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161214読んだ本

欲しい本を購入可能なポイント数やっと貯まるも期間限定ポイント付与までじっと我慢の子であった(..)

【読んだ本】

杉本苑子『対談 にっぽん女性史』(中公文庫,2008改版)所蔵本

作家・円地文子との対談「西鶴 好色五人女」を読む(^^) お夏清十郎、樽屋おせん、おさん茂右衛門、
八百屋お七と吉三郎(吉三)、源五兵衛とおまん、以上の姫路、大坂、京都、江戸、鹿児島を舞台にした
5組のカップルの話のあらすじも紹介(^^) 「円地 元禄というあの時代自身が、『源氏』以来の色好みが
さかんだった。・・・。/杉本 『源氏』以来の伝統をふまえた一種の美意識として、庶民の間に好色
という言葉は認識されていたのではないかという感じがしますね。/円地 だから、後期の徳川文学に
なると、春本のようなものは別として、好色という題を表につけているものはないんじゃないですか。
たとえば梅暦にしても『春色梅暦』、つまり好色という題はつけていないですね。徳川の後期になると、
もう好色はいけないことになっていたんでしょう。」__φ( ̄^ ̄ )メモメモ 「杉本 『五人女』を一人一人
みてゆくと、西鶴の中に潜んでいる芯の冷たさ、よくいえば客観性と言うのでしょうか、もうすこし情に
溺らせていいのに溺れない面がありますね。/円地 それが、つまり近代になってから、わりに西鶴を
近代文学に近いといって喜んだ理由だと思うのですが、なんか反骨みたいなところがあるでしょう。」
__φ( ̄^ ̄ )メモメモ 「円地 西鶴が『五人女』で拾いあげているのなんか、遊女と客という関係でなく、
わりに普通の家の娘とか、人妻とか、そういう人たちの中で起こることを描きますね。ちょっと面白いと
思いますね。そこに好色という題がつくのかも知れないけれど、その時代とすればやっぱり普通のワクを
こえた奔放さがあるのかも知れないわね。/杉本 遊女なら好色は当然ですが、人妻や娘であるところに
かえってむしろ、好色の二字が生きてくるのですね。」__φ( ̄^ ̄ )メモメモ そして、円地曰く「人目を
盗んでほかの男と関係する女は、その後の時代ではもう毒婦として扱われていますよ。」(゚ロ゚;)ソウナンダ

桂芳男『幻の総合商社 鈴木商店~創造的経営者の栄光と挫折』(現代教養文庫,1989)所蔵本

城山三郎『鼠~鈴木商店焼打ち事件』(文春文庫,1975)所蔵本

朝スズメやメジロが多数来庭し普段よりピーチク(@_@) サルスベリをキツツキがコツコツ突いてた(゚ロ゚;)
タグ:対談 歴史
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