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200616読んだ本&拾った本

もうタイサンボクの花が散っちゃってたよエッ(゚Д゚≡゚Д゚)マジ? 一輪落ちて泰山鳴動・・ヘ(__ヘ)☆\(^^;
でも、庭のホタルブクロが一輪だけ咲いた(〃'∇'〃) 松村謙三じゃないけど、一輪だけでも花は花(^^)

【読んだ本】

末次由紀『ちはやふる』(講談社BE LOVE,2019)43巻

読めば必ずハマるスポ根漫画を図書館で借りて、読了(^o^)丿 ネタバレ防止ゆえストーリーの核心は
書けぬ( ̄ヘ ̄)y-゚゚゚ 一番好きなのは若宮詩暢で(犬5匹猫5匹からベロンベロンに顔を舐められるも
しのぶちゃんねるのチャンネル登録者数1000人到達で収益化おめでとう\(^o^)/)、美人のお母様も
チラッと(^^) 二番目に好きな超美人の桜沢翠( ← みどりん!)先生は第一試合の解説で美しい(^^)
三番目に好きな花野菫は女子力高いが大盤係で汗かきまくって化粧が心配(^_^;) 綾瀬千早は綿谷新と
結ばれないなら須藤先輩とくっつけ(^o^)丿 その場合、綿谷新は若宮詩暢とデキちゃって良し(⌒~⌒)

普段なら譲るはずの若宮詩暢が審判に判断を委ねてしまったことに自己嫌悪に陥るシーン(91頁)、
背後から怨霊の如き崇徳院が迫ってくるような気配を感じた若宮詩暢がハッと振り返る画が描かれ、

    瀬を早み 違背[いは]に 割[せ]かるる

と書かれてるが、小生にはイミフ(´・_・`) 『百人一首』に入る崇徳院の「瀬をはやみ 岩にせかるる
滝川の われても末に 逢はむとぞ思ふ」の「岩[いは]」に自らの信条に〝違背〟した意を無理矢理
掛けたつもりかな(@_@;) 「割[せ]かるる」だが、「岩にせかるる」は岩に堰き止められる意ゆえ
「堰[せ]く」であり、割けるの意ならば「割[さ]く」だから「せかるる」とは読めない(@_@;)

また162頁に綾瀬千早が札を移動したことに対して、次のような若宮詩暢の心理描写(?)が(´・_・`)

    「藤原興風と紀貫之はいわば陰気キャラと陽気キャラ 絶対並べて置きません」

『百人一首』では、藤原興風の歌が第34首目、紀貫之の歌が第35首目で、そもそも並んでるし、また
それぞれの歌だけで陰気・陽気などとラベリングするのも強引((;゚Д゚)ヒィィィ! 家集は見てないけど、
藤原興風の次の歌なんか、お茶目で好きだな(〃'∇'〃) 小町谷照彦(訳注)『古今和歌集』(ちくま
学芸文庫,2010)の訳で引く〇 o 。.~~━u( ゚̄  ̄=)プハァ

      寛平御時后宮歌合の歌

    春霞 たなびく野辺の 若菜にも なりみてしがな 人も摘むやと

     春霞がたなびく野辺の若菜にもなってみたいものだ。そうすれば、
     人も摘んでくれるかと思うので。

『百人一首』の並び順から判るように、藤原興風の方が紀貫之より年上で歌人としても先輩(⌒~⌒)
二人は幾つかの歌合で同席しているし、また「・・・貫之は、自宅に曲水の宴を催し、躬恒・伊衡・
友則・興風・是則・千里等を招いて、詩人の曲水流觴に模して和歌を詠んだ・・・」とされ、ソレを
記す「・・・『紀師匠家曲水宴和歌』なるものが、幸いにして後世の偽書でないならば(勿論、偽書
であるとしても、新古今以前には成立した古書であるが)、仮にその期日を延喜四年三月三日として、
貫之が同じ『古今集』の撰者仲間を始め歌道の諸先輩を招いて、『続万葉集』編纂の労をねぎらって
の催しであったかと思われる。」と、萩谷朴『日本古典評釈・全注釈叢書 土佐日記全注釈』(角川
書店,1967)巻末「解説」にあるように、藤原興風と紀貫之はかなり親しかったと思われてる(⌒~⌒)

[追記200617]

作画ミス発見(+_+) 163頁の最初のコマは、並んでいる2枚の取札、「まつもむかしのともならなくに」
と「はなそむかしのかににほひける」の上にそれぞれの歌の作者である藤原興風と紀貫之が座ってる
ように描かれているけど、「はなそむかしのかににほひける」の上に松らしき枝を持った人物=興風、
「まつもむかしのともならなくに」の上に梅らしき枝を持った人物=貫之となってて、逆じゃん(-"-)

・33巻でヒョロが机くんを破って個人戦B級優勝を決めた127頁の最後のコマの作画ミスを指摘(@_@;)

 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.so-net.ne.jp/2017-05-14

・38巻で登場人物の心理描写に活用された中納言兼輔の歌の解釈に誤りヾ(`◇´)ノ彡☆コノ! バカチンガァ!!

 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.so-net.ne.jp/2018-10-06

・39巻で『和泉式部集』も披かずに式部の歌について熱く語る大江奏のバカ母オホホホ!!♪( ̄▽+ ̄*)

 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.so-net.ne.jp/2018-12-30

・40巻で「らむ」は原因理由が示されてる推量の助動詞ゆえ「か」は余計ヾ(`◇´)ノ彡☆コノ! バカチンガァ!!

 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.so-net.ne.jp/2019-01-30

・41巻で紀貫之の「香に匂ひける」は「咲きほこっています」じゃねーよヾ(`◇´)ノ彡☆コノ! バカチンガァ!!

 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.so-net.ne.jp/2019-08-30

・末次由紀『ちはやふる』42巻は伊勢大輔タンの秀歌が解ってないじゃんヾ(`◇´)ノ彡☆コノ! バカチンガァ!!

 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2019-09-08

【拾った本】

南條範夫『武道の系譜 日本剣士伝』(文春文庫,1991)

御自由にお持ち下さいという図書館のリサイクル資料のコーナーにあったヤッタネ!!(v゚ー゚)ハ(゚▽゚v)ィェーィ♪
タグ:漫画 和歌
コメント(12) 
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コメント 12

ニッキー

タイサンボクは散ってしまったけど、
今度はホタルブクロが目を楽しませてくれるって素敵な庭ですねぇ( ^ω^ )

by ニッキー (2020-06-16 21:40) 

tai-yama

一輪でも咲いていれば・・・五輪は来年咲かない可能性もあり・・・
紀貫之は陽キャと。「パリピ」で「ウェーイ」だったのかな?
by tai-yama (2020-06-16 23:11) 

ナベちはる

タイサンボクが散ってしまったのは残念ですが、ホタルブクロが咲いたのは嬉しいですね☆彡
by ナベちはる (2020-06-17 01:10) 

middrinn

いやいや、大した庭ではありませんよ(^_^;)
ニッキー様、他のブログ主には凄い庭が^_^;
by middrinn (2020-06-17 04:56) 

middrinn

( ^o^)ノ◇ 山田く~ん 特製紀貫之はパリピ座布団1枚 ♪
tai-yama様、五輪咲かなくても既に潤った企業や人々が^_^;
by middrinn (2020-06-17 04:59) 

middrinn

ホタルブクロは形状といい質感といい、
ナベちはる様、紙細工のようです(^^)
by middrinn (2020-06-17 05:01) 

そら

「ちはやふる」
すずちゃん出てるから観たいんですけどねぇ
今度の週末にでも観るかな(^^)
by そら (2020-06-17 06:55) 

middrinn

ワタシより好きなの?ヾ(`◇´)ノ
・・・とカワセミさんが(⌒~⌒)
by middrinn (2020-06-17 07:19) 

uchin

こんにちは
百人一首の並び方に年功序列があるのですね。
ちはやぶると確か神にかかる枕詞で映画にも出てきましたね。
by uchin (2020-06-17 10:21) 

middrinn

『百人一首』は古い時代から、そして
年長の作者から、並んでます(^o^)丿
by middrinn (2020-06-17 13:58) 

enokorogusa

「春霞 たなびく野辺の~」この歌、何か可愛らしいですね(^^)
作画ミスって、担当編集者も気付かないものなんですね。
連載時はまだしも、単行本化するときには・・・と、素人考えですが。
by enokorogusa (2020-06-18 19:02) 

middrinn

誹諧歌に『古今和歌集』撰者も入れてますからね(^o^)丿
その程度の担当編集者だし、読者も気付かないのか、仮に
気付いても指摘しないのか(^_^;) ちなみに、44巻なんか
すぐ次のコマで取札の並びが変わっちゃってました(^_^;)
by middrinn (2020-06-18 19:38) 

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