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160930読んだ本&買った本

〈ワレワレハX星人ダ〉という台詞を聴きたくて動画検索してみたら「怪獣大戦争」は超面白そう^_^;

【読んだ本】

森銑三&柴田宵曲『書物』(岩波文庫,1997)所蔵本

寝床で数項目ずつ楽しみながら読んでいるので、まだ5分の1程度だけど、現時点で気になった文章を
メモっておく(^^) 「どのような凡書愚書悪書からも、摂取すべきものを十分に摂取し得る人は、最も
すぐれた読書家であらねばならぬ。」「どのような下らぬ書物でも、何か一つぐらいは取柄があるものだ
といった人がある。事実その通りであろう。よしまた今日の眼で見て、全然取るに足らぬ書物と思われる
ものも、後にはそれが時代を語ってくれる貴重な資料となる。」「いかなる凡書にも、何かしら得る
ところがあるといった。手にする者の心構え一つで、いかなる書物からも、何らかの養分を摂取する
ことが出来るはずである。」「一つの書物が読むに足るものであるかどうかは、具眼者ならば、その書
を瞥見しただけでも判別せらるべきである。著者の誠実な心から生まれた書物ならば、その書物の隅々
までも、注意が行届いているはずである。読者に対して、親切に出来ているはずである。」「よい書物
を知るというは、要するによい著者を知ることである。」「世の中に絶対的な善人も絶対的な悪人も
存しないのと同じく、書物にも絶対的な良書、絶対的な不良書というものはない。」「荻生徂徠は、
人材は疵物でござるといっている。そしてその疵物を自由に駆使するのが名君でござるともいっている。
徂徠のいわゆる人材に当て嵌るものが、書物の内にもあるわけである。そうした疵は疵として、その
書物を活用し得る人が真の読書家であろう。」「それでなくとも書物があり過ぎる。その上にも出過ぎ
ている。」「書名にも独創性を尊びたいといったが、人はやはり時代の裡に生きている。その時代を
超越することは困難である。」といったところかな(^^) 他の箇所にも付箋は貼りまくってるけど^_^;
なお、「書名」の項で、「江戸時代の笑話集」のソレが幾つか列挙された後、「これらは木村捨三、
宮尾しげを両氏の調べられたものに拠ったものであるが、」とあり、一昨日の購入本の著者が(@_@;)

池田弥三郎『百人一首故事物語』(河出文庫,1984)所蔵本

伊藤整ほか編集『日本現代文學全集 86 石坂洋次郎・石川達三集』(講談社,1980増補改訂版)

【買った本】

星野之宣『レインマン 03』(小学館ビッグコミックススペシャル,2016)

予約してたのが届いたが、ヤフーブログ版の4月16日に「よく理解できなかった01よりは分るんだけど
・・・いずれ日を改めて2冊じっくり通読するつもり^_^;」と書いた02巻とは読後感が違うといいな^_^;

杉本苑子『マダム貞奴』(集英社文庫,1980)
杉本苑子『歴史エッセイ 人間紀行』(文春文庫,1989)
杉本苑子『大江戸ゴミ戦争』(文春文庫,1994)
杉本苑子『一夜の客』(文春文庫,2001)
杉本苑子『聞き語り にっぽん女性「愛」史』(講談社文庫,1992)
杉本苑子『秋蘭という女』(講談社文庫,1992)
杉本苑子『片方の耳飾り』(中公文庫,1984)
杉本苑子『鳥影の関』(中公文庫,1986)上・下
宮崎市定『水滸伝~虚構のなかの史実』(中公文庫,1993)

久々に地元のブックオフ2店舗に立ち寄ったら「こらしめられてしまったわね」(Ⓒ西村しのぶ)^_^;
といっても、全て108円で内1冊はポイントで(^^) 焼け、染み、折れなど状態が良くないのもあるけど、
背に腹^_^; 店員が棚に並べてるの見てると、スピード重視でカバーとか折れ曲っても気にしてない(+_+)

ブログが再び「けふもすぎもと あすもすぎもと」状態になりそうな気もするが、どうなることやら^_^;
タグ:漫画 書物
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