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220301四日前に買った本&読んだ本

知りたかった情報が得られなくてもテーマと関係が無いことなので問題ナシオン主権( ̄ヘ ̄)y-゚゚゚

【四日前に買った本&読んだ本】

芸術新潮2022年3月号

先月25日の発売日に新品1500円を1349円で購入した(^_^;) 特集は「祝!日本・ヴァチカン国交樹立80
周年 ローマ教皇 怒濤の2000年美術史」で次の通り(^^)

    巻頭グラフ 「神の代理人」は時を超えて

    ヤマザキマリ×池上英洋 とことん語ろう!ローマ教皇と美術

     Ⅰ 偶像崇拝は禁止じゃないの? キリスト教美術の根拠と魂胆

     Ⅱ 大教皇大活躍! ローマ帝国滅亡のカオスから立ち上がる教会

     COLUMN アヴィニョンで華開いた可憐なる様式[スタイル]

     Ⅲ 異教徒と闘え!異端を排除せよ! 中世の荒ぶる教皇たち

     Ⅳ 迷走する信仰と美の遺産 ルネサンス教皇たちの時代

     Ⅴ バロック都市ローマ 永遠のみやこの新しい貌

     Ⅵ つまりヴァチカンとはなんぞや? ローマ教皇の近代と現代

    もっとよくわかる!池上教授の補講の時間(文 池上英洋)

     1 教皇とは何者か?
     2 繰り返す教会分裂[シスマ]の危機
     3 十字軍 「聖地奪還」の下部構造
     4 ローマはベルニーニのために
     5 戦国日本とローマ教皇

    ヴァチカン・ダイレクト 教皇さまの4大バシリカ見て歩き

     ザ・総本山 サン・ピエトロ大聖堂
     昔の名前で建ってます サン・ジョヴァンニ・イン・ラテラノ大聖堂
     マリアの夢、夏の雪 サンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂
     使徒パウロが眠る場所で サン・パオロ・フオーリ・レ・ムーラ大聖堂
     ローマ4大バシリカMAP

    わりとリアルから荒唐無稽まで 映画&ドラマで味わうヴァチカン

     Netflix映画『2人のローマ教皇』
     『ヤング・ポープ 美しき異端児』/『ニュー・ポープ 悩める新教皇』
     『ゴッドファーザー PARTⅢ』
     『ボルジア家 愛と欲望の教皇一族』
     『ローマ法王の休日』
     『ローマ法王になる日まで』

    教会音楽から〝クラシック〟へ 西洋音楽小史(文 岡田暁生)

    INFORMATION 歴代教皇のコレクションとイタリアの至宝が集結 ヴァチカン美術館

他の記事では、とりあえず、「才能ありあまり一代男 建部凌岱[たけべりょうたい]の疾走と創造」
「追悼・青木茂 不良老人モクモ先生のこと」(文 木下直之)、「Global News」のParis「ジュリー
・マネ 印象派の思い出」展(取材 羽生のり子)、〈山下裕二の新・今月の隠し球③ 藤沢康人 「静
物画」をつきつめて「静謐画」となる(上)〉、前橋重二の連載「海外アートStudy最前線」第73回
「デューラーの旅 お供に銀筆写生帳」_φ( ̄^ ̄ )メモ 三浦篤「大人のための印象派講座」休載(;_;)

ローマ教皇で以前から気になってるのは、ボニファティウス八世で、モンタネッリ&ジェルヴァーゾ
(藤沢道郎訳)『ルネサンスの歴史 上 黄金世紀のイタリア』(中公文庫,1985)は、彼の名前の章を
設けて、次のような記述まであるんだけど、ホントなのかな(^_^;)

    ・・・/ボニファティウスはいささかも良心の痛みを感じなかった。そもそも
    良心のようなよけいなものを持っていなかったのだ。神の審判を怖れることも
    なかった。神の審判など存在しないと確信し、公言していたのである。地獄と
    天国はこの世に存在する、とかれは言った。老耄、病苦、性的不能などが地獄で、
    若さ、健康、美女美童が天国なのだ。美女と美童を並べたのは、かれがどちらの
    性にも等しく耽溺していたことを示している。ある神父がイエス・キリストの
    助けを乞うて祈っていると、ボニファティウスは怒ってこうどなったという。
    「阿呆、うつけ!イエスは我らと同じただの人よ。我が身さえよう救わなんだ男が、
    他人のために何をしてくれようぞ!」。/・・・

I・モンタネッリ『ローマの歴史』(中公文庫,1979)の「訳者あとがき」によると、モンタネッリは
「ジャーナリスト」で、これらの作品は「歴史読物」の由(^_^;) 野上弥生子の長男で京大名誉教授の
野上素一の新潮選書『ダンテ その華麗なる生涯』が、モンタネッリ『ダンテとその時代』その他から
剽窃してたことを報じた読売新聞記事に寄せた林達夫のコメントにも(谷沢永一『紙つぶて(全)』
[文春文庫,1986]からの孫引きだが)「こともあろうに、イタリアの大衆本を訳して自分の本として
出版するとは……」とあるし、モンタネッリの本は超面白いけど、その記述の真偽が気になる(^_^;)
コメント(6) 
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コメント 6

アニマルボイス

えっ、野上素一さんは、そんなパクリしてたんですか?
彼が訳した『神曲』を「煉獄篇」の途中で断念したのはずっと気になっていたんですが、訳文のせいということにして、スッキリします。(^^;
by アニマルボイス (2022-03-01 21:40) 

tai-yama

「ヴァチカン」を「ヴァカチン」と呼んでしまいそう(笑)。
ローマ教皇は両刀でもOKなのか・・・

by tai-yama (2022-03-01 23:12) 

ナベちはる

「ヴァチカン」が「ヴァカチン」に見えました…(^^;
by ナベちはる (2022-03-02 01:55) 

middrinn

谷沢永一・前掲書によると、野上素一が〝書き下ろし〟たという同書の第一章から
第九章までがモンタネッリの著作の第四章から第十五章までを実は翻訳したもので、
アニマルボイス様、〈せめて第十章「日本におけるダンテ学」だけでも自分で書いた
のかと調べてみれば、この部分は、野上を会長とする『イタリア学会誌』第十二号と
十三号に、剣持武彦が発表した「ダンテ『神曲』と日本人の邂逅」および「ダンテ
『神曲』と昭和の作家たち」を、黙って盗んだものなのだ。〉とありますよ(^_^;)
by middrinn (2022-03-02 07:10) 

middrinn

ヴァチカンまでツーリングされて、ローマ教皇に頼んで、
tai-yama様、瞼の上から撫でてもらうべきかと(^_^;)
by middrinn (2022-03-02 07:16) 

middrinn

ヴァチカンまで行かれれて、ローマ教皇にお願いして、
ナベちはる様、瞼の上から撫でてもらうとか(^_^;)
by middrinn (2022-03-02 07:23) 

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