220819買った本&読んだ本
『源氏物語小事典』という書名にしていれば、更に売れたんじゃ(^_^;) 書名は第一印象かと(^_^;)
でも、もし『源氏物語小事典』という書名だったら、小生は買わなかった可能性が高いけどね(^_^;)
【買った本&読んだ本】
清水好子&森一郎&山本利達『源氏物語手鏡』(新潮選書,1975)
「もったいない本舗 楽天市場店」で「良い」287円(送料無料)を15日に注文して19日に追跡不可能
ゆうメールで届いた(^_^;) 経年劣化も、書き込み等は見当たらないので、問題ナシオン主権(^o^)丿
なお、1983年3月25日に10刷だから、誤記誤植も修正されてそうだし、それなりに売れたよう(^_^;)
はじめに
源氏物語の時代と貴族社会(清水好子)
Ⅰ 貴族社会の構造
源氏物語の世界/時代の設定/女御・更衣/皇后の座/女院/准太上天皇/
宮廷政治家/摂関政治/中央の官僚/地方の官僚/大貴族の家臣/
政治家としての光源氏/都の治安と武力/私兵/
Ⅱ 親子・血縁
王朝貴族の価値観/姫君を産む/女の血筋/紫の上の意味/母の地位/養子/
不義の子供たち/血の神秘/家風/政治家と父親と/
Ⅲ 宮廷に生きる女房たち
姫君の生活/女房/女房の呼び名/乳母/情報網としての女房/恋の仲だち/
宮廷のみやび/清少納言の女房論/源氏物語の女房/紫式部の女房意識/
女房勤めの有利さ/
Ⅳ 王朝の文化人たち
源氏物語に描かれた文化人/歴史上の文化人/専門家否定/学者の社会的評価/
紫式部の学問観/僧侶の立場/僧の社会/
平安貴族の生活(森一郎)
Ⅰ 誕生から死まで
誕生の祝い/袴着/元服・裳着/婚儀/病/老年/死/葬儀/
Ⅱ 信仰と生活
宿世の思想/無常観/阿弥陀信仰/天台宗/法華経/加持・祈禱/末法思想/神道
/陰陽道・宿曜道/
Ⅲ 男女の交際
垣間見/恋の手引/懸想文/結婚/女房の立場/
Ⅳ 生活の中の遊び
余暇のいとなみ/音楽/雅楽の曲名/東遊/神楽/踏歌/絃楽器/管楽器/打楽器
/絵画/室内娯楽/室外娯楽/
Ⅴ 日々の暮し
束帯/直衣/狩衣/衣裳製作/裳唐衣/小袿/壺装束・大袿/出し衣/食生活/
暮しの諸事/
源氏物語の舞台と背景(山本利達)
Ⅰ 四季の移ろいと行事
四季のたたずまい/暦・時刻/年中行事/一月─歯固・白馬の節会 除目 踏歌 賭弓
内宴・子の日/二月─季の御読経/三月─臨時祭/四月─更衣・賀茂祭/五月─騎射
/六月─大祓/七月─七夕・相撲/八月─除目/九月─重陽の宴/十月─更衣/
十一月─五節/十二月─御仏名・追儺/
Ⅱ 貴族生活と財政
貴族の邸宅/貴族と荘園/牧場の私有/貴族の給与/御封/一般の給与/年官・年爵
/贖労/天皇の家政/貴族の家政/家司/随身・資人/
Ⅲ 教養と学問
女の教養課目/女と漢詩文/習字/作歌/音楽/女の起居振舞/姫君の教育者/
男の教養課目/官吏養成機関/明経道・紀伝道/大学の諸規定/擬文章生・文章生
/省試/官吏への道/貴族と漢詩文/有職家/
Ⅳ 都城と住まい
都の町並
平安京/貴族の屋敷/左京と四条以北/四条以南/左衛門府/朱雀院/冷泉院/
大学寮・穀倉院/鴻臚館/市場・東寺・西寺/
寝殿造り
寝殿造りの配置/寝殿/寝殿の構造/部屋を仕切る/几帳/敷物/御帳台/
部屋の設備/厨子/室内照明/廓・渡殿/遣水/対/釣殿・泉殿/雑舎/
宮城の中
八省院/近衛府・兵衛府/馬寮/内蔵寮/楽所・絵所/雅楽寮/紫宸殿/宜陽殿/
左近の陣/蔵人所/弓場殿/右近の陣/作物所/清涼殿/滝口/後涼殿/仁寿殿・
内侍所/後宮七殿/弘徽殿・承香殿/麗景殿/後宮五舎/藤壷・梅壺・桐壷/
Ⅴ 都の外
都の周囲
都の東部/都の北部/都の西部/宇治への道/
物詣
都の外へ出る機会/石山寺/石山寺への道/初瀬への道/長谷寺/住吉神社/
任地
中央と地方/私交通の発達/源氏物語と地方/大宰府の役人/筑紫から都へ/
源氏物語について(清水好子)
図版目録
索引
『源氏物語』を読むのは遠い先の話だし、興味もないんだけど、書名を見て、どんな内容だろう?と
ふと思い、画像検索をしてオークションか何かに出品されていた本書の目次の一部を見て、何か役に
立ちそうと考え、買うことにした次第(^_^;) 「はじめに」に記されている五項目の最初の二項目を
紹介しておく〇 o 。.~~━u( ゚̄  ̄=)プハァ
一、この『源氏物語手鏡』は、もと円地文子訳『源氏物語』を読む人の理解をたすける
ために執筆し、全巻購読者に頒布されたものである。その後、本書を入手したいという
読者の要望もあり、また本書が『源氏物語』を読むためだけでなく、一般に平安期の
貴族社会、その生活などを知ろうとする人達への解説的読みものとしても役立つと
考えるので、部分的な訂正を加えて、ここに新潮選書として刊行した。新版を出すに
あたって『源氏物語』についての簡単な紹介を付した。
一、本書は、ほぼ千年の時の隔たりを経た現代では理解しにくい平安朝の風俗、習慣、
制度、あるいは『源氏物語』の時代と背景等を説明することを目的とした。しかし、
辞典のような形をとることは避け、全体を通して読める形に執筆したので、必要な
事項をすべて網羅することができず、割愛せざるを得なかった事項もある。また、
説明上、重複した箇所もあるがそのままにした。
巻末の事項索引で、「辞典風に使用する」(「はじめに」)ことも可能〇 o 。.~~━u( ゚̄  ̄=)プハァ
でも、もし『源氏物語小事典』という書名だったら、小生は買わなかった可能性が高いけどね(^_^;)
【買った本&読んだ本】
清水好子&森一郎&山本利達『源氏物語手鏡』(新潮選書,1975)
「もったいない本舗 楽天市場店」で「良い」287円(送料無料)を15日に注文して19日に追跡不可能
ゆうメールで届いた(^_^;) 経年劣化も、書き込み等は見当たらないので、問題ナシオン主権(^o^)丿
なお、1983年3月25日に10刷だから、誤記誤植も修正されてそうだし、それなりに売れたよう(^_^;)
はじめに
源氏物語の時代と貴族社会(清水好子)
Ⅰ 貴族社会の構造
源氏物語の世界/時代の設定/女御・更衣/皇后の座/女院/准太上天皇/
宮廷政治家/摂関政治/中央の官僚/地方の官僚/大貴族の家臣/
政治家としての光源氏/都の治安と武力/私兵/
Ⅱ 親子・血縁
王朝貴族の価値観/姫君を産む/女の血筋/紫の上の意味/母の地位/養子/
不義の子供たち/血の神秘/家風/政治家と父親と/
Ⅲ 宮廷に生きる女房たち
姫君の生活/女房/女房の呼び名/乳母/情報網としての女房/恋の仲だち/
宮廷のみやび/清少納言の女房論/源氏物語の女房/紫式部の女房意識/
女房勤めの有利さ/
Ⅳ 王朝の文化人たち
源氏物語に描かれた文化人/歴史上の文化人/専門家否定/学者の社会的評価/
紫式部の学問観/僧侶の立場/僧の社会/
平安貴族の生活(森一郎)
Ⅰ 誕生から死まで
誕生の祝い/袴着/元服・裳着/婚儀/病/老年/死/葬儀/
Ⅱ 信仰と生活
宿世の思想/無常観/阿弥陀信仰/天台宗/法華経/加持・祈禱/末法思想/神道
/陰陽道・宿曜道/
Ⅲ 男女の交際
垣間見/恋の手引/懸想文/結婚/女房の立場/
Ⅳ 生活の中の遊び
余暇のいとなみ/音楽/雅楽の曲名/東遊/神楽/踏歌/絃楽器/管楽器/打楽器
/絵画/室内娯楽/室外娯楽/
Ⅴ 日々の暮し
束帯/直衣/狩衣/衣裳製作/裳唐衣/小袿/壺装束・大袿/出し衣/食生活/
暮しの諸事/
源氏物語の舞台と背景(山本利達)
Ⅰ 四季の移ろいと行事
四季のたたずまい/暦・時刻/年中行事/一月─歯固・白馬の節会 除目 踏歌 賭弓
内宴・子の日/二月─季の御読経/三月─臨時祭/四月─更衣・賀茂祭/五月─騎射
/六月─大祓/七月─七夕・相撲/八月─除目/九月─重陽の宴/十月─更衣/
十一月─五節/十二月─御仏名・追儺/
Ⅱ 貴族生活と財政
貴族の邸宅/貴族と荘園/牧場の私有/貴族の給与/御封/一般の給与/年官・年爵
/贖労/天皇の家政/貴族の家政/家司/随身・資人/
Ⅲ 教養と学問
女の教養課目/女と漢詩文/習字/作歌/音楽/女の起居振舞/姫君の教育者/
男の教養課目/官吏養成機関/明経道・紀伝道/大学の諸規定/擬文章生・文章生
/省試/官吏への道/貴族と漢詩文/有職家/
Ⅳ 都城と住まい
都の町並
平安京/貴族の屋敷/左京と四条以北/四条以南/左衛門府/朱雀院/冷泉院/
大学寮・穀倉院/鴻臚館/市場・東寺・西寺/
寝殿造り
寝殿造りの配置/寝殿/寝殿の構造/部屋を仕切る/几帳/敷物/御帳台/
部屋の設備/厨子/室内照明/廓・渡殿/遣水/対/釣殿・泉殿/雑舎/
宮城の中
八省院/近衛府・兵衛府/馬寮/内蔵寮/楽所・絵所/雅楽寮/紫宸殿/宜陽殿/
左近の陣/蔵人所/弓場殿/右近の陣/作物所/清涼殿/滝口/後涼殿/仁寿殿・
内侍所/後宮七殿/弘徽殿・承香殿/麗景殿/後宮五舎/藤壷・梅壺・桐壷/
Ⅴ 都の外
都の周囲
都の東部/都の北部/都の西部/宇治への道/
物詣
都の外へ出る機会/石山寺/石山寺への道/初瀬への道/長谷寺/住吉神社/
任地
中央と地方/私交通の発達/源氏物語と地方/大宰府の役人/筑紫から都へ/
源氏物語について(清水好子)
図版目録
索引
『源氏物語』を読むのは遠い先の話だし、興味もないんだけど、書名を見て、どんな内容だろう?と
ふと思い、画像検索をしてオークションか何かに出品されていた本書の目次の一部を見て、何か役に
立ちそうと考え、買うことにした次第(^_^;) 「はじめに」に記されている五項目の最初の二項目を
紹介しておく〇 o 。.~~━u( ゚̄  ̄=)プハァ
一、この『源氏物語手鏡』は、もと円地文子訳『源氏物語』を読む人の理解をたすける
ために執筆し、全巻購読者に頒布されたものである。その後、本書を入手したいという
読者の要望もあり、また本書が『源氏物語』を読むためだけでなく、一般に平安期の
貴族社会、その生活などを知ろうとする人達への解説的読みものとしても役立つと
考えるので、部分的な訂正を加えて、ここに新潮選書として刊行した。新版を出すに
あたって『源氏物語』についての簡単な紹介を付した。
一、本書は、ほぼ千年の時の隔たりを経た現代では理解しにくい平安朝の風俗、習慣、
制度、あるいは『源氏物語』の時代と背景等を説明することを目的とした。しかし、
辞典のような形をとることは避け、全体を通して読める形に執筆したので、必要な
事項をすべて網羅することができず、割愛せざるを得なかった事項もある。また、
説明上、重複した箇所もあるがそのままにした。
巻末の事項索引で、「辞典風に使用する」(「はじめに」)ことも可能〇 o 。.~~━u( ゚̄  ̄=)プハァ
平安時代は長いので。「一般に平安時代の」と表現した部分
は誤解を生む。「源氏物語の時代の」とはっきり書いた方が、
明快だったですね。遊戯については、囲碁・盤雙六は書いて
あっても、当然将棋を書いて無いだろうと思いますが。
増川宏一氏に対する礼儀でそうなったが、現時点の認識かも。
by df233285 (2022-08-20 07:34)
おっしゃる通りでしょうね(^_^;) 「・・・本文で説明を施した主要な事項は、
その部分をゴチック体にした。・・・」と「はじめに」にありますが、本書の
「室内娯楽」の項でゴチック体になってるのは、碁、碁手の銭、双六、物合、
薫物合、香合、物語絵合、物語合、韻塞、負饗、偏つぎ、雛遊でした(^_^;)
by middrinn (2022-08-20 08:54)
書名で与えるインパクトは大事ですよね。
もちろん、嘘はいけないのでそのあたりは考えないといけませんが…(^^;)
by ナベちはる (2022-08-20 13:44)
全くとは言わないまでも、ほとんど内容と関係の無い書名の本も見かけますが、
やはり本の内容やテーマを的確に表現した書名でないといけませんよね(^_^;)
by middrinn (2022-08-20 15:38)
「源氏物語小事典」だと古文の授業の参考書になりそうな気が(笑)。
「辞典」としたくなかったのは、つまみ読みではなく、"全部読め"
と言う作者からのメッセージだったり。
by tai-yama (2022-08-20 19:06)
「けふも全部よむべし あすも全部よむべし」に変更しますか(^_^;)
「辞典」ではなく「(小)事典」なら読み物的ニュアンスが(^_^;)
by middrinn (2022-08-20 19:31)
面白そうな本ですね。探します。読み切れなかったら棺桶に入れて貰います(^_^)v うーん、こまめに読了表示しなくては(^_^;)
by yokomi (2022-08-22 19:46)
基本的に各項目の説明が薄いですし、『源氏物語』の読解のための事典かと(^_^;)
by middrinn (2022-08-22 19:54)