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240502読んだ本【バカチン】

手元の岩波文庫は「2018年8月18日 第14刷発行」、バカチンは著者だけでなく読・・ヘ(__ヘ)☆\(^^;
角川文庫の『更級日記』、ブックオフに220円のがあって表紙カヴァーの汚れは許容範囲だったけど
スルーできたから、ネット上に最安値376円送料無料が出てもスルーできるオホホホ!!♪( ̄▽+ ̄*)

【読んだ本(バカチン)】

樋口芳麻呂(校注)『王朝秀歌選』(岩波文庫,1983)所蔵本

本書所収の「俊成三十六人歌合」の「名を聞けば昔ながらの山なれど しぐるる秋は色増さりけり」
という源順が詠んだ歌の脚注から引くエッ(゚Д゚≡゚Д゚)マジ?

    藤原実頼家の屛風歌。絵柄は、十月、志賀の山越え(俊五参照)で壺装束(当時の
    女性が徒歩で外出した際の服装)の女たちや紅葉が描かれる。・・・

この歌は『拾遺和歌集』に入集しており、小町谷照彦(校注)『新日本古典文学大系7 拾遺和歌集』
(岩波書店,1990)や小町谷照彦&倉田実(校注)『拾遺和歌集』(岩波文庫,2021)によると、その
詞書は次の通りC= (-。- ) フゥー

    西宮左大臣家の屛風に、志賀の山越えに壺装束したる女ども、紅葉などある所に

両書の注にあるように「西宮左大臣」は藤原実頼ではなく源高明だヾ(`◇´)ノ彡☆コノ! バカチンガァ!!

小町谷照彦・前掲書付録の「他出文献一覧」で家集の順集Ⅰは「西宮の源大納言大饗日たつる料に、
四尺屛風あたらしく調ぜさしむる料の歌…十月志賀の山越えの人々」、順集Ⅱは「大納言源朝臣大饗
のところにたつべき四尺屛風調ぜしむる歌…十月志賀の山越えの人々」だし、藤原実頼はない(^_^;)
タグ:和歌
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