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160721読んだ本

今日は久しぶりに雨の一日なので涼しく過ごせるかと期待したけど、なんだかんだで汗をかくよね^_^;

【読んだ本】

杉本苑子『歴史エッセイ 江戸散策』(旺文社文庫,1985)所蔵本

「くらしの諸相」の章の続き(^^) 「女の装身具あれこれ」は、櫛、扇、帯〆、匂い袋、紋、化粧道具、
平打ち、お懐紙入れ、根付けの項を立てて、其々の「あれこれ」を語っているんだけど、御縁のない
アイテムばかりなので、只管ふ~んと拝聴^_^; お歯黒が「虫歯をふせぎ、また、なってしまった虫歯
をたくみに隠すカムフラージュの目的もふくんでいたのである。」とか、へぇ~(@_@;) また、紋は
「家の象徴」で「もともと、門閥や一族、陣地、敵味方などを識別する必要から生まれた標識だが、
たんなるマークとして終らせなかったところに、その趣味性と美意識がうかがえる」とはナルヘソ(^^)
次に「人形遊び」では、「女の子は、なぜ人形と遊ぶのだろう。女の子が人形と遊ぶという行為には、
いったい、どんな意味が隠されているのか?」との疑問に始まり、「いまの子」も「江戸の少女」も
「本質は少しも変らない」と結論(^^) 次の「浮世風呂」は、「中間雑誌にフィクションの時代小説を
書く場合、それが江戸の市井ものだと、ほとんどの作家が文化、文政から天保、弘化、嘉永あたりを
舞台にするようだ。」とする根拠が大変興味深かった(^^) その資料として、著者は「当時の黄表紙、
洒落本、滑稽本のたぐい」を活用している由(^^) 実際に『浮世風呂』から「微妙な生活の匂いまでが
嗅ぎとれ」るような例を丁寧に紹介してくれ面白い(^^) 続いて、「ふんどし考」で驚かされたのは、
(当時の羞恥心から)江戸時代初期には締めたまま入浴する方法がとられてて、前に読んだ五味康祐
『兵法柳生新陰流』(徳間文庫,1989)での柳生十兵衛の湯浴のやり方が正しかったとはね(@_@;)

中野京子『名画の謎 旧約・新約聖書篇』(文春文庫,2016)所蔵本

安彦良和『イエス 愛蔵版』(NHK出版,2003)所蔵本

相変わらずPCはスムーズに起動しないし、起動してもインターネットが最初ほぼフリーズ状態に(+_+)
タグ:歴史 随筆
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