210809読んだ本
読書の厄介なところは、メッシも狙ってるのかスロットが当たらぬことである〇 o 。.~~━u( ゚̄  ̄=)
実際イニエスタ獲得時にスロット当たってもらえるポイント減ったし(ノ ̄皿 ̄)ノミキタニメ!┫:・’.
【読んだ本】
玉上琢彌(訳注)『源氏物語 第二巻 末摘花~花散里』(角川文庫,1965)所蔵本
藤原克己『菅原道真 詩人の運命』(ウェッジ選書,2002)から先ず引く〇 o 。.~~━u( ゚̄  ̄=)プハァ
・・・/延喜二年春、つまり配所で迎えた二年目の春に詠まれた「雨夜」という詩を
読みますと、雨漏りのひどい弊屋に老病の身を託して、支給される米も不足がちな生活
に耐えなければならなかったことがうかがわれますが、その詩のなかで彼は、「・・・」
と歌っています。この春の雨は農夫らにとっては喜びだが、あばら家の遷客にははなはだ
迷惑で、いよいよ憤懣がつのる。その憤懣が胸と腸にわだかまって苦しいので、起きて
茶を一杯飲んでみたが、その重苦しいつかえは消えない。焼き石で胃の腑を温めてみたが、
それも効き目がない。そこで強いて盃半分だけ酒を飲んでみた…。酒の飲めない人だった
ことはすでに幾つかの詩を通して見てきたところですが、これはもう痛ましい限りと
言わなければなりません。/また、若い頃に琴を習うことを断念したことも、第二章で
見ました。そしてそれゆえに彼は、「はじめに」でもふれましたように、謫居での暮らし
が始まって間もない頃の詩「楽天の北窓三友の詩を読む」のなかで、次のように歌って
いたのでした。白楽天は、詩と琴と酒の三つを北窓(書斎の窓)の三友と呼んだが、
自分は琴も弾けないし、酒も飲めない。「詩友独り留まりて真に死友」。自分にとっては
ただ詩だけが、生涯の最後の時までの道連れである、と。まこと道真は、その死の直前まで
詩を手放しませんでした。/・・・
なお、坂本太郎『歴史随想 菅公と酒』(中公文庫,1982)所収の「菅公と酒」は既読_φ( ̄^ ̄ )メモメモ
さて、光源氏が大輔の命婦から故常陸の親王の姫君末摘花の噂を聞く場面の本書の訳を引く(@_@;)
・・・/なき常陸の親王が晩年にもうけて、たいそうかわいがって大事にお育て
なさった姫君が、父君に先立たれて、心細く暮らしておいでなるのを、何かの
ついでに申しあげたところ、(源氏)「気の毒な」と、お心が動いてお尋ねなさる。
(命婦)「ご性質やご容貌など、詳しいことは存じません。ひっそりお暮らしで、
誰にもお会いなさいませんし……。何かご用のあります時、夕方に、几帳ごしで
お話し申すのでございます。琴[きん]のおことだけを、ただもう睦まじい
お話し相手と思ってです」と申しあげると、(源氏)「三つの友だな。でも、
あとの一つの酒は女にはおかしなものだろう」と言われ、・・・
「三つの友」は〈「白氏文集」の「北窓の三友」による。・・・〉と脚注にあるが、「三つの友にて、
今一くさやうたてあらむ」、「詩と琴と酒」の「琴」について述べられた後で、「あとの一つの酒」
とするのは変で、詩はどこへ行ったんだ(@_@;) ①光源氏は引き算が出来ぬ設定? ②姫君にとって
詩作は当然の嗜みとされてる? ③「末摘花」巻のこの件には脱文がある? といったとこか(@_@;)
今泉忠義『源氏物語 全現代語訳(三)―末摘花 紅葉賀 花宴 葵―』(講談社学術文庫,1978)もモチ
『白氏文集』の「北窓の三友」を注で引いて、光源氏の発言を次のように訳すが、やはり変(@_@;)
源氏「あゝ、三つの友か、それもいいがしかし、あとの一つは女には興ざめだろうな」
実際イニエスタ獲得時にスロット当たってもらえるポイント減ったし(ノ ̄皿 ̄)ノミキタニメ!┫:・’.
【読んだ本】
玉上琢彌(訳注)『源氏物語 第二巻 末摘花~花散里』(角川文庫,1965)所蔵本
藤原克己『菅原道真 詩人の運命』(ウェッジ選書,2002)から先ず引く〇 o 。.~~━u( ゚̄  ̄=)プハァ
・・・/延喜二年春、つまり配所で迎えた二年目の春に詠まれた「雨夜」という詩を
読みますと、雨漏りのひどい弊屋に老病の身を託して、支給される米も不足がちな生活
に耐えなければならなかったことがうかがわれますが、その詩のなかで彼は、「・・・」
と歌っています。この春の雨は農夫らにとっては喜びだが、あばら家の遷客にははなはだ
迷惑で、いよいよ憤懣がつのる。その憤懣が胸と腸にわだかまって苦しいので、起きて
茶を一杯飲んでみたが、その重苦しいつかえは消えない。焼き石で胃の腑を温めてみたが、
それも効き目がない。そこで強いて盃半分だけ酒を飲んでみた…。酒の飲めない人だった
ことはすでに幾つかの詩を通して見てきたところですが、これはもう痛ましい限りと
言わなければなりません。/また、若い頃に琴を習うことを断念したことも、第二章で
見ました。そしてそれゆえに彼は、「はじめに」でもふれましたように、謫居での暮らし
が始まって間もない頃の詩「楽天の北窓三友の詩を読む」のなかで、次のように歌って
いたのでした。白楽天は、詩と琴と酒の三つを北窓(書斎の窓)の三友と呼んだが、
自分は琴も弾けないし、酒も飲めない。「詩友独り留まりて真に死友」。自分にとっては
ただ詩だけが、生涯の最後の時までの道連れである、と。まこと道真は、その死の直前まで
詩を手放しませんでした。/・・・
なお、坂本太郎『歴史随想 菅公と酒』(中公文庫,1982)所収の「菅公と酒」は既読_φ( ̄^ ̄ )メモメモ
さて、光源氏が大輔の命婦から故常陸の親王の姫君末摘花の噂を聞く場面の本書の訳を引く(@_@;)
・・・/なき常陸の親王が晩年にもうけて、たいそうかわいがって大事にお育て
なさった姫君が、父君に先立たれて、心細く暮らしておいでなるのを、何かの
ついでに申しあげたところ、(源氏)「気の毒な」と、お心が動いてお尋ねなさる。
(命婦)「ご性質やご容貌など、詳しいことは存じません。ひっそりお暮らしで、
誰にもお会いなさいませんし……。何かご用のあります時、夕方に、几帳ごしで
お話し申すのでございます。琴[きん]のおことだけを、ただもう睦まじい
お話し相手と思ってです」と申しあげると、(源氏)「三つの友だな。でも、
あとの一つの酒は女にはおかしなものだろう」と言われ、・・・
「三つの友」は〈「白氏文集」の「北窓の三友」による。・・・〉と脚注にあるが、「三つの友にて、
今一くさやうたてあらむ」、「詩と琴と酒」の「琴」について述べられた後で、「あとの一つの酒」
とするのは変で、詩はどこへ行ったんだ(@_@;) ①光源氏は引き算が出来ぬ設定? ②姫君にとって
詩作は当然の嗜みとされてる? ③「末摘花」巻のこの件には脱文がある? といったとこか(@_@;)
今泉忠義『源氏物語 全現代語訳(三)―末摘花 紅葉賀 花宴 葵―』(講談社学術文庫,1978)もモチ
『白氏文集』の「北窓の三友」を注で引いて、光源氏の発言を次のように訳すが、やはり変(@_@;)
源氏「あゝ、三つの友か、それもいいがしかし、あとの一つは女には興ざめだろうな」
漢詩を作るのは最初から、女性には関わりのない
ことなのでは?
by 爛漫亭 (2021-08-09 22:14)
三つの友の一つは父親だったり(笑)。
ボージャン・大迫・武藤の三つの友の加入でスロットがさらに
当たらなくなると言う。
by tai-yama (2021-08-09 22:27)
ナルホド!( ̄◇ ̄;) おっしゃる通りですねm(__)m ただ、そうなると、
爛漫亭様、「あとの一つ」ではなく〈あとの二つ〉ではないかと(^_^;)
酒も詩も女性が友とするのは「おかしなもの」「興ざめ」なので(^_^;)
『紫式部日記』を踏まえると、「あとの一つ」は詩を指してそう(^_^;)
でも、詩作は「最初から」眼中にないから「あとの一つ」は酒か(^_^;)
by middrinn (2021-08-10 06:28)
その三友は、メッシの年俸と比べたなら、
tai-yama様、微々たるものかと(^_^;)
by middrinn (2021-08-10 08:46)