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170929読んだ本

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【読んだ本】

海音寺潮五郎(訳)『詩経』(中公文庫,1990)所蔵本

前に「朝日歌壇で郷隼人の歌を選んでいるのは、たいてい馬場あき子なんだが、誰も不審に思わない
のかな^_^;」と指摘したけどさ、今月25日のも馬場あき子だけが郷隼人の「コオロギがたった一匹で
夜を通し泣きて囚徒ら寝不足になり」を撰んでた(@_@) その「評」に「第二首、コオロギの鳴き声を
賞でるのは日本独特だったのだ。」とあり、気になる(..) 『詩経』の「豳風」の「七月」の「七月
在野 八月在宇 九月在戸 十月蟋蟀 入我牀下」という一節を、海音寺潮五郎は「七月、こおろぎ
野に鳴き/八月、軒下で/九月、戸の前で/十月には牀下で鳴く」と訳している(^^) 海音寺潮五郎
らしい訳だけど、最後は〝我が牀下にまで入って来て鳴いているよ〟とした方が原文に忠実かと^_^;
さて、この『詩経』の一節を、古代中国では「コオロギの鳴き声を賞で」ていたわけじゃない、と
馬場あき子は解するのかしら^_^; ちなみに、百人一首にも入ってる新古今集の摂政太政大臣(藤原
良経)の歌番号518「きりぎりす鳴くや霜夜のさむしろに衣かたしきひとりかも寝む」は『詩経』の
前記一節を踏まえたものと昔から指摘(細川幽斎など)されていたことは、久保田淳(校注)『新潮
日本古典集成 新古今和歌集』上(新潮社,1979)、久保田淳『新古今和歌集全注釈 二』(角川学芸
出版,2011)、島津忠夫(訳注)『新版 百人一首』(角川ソフィア文庫,1999)新版十六版、有吉保
(全訳注)『百人一首』(講談社学術文庫,1983)、井上宗雄『百人一首~王朝和歌から中世和歌へ
古典ルネッサンス』(笠間書院,2004)に(^^) 気になり「寝不足にな」ったから指摘しておく^_^;

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