200805読んだ本
ついに扇風機を出して寝室に置き、寝床の位置も風の通り道にしたキタヨキタヨヽ(゚∀゚=゚∀゚)ノキチャッタヨ-!!!!!!
【読んだ本】
原勝郎『東山時代に於ける一縉紳の生活』(講談社学術文庫,1978)所蔵本
昨日の「古今伝授」で宗祇から三条西実隆へのも出て来たので、大昔に読んだ本書を披いた(⌒~⌒)
・・・/講談中は魚味を食することに差支[さしつかえ]はないけれど、
房事は二十四時を隔てなければならぬということなども、談義中の一ヵ条
であった。・・・
流石「古今伝授」は「日本文学史上の一秘事」だけある( ̄◇ ̄;) にしても、大昔に世評につられて
読んで、そこそこ面白く感じられた記憶だけはあるけど、レディネスがほんのちょっとだけ備わった
現在の方がメチャクチャ面白く読めるし、興味深い記述も散見される(〃'∇'〃) 例えば、
・・・/[宗祇による]源氏物語の講義の始まっておる間に、それよりも少し遅れて、
文明十七年六月の朔日から、同じく宗祇の伊勢物語の講釈が、実隆邸に開かれた。
・・・/伊勢物語は同じく古典であっても、源氏などとは異り、肩のあまり凝らぬ
物語であるから宗祇も腕に撚[よ]りをかけ、源氏の場合とは違った手加減で
話巧[たくみ]に縦横自在に講釈をなしたらしい。したがって源氏の講釈にない
面白味もあったらしく、実隆はその日記に、言談之趣尤[もっとも]神妙々々と
記しておる。・・・/宗祇の伊勢物語の講義は、よほど面白いものであったと見え、
その証拠には伏見宮家からも実隆を経て頻[しき]りに所望せられた。宗祇は少々
渋ったのであるけれども、実隆の切なる勧め辞しがたく、ついに宮家に参入して
講義をすることにしたのは、それは文明十九年閏十一月のことであった。而して
その翌すなわち長享二年の四月には江州の陣に在る[足利]義尚将軍からして、
同じく伊勢物語の講釈を宗祇に命ぜられ、宗祇はわざわざ江州の御陣まで出張して
八ヵ度の講釈をなし、その功を終え、数々の拝領物をし、面目を施して帰洛した
とのことである。/・・・
宗祇の『伊勢物語』注釈は、冷泉家の〈お笑い伊勢物語〉、業平・小町の好色歌合戦も継承している
そうだから(⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2020-02-24 )、面白いかと(^_^;)
百目鬼恭三郎『風の文庫談義』(文藝春秋,1991)が本書を取り上げ、原勝郎が「京大史上空前絶後の
カンシャク持ち」だったことを紹介している(^_^;)
・・・/カンシャク持ちのほうでは、原が怖くて京大の西洋史には学生が寄りつかず、
学生が零の年もめずらしくなかったとか、和辻哲郎が『日本古代文化』を著し、
高校時代の恩師である原に一本を献呈したところ、東京・本郷の喫茶店に
呼びつけられて、半時間[ママ]たてつづけにその内容をこきおろされた、
といった逸話を、鈴木成高が、筑摩叢書版『東山時代──』の「解説」で
紹介している。/・・・
百目鬼恭三郎は、「なお、講談社学術文庫版は、原文の漢字をかなり仮名に直したり、新仮名遣いに
したり、むずかしいと思われる漢字にルビをふるなどの改竄を行っている。これは著しく原文を損う
ものとして感心できない。わけてもルビは、・・・など、おそらくは無知に起因するらしいまちがい
が目につく。」として、その「まちがい」も例示列挙しているキタヨキタヨヽ(゚∀゚=゚∀゚)ノキチャッタヨ-!!!!!!
【読んだ本】
原勝郎『東山時代に於ける一縉紳の生活』(講談社学術文庫,1978)所蔵本
昨日の「古今伝授」で宗祇から三条西実隆へのも出て来たので、大昔に読んだ本書を披いた(⌒~⌒)
・・・/講談中は魚味を食することに差支[さしつかえ]はないけれど、
房事は二十四時を隔てなければならぬということなども、談義中の一ヵ条
であった。・・・
流石「古今伝授」は「日本文学史上の一秘事」だけある( ̄◇ ̄;) にしても、大昔に世評につられて
読んで、そこそこ面白く感じられた記憶だけはあるけど、レディネスがほんのちょっとだけ備わった
現在の方がメチャクチャ面白く読めるし、興味深い記述も散見される(〃'∇'〃) 例えば、
・・・/[宗祇による]源氏物語の講義の始まっておる間に、それよりも少し遅れて、
文明十七年六月の朔日から、同じく宗祇の伊勢物語の講釈が、実隆邸に開かれた。
・・・/伊勢物語は同じく古典であっても、源氏などとは異り、肩のあまり凝らぬ
物語であるから宗祇も腕に撚[よ]りをかけ、源氏の場合とは違った手加減で
話巧[たくみ]に縦横自在に講釈をなしたらしい。したがって源氏の講釈にない
面白味もあったらしく、実隆はその日記に、言談之趣尤[もっとも]神妙々々と
記しておる。・・・/宗祇の伊勢物語の講義は、よほど面白いものであったと見え、
その証拠には伏見宮家からも実隆を経て頻[しき]りに所望せられた。宗祇は少々
渋ったのであるけれども、実隆の切なる勧め辞しがたく、ついに宮家に参入して
講義をすることにしたのは、それは文明十九年閏十一月のことであった。而して
その翌すなわち長享二年の四月には江州の陣に在る[足利]義尚将軍からして、
同じく伊勢物語の講釈を宗祇に命ぜられ、宗祇はわざわざ江州の御陣まで出張して
八ヵ度の講釈をなし、その功を終え、数々の拝領物をし、面目を施して帰洛した
とのことである。/・・・
宗祇の『伊勢物語』注釈は、冷泉家の〈お笑い伊勢物語〉、業平・小町の好色歌合戦も継承している
そうだから(⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2020-02-24 )、面白いかと(^_^;)
百目鬼恭三郎『風の文庫談義』(文藝春秋,1991)が本書を取り上げ、原勝郎が「京大史上空前絶後の
カンシャク持ち」だったことを紹介している(^_^;)
・・・/カンシャク持ちのほうでは、原が怖くて京大の西洋史には学生が寄りつかず、
学生が零の年もめずらしくなかったとか、和辻哲郎が『日本古代文化』を著し、
高校時代の恩師である原に一本を献呈したところ、東京・本郷の喫茶店に
呼びつけられて、半時間[ママ]たてつづけにその内容をこきおろされた、
といった逸話を、鈴木成高が、筑摩叢書版『東山時代──』の「解説」で
紹介している。/・・・
百目鬼恭三郎は、「なお、講談社学術文庫版は、原文の漢字をかなり仮名に直したり、新仮名遣いに
したり、むずかしいと思われる漢字にルビをふるなどの改竄を行っている。これは著しく原文を損う
ものとして感心できない。わけてもルビは、・・・など、おそらくは無知に起因するらしいまちがい
が目につく。」として、その「まちがい」も例示列挙しているキタヨキタヨヽ(゚∀゚=゚∀゚)ノキチャッタヨ-!!!!!!
梅雨明け早々暑い日が続いてますもんねぇ(*_*)
我が家は大御所が気温&湿度が高いと不調になるアレルギー体質なので
梅雨時からエアコンのお世話になりっぱなしです(⌒-⌒; )
そろそろ、昼間もタイマー設定でエアコンをONにするので
電気代の請求書が怖いです(ー ー;)
by ニッキー (2020-08-05 21:07)
梅雨明けから平均気温が5度ぐらい上がるらしいですものねぇ(+_+)
圭太様はツラそう(;_;) この時期は電気代が怖いですよねぇ(^_^;)
by middrinn (2020-08-05 21:17)
古今伝授された三条西実隆さんが宮家に講義すれば良いのにと
宗祇は思ったりして(笑)。でも、伊勢物語だけで飯が食えるのは
凄い気がしたり。
by tai-yama (2020-08-05 23:29)
風の通り道に扇風機があれば、暑すぎなければ快適に過ごせそうですね。
by ナベちはる (2020-08-06 00:51)
middrinnさんおはようございます。
扇風機といえば、フランスのホテルに宿泊したとき、エアコン有りのはずが1日のみの運転で止められてしまい、次の日からはフィン(扇風機)なってしまいまったという笑えない話がありました。
by ネオ・アッキー (2020-08-06 05:04)
残念ながら、古今伝授は、
tai-yama様、古今和歌集
についてですから(^_^;)
by middrinn (2020-08-06 05:39)
ちゃんと、風の通り道に扇風機を、
ナベちはる様、置きました(^o^)丿
by middrinn (2020-08-06 05:41)
それは、災難でしたねぇ、
ネオ・アッキー様(+_+)
by middrinn (2020-08-06 05:42)
ウチも窓全開で扇風機で過ごしたいんですが
なんせ洗濯物が部屋干しなのでエアコンがフル稼動してます(^^;
by そら (2020-08-06 06:33)
それだと電気代がかかりそうですけど、
そら様にはお金を貯める奥様が(^o^)丿
by middrinn (2020-08-06 06:53)
例示列挙とは怖い~(>_<) 風は気まぐれ。通り道が時々変わります(>_<)
by yokomi (2020-08-07 00:23)
かつてバカチン著者たちを怖がらせた『風の書評』の百目鬼恭三郎ですから(^^)
by middrinn (2020-08-07 05:42)