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240318読んだ本&ついで

2階に本を3冊取りに行く場合でも1冊ずつ3回に分ける非合理的行動で健康維持( ̄ヘ ̄)y-゚゚゚

【読んだ本】

轡田隆史『今日はどんな日?』(朝日文庫,1987)所蔵本

    /謡曲『八島』で、源義経の怨霊は、「頃は元暦元年(一一八四)三月十八日の事
    なりしに、平家は海の面一町ばかりに船を浮かめ。源氏はこの汀に……」と、源平
    ・屋島の合戦を語る。/史実(元暦二年二月十九日)と年月日が違うのは奇怪だが、
    柳田国男『三月十八日』[ママ]によると、この国でそれは普通の日ではない。
    生没年不詳の柿本人麻呂も小野小町も、忌日がその日とされてきたのはなぜか。
    ・・・

ネットで読める佐伯有清の論文「柿本人麻呂伝説と観音信仰(上)」によると1927年発表の柳田国男
の論文「目一つ五郎考」の中の〈・・・「三月十八日」という節・・・〉では和泉式部まで挙げられ
ており、小生は聞いたこともない伝承ゆえ斯くメモったが、調べる気はナシオン主権C= (-。- ) フゥー

【ついで】

    日本古書籍商協会(ABAJ)が主催する国内最大の古書市「国際稀覯(きしょう)本
    フェア2024」が東京交通会館(千代田区)の展示会場で開催中だ。/創立60年を
    迎えるABAJフェアは2年に一度、開催され、今回の目玉は大河ドラマ「光る君へ」で
    注目される「源氏物語」のコレクション。最高値は元和9(1623)年刊の全54冊で
    2500万円という。/また、平安時代後期の公家・歌人の藤原俊成が建仁3(1203)年
    に90歳になった祝賀の時に贈られた歌を子の定家らがまとめた巻物「俊成九十賀記」
    の原本が初出展。テレビ東京の人気番組「なんでも鑑定団」鑑定士も務める「安土堂
    書店」の八木正自(まさじ)代表(75)は「写本はこれまでにあったが、本物の原本
    が出たのは今回が初めて」と解説する。価格は未定。/今回の展示会には古書、絵巻、
    浮世絵など約3千点が出展された。「コロナ禍より人出が多い」(事務局)という。
    開催は17日午前10時~午後4時。入場は無料。(森下香枝)

昨日の朝日朝刊の〈「源氏物語」、初出展の巻物などお宝続々 国際稀覯本フェアが開催中〉という
記事をネットからコピペしたけど、久保田淳(校注・訳)『建礼門院右京大夫集』(久保田淳[校注
・訳]『新編日本古典文学全集47 建礼門院右京大夫集 とはずがたり』[小学館,1999]所収)160頁
の歌番号356の頭注11には『俊成卿九十賀記』と『俊成九十賀和歌』が挙げられ、前者には「歌」は
載ってないようだが、〈贈られた歌を・・・まとめた巻物「俊成九十賀記」〉とはチト不審(@_@;)
タグ:和歌 奇談 歴史
コメント(4) 
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コメント 4

tai-yama

屋島の合戦だと、義経の怨霊というよりは平家の怨霊の方が
ふさわしい気も。2500万円の源氏物語の本が出品されたとか。
by tai-yama (2024-03-18 22:55) 

middrinn

扇を射抜いた那須与一の弓矢の腕前を褒め称えようと舞い始めたのに射殺されて
しまった平家の武者こそ理不尽な殺され方ゆえ怨霊になるのに相応しい(^_^;)
by middrinn (2024-03-19 05:23) 

美美

源氏物語のコレクションが\(◎o◎)/!
かなり高価、いや、価値があるものなんですね!
by 美美 (2024-03-19 15:43) 

middrinn

レアな書物としての価値か、美術品としての価値か(@_@;)
蘇軾の行草書「興龍節」が2016年の東京中央オークションで
落札額が2億6880万円だった由、芸術新潮2017年2月号に出て
いましたけど、こちらはモチ美術品としてでしょうね(^_^;)
by middrinn (2024-03-19 17:48) 

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