「良いという評価で注文しましたが、ボールペンでのかなりのページ数に渡る文字上への線引きや注釈
書き込み。 ・・・届いた本は廃棄し、再度別途注文することとしました。」というショップレヴューが
あっても躊躇することなく注文するみどりんは勇者なのさオホホホ!!♪( ̄▽+ ̄*)ヾ( ̄o ̄;)ギャンブラー?

【買った本&読んだ本】

萩谷朴『清少納言全歌集 解釈と評論』(笠間叢書,1986)

Amazon出品者「赤尾照文堂」に「良い」3840円(3500円+送料等340円)を14日注文し19日届いた(^^)
コンディション説明文は「中古品-良い-1986/5初版 函経年の小ヤケ・本体は綺麗な状態です。」で、
問題ナシオン主権ウラー!(^o^)丿 お盆休みなのか発送は17日夕方も、ちゃんと「お届け予定日」の18日
~20日に届いた(^_^;) ビニールに包まれてプチプチ等で梱包せずにそのままクリックポスト(^_^;)
店頭販売用の値札の名残りか、栞として御利用下さいの意か、よく新品の本に挟まってる注文用短冊
を短くしたような形状で、「阿蘭陀人読書図」が印刷されたオシャレな紙が挟まってたよ(〃'∇'〃)
京都にある古書店なんだけど(6月に店舗移転した由)、どうも木版画本が専門みたいだな(〃'∇'〃)

書名が〈清少納言集全釈〉とはなってないし、「私家集全釈叢書」シリーズではないみたい(@_@;)
本書の「『清少納言全歌集』本文評釈篇」が、「(一)清少納言集(底本=流布本、補遺=異本)」、
「(二)枕草子による増補(三巻本)」、「(三)その他の副文献による増補(諸家集・勅撰集・
私撰集)」から構成されてるため、清少納言の〈全歌集〉としたんだろうけど、萩谷朴らしい(^_^;)
清水好子『王朝女流歌人抄』(新潮社,1992)の「清少納言」を読んだ際、そこで取り上げられている
彼女の歌を森本元子『私家集の女流たち─現し身の恋─ 古典選書10』(教育出版センター,1985)や
圷美奈子『コレクション日本歌人選007 清少納言』(笠間書院,2011)も参照しながら鑑賞したけど、
さほど興味・関心は無い(^_^;) 「研究篇」の「第一章 『清少納言集』の成立に就いて」、「第二章
清少納言の詠歌傾向」、「第三章 実方に片想いする清少納言」、「第四章 中宮出仕以前の清少納言
の勤め先を考える」という萩谷朴の各論稿を、やっぱり味読したいよね〇 o 。.~~━u( ゚̄  ̄=)プハァ

・清少納言は晩年に零落したという説話が刷り込まれているらしく、清水好子は和歌の解釈まで(゚ロ゚;)

 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2019-06-16

・清水好子『王朝女流歌人抄』の「清少納言」、基本的なところで、ちょっとガッカリだよ(´ヘ`;)

 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2019-07-20

・清少納言の異性関係に関して理解不能な記述連発の黒板伸夫『藤原行成』吉川弘文館人物叢書(゚ロ゚;)

 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2019-07-07

・「父元輔が、あまりにも多作即詠の歌人であり、かつ古歌に通暁するあまり、しばし古歌に酷似して
 剽窃にも等しい作品を発表していたことを、ひそかに気付いて恥じていた」と萩谷朴は推理(^_^;)

 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2020-05-07

・「王朝和歌で蝶が歌はれないのはどうしてだらうと思ひ悩む」丸谷才一は『枕草子』を未読か(゚ロ゚;)

 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2020-02-17