181018読んだ本&昨日買った本
デイリー版「また、つまらぬ物を読んでしまったorz」として今注目の作家にバカチン炸裂ヾ(`◇´)ノ
473円は高いなぁ~と思いつつ昨日ブックオフのレジに持って行ったら、お会計は510円( ̄◇ ̄;)エッ!?
後で値札を確認してみたら、「473円」と大書された下に、メチャ小さく「(税込)510円」とあって、
老眼の所為か全く見えず(-ω-、) 高齢化社会なのに、この表示法に誰も何も言わないのかな(´ヘ`;)
【昨日買った本&読んだ本】
杉本苑子『伯爵夫人の肖像』(徳間文庫,2018)
1988年発行の朝日文庫版を既に所蔵してるのに購入した理由は、苑子タンの文庫本、他社の文庫から
改めて出たものを子細に見てみると、作品にビミョーに手を入れているから(^_^;) ただ、改作という
ほどではなく、また亡くなったから本書は同一の可能性が高いけど^_^; 我が蔵書の苑子タンの文庫本
も本書で120冊目だけど、コンプリートまで残り8冊(^^) こうやって新しく出るのは迷惑だなぁ(^_^;)
本書の「解説」を担当する澤田瞳子[とうこ]は、wikiによると1977年生の「歴史学者、小説家」で、
文学賞を幾つも受賞し、『若冲』や『火定』は直木賞候補に(゚o゚;) 中学生の頃に苑子タンの短篇集
『胸に棲む鬼』の文庫本に出会い、衝撃を受けたとして、本書の「解説」で次のように記してる(@_@)
ひと言で言えばその衝撃とは、「歴史小説って、こんなに面白いのか!」という驚嘆に
尽きる。告白すると、それまでの私は歴史小説にまったくと言っていいほど、興味が
なかった。それが初めて読んだ『胸に棲む鬼』をきっかけに、あっという間に歴史小説に
のめり込み、以来、杉本作品は歴史小説分野における私の道しるべとなった。/なにせ、
吉川英治の唯一の弟子である杉本苑子は、古代から近代まで幅広い時代を自家薬籠中の物
とした稀有な作家。・・・などなど、その筆が描き出す物語は驚くほど多彩である。
このため私はまずその当時、刊行されていた杉本作品のコンプリートを目指し、それらの
作品を通じて、他の作家の手になる歴史小説へと関心を広げていった。
はぁ!?「吉川英治の唯一の弟子である杉本苑子」だとぉヾ(`◇´)ノ彡☆コノ! バカチンガァ!! 苑子タンの
エッセイ集『片方の耳飾り』(中公文庫,1984)に収録されている「変身以前」を読んでないのか(-"-)
どうも私のことを、吉川先生の、/「ただ一人の愛弟子」/と思っておられる方が
多いようである。/・・・/でも、ざんねんながら私の場合は、「ただ一人の」
しかも「愛弟子」などではない。先生には、ずいぶん叱られた。/「なんでまあ、
こんな書き方をするんだろうねえ」/習作原稿の拙劣さに癇癪を起こされ、/
「年寄りに、あまり腹を立てさせるなよキミ、身体にさわるからな」/と、
きめつけられるような「不肖の弟子」だったのだ。/「ただ一人」でもない。
たしかに吉川先生の晩年に師事したのは、私一人だけだが、もっとお若いころには
幾人か、門下生をお持ちになったことがあったのだ。/「もっとも、みんな男性だった。
中には家族をかかえている人もいたからね、生活に追われてつい、僕がまだ、
許しもしないうちにこっそり原稿を売るような羽目にもなった。それがキミ、
たったコーヒー一杯ぐらいの稿料でだよ。別に僕は、文句を言ったわけではないが、
そんなことで来にくくなったりしてね、いつのまにかみな、音沙汰なくなってしまった。
キミは僕がよしと許可するまで、どこにも原稿を売らずにいられますか?」/これが
入門第一日目のご挨拶に、当時、疎開しておられた青梅の吉野村のお宅へうかがった日、
先生が口にされたお言葉であった。/つまり「ただ一人」ではなく「女性では、ただ一人の、
先生ご晩年の門下生」とでも、訂正しなければなるまい。・・・
このように苑子タン本人が「吉川英治の唯一の弟子」というのは間違いだと書いてたことは、ネットで
検索すれば、「直木賞のすべて 余聞と余分」の川口則弘も上記エッセイを引いて、指摘してるぞ(-"-)
澤田瞳子は「杉本作品のコンプリートを目指し」云々と書いているけど、ホントなのかしらね(¬。¬ )
いい加減な「歴史学者、小説家」の所為で、4時間しか寝てないけど、午前午後と歩き廻ったよ(-ω-、)
473円は高いなぁ~と思いつつ昨日ブックオフのレジに持って行ったら、お会計は510円( ̄◇ ̄;)エッ!?
後で値札を確認してみたら、「473円」と大書された下に、メチャ小さく「(税込)510円」とあって、
老眼の所為か全く見えず(-ω-、) 高齢化社会なのに、この表示法に誰も何も言わないのかな(´ヘ`;)
【昨日買った本&読んだ本】
杉本苑子『伯爵夫人の肖像』(徳間文庫,2018)
1988年発行の朝日文庫版を既に所蔵してるのに購入した理由は、苑子タンの文庫本、他社の文庫から
改めて出たものを子細に見てみると、作品にビミョーに手を入れているから(^_^;) ただ、改作という
ほどではなく、また亡くなったから本書は同一の可能性が高いけど^_^; 我が蔵書の苑子タンの文庫本
も本書で120冊目だけど、コンプリートまで残り8冊(^^) こうやって新しく出るのは迷惑だなぁ(^_^;)
本書の「解説」を担当する澤田瞳子[とうこ]は、wikiによると1977年生の「歴史学者、小説家」で、
文学賞を幾つも受賞し、『若冲』や『火定』は直木賞候補に(゚o゚;) 中学生の頃に苑子タンの短篇集
『胸に棲む鬼』の文庫本に出会い、衝撃を受けたとして、本書の「解説」で次のように記してる(@_@)
ひと言で言えばその衝撃とは、「歴史小説って、こんなに面白いのか!」という驚嘆に
尽きる。告白すると、それまでの私は歴史小説にまったくと言っていいほど、興味が
なかった。それが初めて読んだ『胸に棲む鬼』をきっかけに、あっという間に歴史小説に
のめり込み、以来、杉本作品は歴史小説分野における私の道しるべとなった。/なにせ、
吉川英治の唯一の弟子である杉本苑子は、古代から近代まで幅広い時代を自家薬籠中の物
とした稀有な作家。・・・などなど、その筆が描き出す物語は驚くほど多彩である。
このため私はまずその当時、刊行されていた杉本作品のコンプリートを目指し、それらの
作品を通じて、他の作家の手になる歴史小説へと関心を広げていった。
はぁ!?「吉川英治の唯一の弟子である杉本苑子」だとぉヾ(`◇´)ノ彡☆コノ! バカチンガァ!! 苑子タンの
エッセイ集『片方の耳飾り』(中公文庫,1984)に収録されている「変身以前」を読んでないのか(-"-)
どうも私のことを、吉川先生の、/「ただ一人の愛弟子」/と思っておられる方が
多いようである。/・・・/でも、ざんねんながら私の場合は、「ただ一人の」
しかも「愛弟子」などではない。先生には、ずいぶん叱られた。/「なんでまあ、
こんな書き方をするんだろうねえ」/習作原稿の拙劣さに癇癪を起こされ、/
「年寄りに、あまり腹を立てさせるなよキミ、身体にさわるからな」/と、
きめつけられるような「不肖の弟子」だったのだ。/「ただ一人」でもない。
たしかに吉川先生の晩年に師事したのは、私一人だけだが、もっとお若いころには
幾人か、門下生をお持ちになったことがあったのだ。/「もっとも、みんな男性だった。
中には家族をかかえている人もいたからね、生活に追われてつい、僕がまだ、
許しもしないうちにこっそり原稿を売るような羽目にもなった。それがキミ、
たったコーヒー一杯ぐらいの稿料でだよ。別に僕は、文句を言ったわけではないが、
そんなことで来にくくなったりしてね、いつのまにかみな、音沙汰なくなってしまった。
キミは僕がよしと許可するまで、どこにも原稿を売らずにいられますか?」/これが
入門第一日目のご挨拶に、当時、疎開しておられた青梅の吉野村のお宅へうかがった日、
先生が口にされたお言葉であった。/つまり「ただ一人」ではなく「女性では、ただ一人の、
先生ご晩年の門下生」とでも、訂正しなければなるまい。・・・
このように苑子タン本人が「吉川英治の唯一の弟子」というのは間違いだと書いてたことは、ネットで
検索すれば、「直木賞のすべて 余聞と余分」の川口則弘も上記エッセイを引いて、指摘してるぞ(-"-)
澤田瞳子は「杉本作品のコンプリートを目指し」云々と書いているけど、ホントなのかしらね(¬。¬ )
いい加減な「歴史学者、小説家」の所為で、4時間しか寝てないけど、午前午後と歩き廻ったよ(-ω-、)
タグ:随筆
こんばんは。
自家薬籠中の物
とした
稀有な作家
ですか。
一冊も読んだことはないのですが、Wikipedia を見ると随分書かれているのですね。時代ものが多いような。
大河ドラマの原作も。
いつか読むこともあるかもしれません。
by センニン (2018-10-18 20:16)
「時代もの」が何を意味されておられるのか解りませんけど、澤田瞳子
と同様なことを、神谷次郎が書いてて、磯貝勝太郎が反駁(?)(^_^;)
⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.so-net.ne.jp/2016-09-04
by middrinn (2018-10-18 20:31)
あー、あるあるですねぇ。
税込み価格を表示しなくちゃいけないけど、大きさまでは規定ないですからねぇ。
by ChatBleu (2018-10-18 20:54)
そうなんですけど、サギも吃驚して飛び立つほど
犯罪的なまでに小さな表示なんですよぉヾ(`◇´)ノ
by middrinn (2018-10-18 20:59)
なんとなく損した気になっちゃうので
税抜き表示を小さく税込表示デッカくして欲しいですよねぇ(*_*)
by ニッキー (2018-10-18 22:04)
少しでも安く見せて買わせようなんてさもしいですよヾ(`◇´)ノ
by middrinn (2018-10-18 22:13)
吉川英治先生の最後のお弟子さんが未完の新・水滸伝の続きを
書いてくれたらよかったのにと思ったり。
漫画はアシさんが続きを書くとかあるけど・・・
by tai-yama (2018-10-18 23:39)
支払う金額は「税込価格」の方なので、税抜きの表示よりも「税込」の方を大きく表示してほしいですよね…
by ナベちはる (2018-10-19 00:12)
税抜より、税込を大きく表示してほしいわ。
by nikki (2018-10-19 00:23)
「あとがき」や「解説」から読むタイプ?
私は「あとがき」とっておく方かなぁ~?
by hanamura (2018-10-19 06:10)
それは面白い発想ですねぇ(〃'∇'〃) でも、
tai-yama様、苑子タンの『悲華 水滸伝』
(中公文庫,2001)全五巻は、ラストまで
書かれてて泣かされますよ(´;ω;`)ウッ…
by middrinn (2018-10-19 06:41)
ですよねぇヾ(`◇´)ノ このブックオフの新しい表示法の値札を
ナベちはる様にも是非とも見て来てもらいたいですぅヾ(`◇´)ノ
by middrinn (2018-10-19 06:43)
ですよねぇヾ(`◇´)ノ 税込の表示がびっくりするほど小さいから、
nikki様もブックオフを訪れて御覧になって下さいよぉヾ(`◇´)ノ
by middrinn (2018-10-19 06:45)
勿論ネタバレしてる部分はスルーして読んでますけどね(^_^;)
hanamura様、数日前の夕刊に「静岡の野望」なる記事が(^^)
by middrinn (2018-10-19 06:47)
よくありますね、こういうの!
私も老眼なので税込価格でお願いしたい・・・(^^;
by そら (2018-10-19 06:56)
西友とかもそうだったような(´ヘ`;)
でも、ブックオフのは、尋常じゃない
小さな表示なんですよぉヾ(`◇´)ノ
by middrinn (2018-10-19 06:59)
だから人生ややこしい^^
やはり完璧を期すのはなかなかですなぁ~
やはり「ちゃらんぽらん人生」がわたくしには向いている。
by mimimomo (2018-10-19 07:19)
本郷和人が日経紙上で批判した、後鳥羽天皇は討幕目的ではなかったとトンチンカンな
こと書いてる若手研究者と同じ大学の学科&大学院の研究科を澤田瞳子は出てます^_^;
by middrinn (2018-10-19 07:29)
ブックオフの価格表示は
確実にクレームとして利用者から言われてそうですね。
何で税込表示を小さくしているか想像つきますが
こういう表示を通常にしている
会社の姿勢を疑ってしまいますね。
コメントありがとう御座いました<(_ _*)>
娘はまだ熱下がってないですね・・・
不二家レストランのホットケーキは
ペコちゃんの刻印は
なかったですね(^^ゞ
他のスイーツ(ペコちゃんのほっぺとか)に
ペコちゃんの刻印はありますね♪
by たじまーる (2018-10-19 07:32)
ここまで税込が小さく表示されているのはマジで見たことないので、
管見ではネットで話題にもなってないのがチト不思議なくらい^_^;
お嬢様が早く良くなりますように(;_;) 昔は刻印あった気が(^_^;)
by middrinn (2018-10-19 07:48)
100円コーナーで読みたい本、見つけて「やったーっ」って
レジ前で裏をよく見ると300円てなことはありました。
ぐぬぬ・・・
by ワンモア (2018-10-19 08:48)
そんなに小さい表示なのですか!
ちょっと見に行ってみたくなりました。
でもウチの近所にはブックオフが見当たりません(T . T)
by komako (2018-10-19 08:50)
手に取った客が元の場所に戻さなかったのかな(@_@;)
ワンモア様はそのままお買いになったのかしら(^_^;)
by middrinn (2018-10-19 08:59)
マジで一見どころか必見の価値ありますよぉヾ(`◇´)ノ
komako様、膝のリハビリがてら、一っ走りですよ(^^)
by middrinn (2018-10-19 09:01)
税込みのみ表示にすれば全面解決!
でもフシダラな自民公明じゃできんわなぁ。
ブックオフ、老い先が短そうですな。
by Rifle (2018-10-19 09:02)
ですよねぇ(^_^;) 小生も、この新しい表示法、
ブックオフ、ヤバいんじゃない!?と(´ヘ`;)
by middrinn (2018-10-19 09:31)
文庫本の解説の稿料は、手間がかかる割に激安だそうだから、書き手を探すのも大変みたいですね。本当はお母ちゃんの澤田ふじ子に頼んだのだけど断られ、娘にお鉢が回ってきた…でも時間がなくて、ちょっと手を抜いたのでは…と想像しております。(小生の空想です)
by えくりぷす (2018-10-19 10:38)
澤田ふじ子は、安西篤子ほか(細谷正充編)『時代小説傑作選 姫君たちの戦国』
(PHP文芸文庫,2011)収録の「千姫絵図」を読んだだけですが、結構良かった
(と拙ブログにあります)ですね(^^) 「出会い」とか「コンプリート」とか
苑子タンの愛読者を装って本作品の「解説」が適任かの如く書いてますが^_^;
by middrinn (2018-10-19 12:56)