190403読んだ本
4月に入り、いきなりデザインが変ったサイトがあって、偽サイトに誘導されたかと戸惑っちゃう(゚ロ゚;)
しばしベランダで日向ぼっこ(⌒~⌒) 風はあるけど強くはなく陽光ポカポカは、春風駘蕩? んにゃ、
ここは「気淑く風和ぎ」と言うべきかな(〃'∇'〃)テヘペロ でも、日が当たらないと、やっぱ寒い(^_^;)
【読んだ本】
戸板康二『新々ちょっといい話』(文春文庫,1987)所蔵本
武者小路実篤のエピソードが並んでて、春風駘蕩とはこんな人かと、その内の幾つかをメモ(〃'∇'〃)
「白樺」には、この武者小路実篤、志賀直哉という、対照的な作家がいて、親友だった。/
志賀は神経質で、木の枝の先にたまった露まで気になるという性格であった。/
それに反して、武者小路のほうは、天衣無縫の無頓着である。/志賀が書いている。
「武者(と呼んでいる)は、私をいつも、反省させる」
明快で、単純な表現で書かれた武者小路の作品は、小説も戯曲も読みやすい。/
劇の場合は、ナイーブなので、出ている人がみんな善人に見える。その「息子の結婚」を
劇団民藝が上演したが、米倉斉加年[まさかね]が父親の役で出ていて、こういった。
「はじめ、どこがおもしろいのかと思っていたんですが、稽古にはいったら、何だか、
ポカポカと暖かになったようで、たのしくて仕方がありません」/戦争中に「三笑」を
書きおろしたが、滝沢修の主演した芝居を見て感激した安藤鶴夫は劇評に、こう書いた。/
「よい人間になりたくて仕方なかった」
三宅周太郎が、何をしても許される人が三人いた、といった。/
「トルストイ、十五代目羽左衛門、そして武者小路実篤」
昭和二十一年ごろ、その家の近くの公園の中で、武者小路は、アメリカ兵に襲われて、
金をとられた。新聞記者がコメントを求めたら、/「あんまり愉快ではないが、しかし、
向こうにも、事情があるのだろう」
串田孫一氏が、銀座の植物について調べようと思い、京橋のたもとで、
アカザにウドンゲがついているのを発見したので、虫めがねで見ていた。/
すると、大男が近寄って、笑顔で尋ねた。/「何をしているの? おもしろい?」/
武者小路実篤であった。
子供の頃、誰のか知らんが本棚に一冊だけあったのに、読んでみようと思った時に無いんだから(´・_・`)
『新々ちょっといい話』から現時点で小生が選んだ「名言」と〈ちょっといい話〉は以下の二つ(⌒~⌒)
富崎春昇が、門弟富山清琴におびただしい数の曲を教えたが、いつもこういった。・・・
⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.so-net.ne.jp/2019-02-12
鷗外は腎臓病が死因になったのだが、病気が進んでいるのに、検尿をいやがって・・・
⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.so-net.ne.jp/2019-03-23
以下に『最後のちょっといい話 人物柱ごよみ』(文春文庫,1994)から選んだ〈ちょっといい話〉(^^)
水木洋子がNHKのテレビドラマ脚本賞を受けた時、好きな時計をえらべといわれ、・・・
⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.so-net.ne.jp/2018-10-13
・・・新派の大矢市次郎は、大正三年から六年まで陸軍の輜重隊に入隊していた。/・・・
⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.so-net.ne.jp/2018-10-24
東千代之介は、長唄の演奏家の子なので、三味線は達者である。ある時、三味線を持って・・・
⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.so-net.ne.jp/2018-11-25
西條八十の「かなりや」が碑になって上野の不忍池のほとりにある。これは大正十二年・・・
⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.so-net.ne.jp/2018-12-26
江戸家猫八は、むかし松竹映画のスターだった細川俊夫から競歩を教わって、毎日かなり・・・
⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.so-net.ne.jp/2019-01-02
倉本聰の北海道富良野でのシナリオ塾の若者が、廃坑になって人のもういない町にゆき、・・・
⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.so-net.ne.jp/2019-01-12
しばしベランダで日向ぼっこ(⌒~⌒) 風はあるけど強くはなく陽光ポカポカは、春風駘蕩? んにゃ、
ここは「気淑く風和ぎ」と言うべきかな(〃'∇'〃)テヘペロ でも、日が当たらないと、やっぱ寒い(^_^;)
【読んだ本】
戸板康二『新々ちょっといい話』(文春文庫,1987)所蔵本
武者小路実篤のエピソードが並んでて、春風駘蕩とはこんな人かと、その内の幾つかをメモ(〃'∇'〃)
「白樺」には、この武者小路実篤、志賀直哉という、対照的な作家がいて、親友だった。/
志賀は神経質で、木の枝の先にたまった露まで気になるという性格であった。/
それに反して、武者小路のほうは、天衣無縫の無頓着である。/志賀が書いている。
「武者(と呼んでいる)は、私をいつも、反省させる」
明快で、単純な表現で書かれた武者小路の作品は、小説も戯曲も読みやすい。/
劇の場合は、ナイーブなので、出ている人がみんな善人に見える。その「息子の結婚」を
劇団民藝が上演したが、米倉斉加年[まさかね]が父親の役で出ていて、こういった。
「はじめ、どこがおもしろいのかと思っていたんですが、稽古にはいったら、何だか、
ポカポカと暖かになったようで、たのしくて仕方がありません」/戦争中に「三笑」を
書きおろしたが、滝沢修の主演した芝居を見て感激した安藤鶴夫は劇評に、こう書いた。/
「よい人間になりたくて仕方なかった」
三宅周太郎が、何をしても許される人が三人いた、といった。/
「トルストイ、十五代目羽左衛門、そして武者小路実篤」
昭和二十一年ごろ、その家の近くの公園の中で、武者小路は、アメリカ兵に襲われて、
金をとられた。新聞記者がコメントを求めたら、/「あんまり愉快ではないが、しかし、
向こうにも、事情があるのだろう」
串田孫一氏が、銀座の植物について調べようと思い、京橋のたもとで、
アカザにウドンゲがついているのを発見したので、虫めがねで見ていた。/
すると、大男が近寄って、笑顔で尋ねた。/「何をしているの? おもしろい?」/
武者小路実篤であった。
子供の頃、誰のか知らんが本棚に一冊だけあったのに、読んでみようと思った時に無いんだから(´・_・`)
『新々ちょっといい話』から現時点で小生が選んだ「名言」と〈ちょっといい話〉は以下の二つ(⌒~⌒)
富崎春昇が、門弟富山清琴におびただしい数の曲を教えたが、いつもこういった。・・・
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鷗外は腎臓病が死因になったのだが、病気が進んでいるのに、検尿をいやがって・・・
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以下に『最後のちょっといい話 人物柱ごよみ』(文春文庫,1994)から選んだ〈ちょっといい話〉(^^)
水木洋子がNHKのテレビドラマ脚本賞を受けた時、好きな時計をえらべといわれ、・・・
⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.so-net.ne.jp/2018-10-13
・・・新派の大矢市次郎は、大正三年から六年まで陸軍の輜重隊に入隊していた。/・・・
⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.so-net.ne.jp/2018-10-24
東千代之介は、長唄の演奏家の子なので、三味線は達者である。ある時、三味線を持って・・・
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西條八十の「かなりや」が碑になって上野の不忍池のほとりにある。これは大正十二年・・・
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江戸家猫八は、むかし松竹映画のスターだった細川俊夫から競歩を教わって、毎日かなり・・・
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倉本聰の北海道富良野でのシナリオ塾の若者が、廃坑になって人のもういない町にゆき、・・・
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こんばんは。
武者小路さんの作品は『友情』くらいかな。それも読んだのかあらすじを読んだだけなのか記憶が朧です。
はっきり読んだと言えるのは色紙だけ (^^;
by センニン (2019-04-03 20:19)
持ってたのは、『友情』だった気もするのですが、
シンプルな表紙で漢字二文字だったような(@_@;)
by middrinn (2019-04-03 20:48)
今日の昼間は晴れてたけど風が強くて
冷たかったですねぇ(*_*)
武者小路実篤さん、なかなか豪快な方ですね( ^ω^ )
トルストイと並んで「何をしても許される人」って評されるのはスゴいなぁ(°_°)
by ニッキー (2019-04-03 22:20)
何をしても許される人なら、安倍・・・・これ以上は危険なので
自粛(笑)。
by tai-yama (2019-04-03 23:18)
風がある・ないだけで体感温度はかなり変わりますよね…((+_+))
by ナベちはる (2019-04-04 01:07)
昨日の朝は、真冬の寒さに凍えました^^;
4月に入りって事は、年度が新しくなったからサイトも一新って事なんでしょうかね。
でも、急に変わっちゃうとびっくりしますよね^^;
新元号については、テレビの解説なんかよりmiddrinnさんの方が詳しく教えてくれるなって過去記事も読ませて頂きました^^
by ☆ミルキーウェイ☆ (2019-04-04 01:17)
拙宅の方は風が和やかだったので助かりました(^_^;)
武者小路実篤、天衣無縫だから許されちゃうかと^_^;
ニッキー様のイメージと同じで、怒らない人かも(^^)
by middrinn (2019-04-04 07:29)
あぁ~あ(ノ_-;)トホホ… 安倍総理の気持ちを忖度して
tai-yama様のブログ、So-netが閉鎖かも(-ω-、)
by middrinn (2019-04-04 07:32)
ですよねぇ(^_^;) 陽光の影響も大ですが、たしかに、
ナベちはる様のおっしゃる通り、風もポイント(^_^;)
by middrinn (2019-04-04 07:37)
どこかでサイト・リニューアルを予告してたかもしれませんが、
気付きませんでした^_^; 当該記事作成中にはツイッター上で
張衡『帰田賦』のことも明らかになっていたので汗顔です^_^;
新日本古典文学大系の万葉集を持ってなかったのが敗因(^_^;)
☆ミルキーウェイ☆様、目の痛みが治り、糖尿病の検査も不要に
なった由、御同慶の至り(^^) ひめちゃんの御写真のラストが、
メチャ可愛いですよね(^^) 旦那様が洩らさないように(^o^)丿
by middrinn (2019-04-04 07:45)
middrinnさんこんばんは。
白樺派の人々は、概して幼い頃はお金に困らない生活をしていたとは羨ましい限りです。
お育ちがよろしかったようですね。
by ネオ・アッキー (2019-04-04 19:24)
おっしゃる通りなんでしょうねぇ(^_^;) そーゆー育ちの良さが天衣無縫として
現れたのではないかと(^^) もう遅いし無理な話ですが、見倣いたいです(^_^;)
by middrinn (2019-04-04 19:42)