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240424読んだ本

2週間も無駄にさせられたわけだが、過ぎた時間は取り戻せないので、怒っても無駄だわな(´・_・`)
借りるのが遅れて日本の学術研究が2週間も停滞という国家的損失は償いようが・・ヘ(__ヘ)☆\(^^;
昨日図書館に電話し男性職員に説明したら、後で担当課長の女性Nから謝罪の電話があった(@_@;)
2月28日に小生からのリクエスト申込を受け付けた女性職員は書誌データが無い資料だったため手配
に時間がかかって翌日の別の職員へ引継を行なったが、その引継がちゃんと出来ていなかったこと、
2週間経っても手配されないので不審に思った小生が3月13日に問い合わせてやっと手配された一件が
関係職員間で情報共有されてなかったこと、4月20日or21日に全く無関係の資料の中からリクエスト
申込用紙が発見されて慌てた職員が小生に連絡せずに手配してしまったことなどが判明した(@_@;)
なお、19日にリクエストした2冊の内の1冊が昨日確保されたけど、雨なのでちょっと無理(´ヘ`;)

【読んだ本】

武田早苗『相模 コレクション日本歌人選 009』(笠間書院,2011)

    ・・・/『範永集』には[「もろともに花を見るべき身ならねば心のみこそ
    空にみだるれ」の]他にも相模との贈答が見える。が、いずれの和歌も相模
    自身の家集には収められていない。このように、他の歌人の集などからその
    交際の痕が辿れる場合もある。『伊勢大輔集』にも「相模が久しく音せざり
    しかば、木の葉に書きて」[=「相模が久しく(私に)音信をしなかったので、
    木の葉に書いて(贈った歌)。(伊勢大輔集・四九)」と本書99頁の脚注」に]
    との詞書で、相模に贈った歌が所収されているものの、相模からの返歌はない。
    相模は、わりと筆不精であったのかもしれない。/・・・

本書の99頁から引いたが、本書が言及・引用する伊勢大輔タンの家集『伊勢大輔集』は、久保木哲夫
(校注・訳)『私家集注釈叢刊2 伊勢大輔集注釈』(貴重本刊行会,1992)の底本とは異なるので、
同書には上記詞書の「伊勢大輔集・四九」の歌は出ていない(-ω-、) 保坂都『大中臣家の歌人群』
(武蔵野書院,1972)は第三章が家集本文編なので、当該歌も載ってた_φ( ̄^ ̄ )メモメモ

      さかみかひさしくをとせさりしかは木の葉にかきて

    木の葉たにかせのたよりにとひくるにひとこそ人をわすれはつめれ

森本元子『私家集の女流たち ─現し身の恋─ 古典選書10』(教育出版センター,1985)も紹介して
いるような、9歳ほど年上かつ先輩歌人の伊勢大輔タンへ相模の方から歌を贈るパターン(昨日のも
そう)以外の「交友の跡」もあったんだな(^_^;) それにしても、当たってると改めて思ったのは、
何度も引いちゃうけど、森本元子による伊勢大輔タン評である(〃'∇'〃)

    ・・・年若く出仕したこの良家のむすめは、才は十分持ちながら、紫式部に気に入られる
    ような、つつましく素直で、人なつこい人だったのだろう。伊勢大輔のそうした人柄は、
    伊勢大輔集のどこを開いても、またどんなに年をとっても変ることなく感じとることが
    できる。/

・中宮彰子が最終兵器伊勢大輔タンに「アレを取れ!」と出撃命令キタ━━━゚+.ヽ(≧▽≦)ノ.+゚━━━!!!

 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2019-01-10

・彰子からの出撃命令を受け、伊勢大輔タン、こっそり女院に侵入した女房たちを見事撃墜v( ̄∇ ̄)ニヤッ

 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2019-04-12

・伊勢大輔タンの父である大中臣輔親も道長に促され即興で秀歌を詠んだという血は争えない話(⌒~⌒)

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・優れた歌人輩出の大中臣家の末なので伊勢大輔タンの孫娘に御指名キタ━━゚+.ヽ(≧▽≦)ノ.+゚━━!!!

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・伊勢大輔タン「いにしへの」の解釈で苑子タンを始め馬鹿が多すぎるヾ(`◇´)ノ彡☆コノ! バカチンガァ!!

 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2019-01-16

・エガちゃんじゃないが、伊勢大輔タンは確実に伝説を創り、生ける伝説だったという話ヒィィィィィ(゚ロ゚;ノ)ノ

 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2019-05-19

・少なくとも70代前半にはなっていたはずも老いてなお歌を召されるほど活躍していた伊勢大輔タン(^^)

 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2019-06-07

・伊勢大輔タンの容貌を褒めつつ、その欠点を論うことも決して忘れない紫式部の性格の悪いこと(^_^;)

 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2019-07-16

・そんな紫式部にも「気に入られるような、つつましく素直で、人なつこい人だった」伊勢大輔タン(^^)

 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2019-06-13

・降り積もった雪が若菜を摘んでるのかしら、だなんて、伊勢大輔タン、発想が可愛いよん(〃'∇'〃)

 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2019-10-02

・末次由紀『ちはやふる』(講談社BE LOVE,2019)42巻は伊勢大輔タンの歌が解ってないぞヾ(`◇´)ノ

 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2019-09-08

・「後の和歌史」と異なり、室町中期に伊勢大輔タンの歌に興味を持った人がいたわけだv( ̄∇ ̄)ニヤッ

 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2021-01-22

・高階家という接点があるから伊勢大輔タンと清少納言との間に贈答歌もありそうなんだけど(@_@;)

 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2021-02-14

・年上の伊勢大輔タンが「来年の秋を迎えることができるかどうかを危ぶ」むなんて失礼ヾ(`◇´)ノ

 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2022-12-11

・赤染衛門引退後は「相模にならぶ女流歌人をもとめたら、それは伊勢大輔を措いてほかにない」(^^)

 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2023-09-01

・君知るや複数の有名人と付き合ってた女を次々妻にしちゃう本物のモテ男をオホホホ!!♪( ̄▽+ ̄*)

 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2024-01-10
タグ:和歌
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