌かるた(百人一首)を
    まねて京都でつくられたのがはじめだといわれている。それが尾張へ移って尾張かるたが
    つくられ、江戸へ移って文化年間(一八〇四-一八一八)に江戸かるたができあがった。
    文化年間というと、川柳や狂歌、黄表紙や洒落本などの庶民文芸が盛んになった時期で
    ある。/江戸時代後期には、いろはかるたは正月の子供の遊びとして全国的に流行する
    ようになったのだが、その句は地域により、また時代によって、かなりの相違がある。

      一寸先は闇(京かるた)
      一を聞いて十を知る(尾張かるた)
      犬も歩けば棒にあたる(江戸かるた)

    これが「い」の句である。並べてみると、それぞれに地域的な特徴があらわれているとも
    いえるが、「い」のかるたにはほかにも、/・・・

この三つは同じ「時代」のものなのかな(^_^;) また「時代」「的な特徴」といったものも当然あると
思うんだけど、せめて「地域的な特徴」がそれぞれどのように「あらわれている」かは敷衍してほし
かったな(^_^;) 一応「・・・事実、江戸の町には犬が多かったらしい。」と江戸かるたに関しては、
一言してはいるけど、京かるたが「一寸先は闇」、尾張かるたが「一を聞いて十を知る」なのは何故
なのか知りたいね(^_^;) 「地域的な特徴」じゃないけど、かるたと言えば、どうして上州=群馬県は
あんなに盛んなんだ(^_^;) 〈「色の白いは七難かくす」の「七難」は、仏教でいう七つの厄難という
意味ではなくて、いろいろな欠点という意味だから、八難でも十難でも同じことだが、「いろ」に対
して「しろ」、「しろ」に対して「しち」と語呂をあわせているのだから、七難でなければならない
のである。〉とか、へぇ~!と思いながら読んだところも結構あった(^_^;) 紹介されている小咄には
笑えたのも一つあったけど、ランチしに街まで歩いて往復して超疲れてるから元気ナシオン主権(+_+)
タグ:笑話
コメント(4) 
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コメント 4

df233285

私が中学生の頃は、東京都より京都府の方が
中心部で夜間照明が少なかった。
愛知県は、2手目先から10手先までの変化など
相手が1手指せば楽勝で読む、藤井聡太の出身地
だった。売れないのか。うちの近くのコンビニでは、
K社の生茶を買うと、もう一本サービスの
キャンペーンやってる。
by df233285 (2022-09-17 08:16) 

middrinn

江戸時代も朝廷の式微が続いてたなら京都には灯りも無かったかも(^_^;)
尾張かるたが作られたのは寛政・享和年間のように読めますが、その時に
「一を聞いて十を知る」なら、当時の尾張に誰か賢者がいたのかも(^_^;)
by middrinn (2022-09-17 09:32) 

tai-yama

「伊香保温泉日本の名湯」上毛かるたの「い」ですね。
かるたと言うよりは文(と言うかそのまんま)ですね(笑)。
by tai-yama (2022-09-18 18:44) 

middrinn

いろはかるたは「教訓」を含んだ内容のはずなのに、
たしかに名所案内・名所自慢に過ぎませんね(^_^;)
by middrinn (2022-09-18 18:59) 

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