230804買った本
悔しい(:_;) 書名＝テーマが画期的も古本で買う価値があるか確認するため図書館で借りたらメチャ
興味深い内容で買わざるを得ない(-ω-、) 1000円以下だが今月も金が無いからチョー痛い(ﾉ_-;)ﾊｱ…
【買った本】
淸水龍山（閲）音馬實藏（譯）『國譯扶桑隱逸傳』（平樂寺書店,1930）
「日本の古本屋」の「小林書房」に5135円（4950円＋送料185円）で2日に注文し追跡可能なクリック
ポストで4日に届いた(^_^;) 「函 表紙少スレ」としか説明が無く、昭和5年（1930年）の発行ゆえ
メチャクチャ不安だったけど、問題ナシオン主権ｳﾗｰ!＼(^o^)／ 硬めの透明な袋できっちりと覆って
内側がプチプチの封筒に入れられてたし、やはり神保町の古本屋というのは素晴らしいｳﾗｰ!(^o^)丿
宮元啓一『日本奇僧伝』（東京書籍,1985）が、本書も典拠の一つに挙げ、『扶桑隠逸伝』について
同書の「後記」で次のように述べていた(^^)
・・・／本書を執筆するきっかけを作ってくれたのは、畏友の大野純一氏である。
大野氏は、南インド生まれの孤高の哲人クリシュナムルティの著作の翻訳、紹介者
として、現在、大活躍中の人で、著者は、春秋社の編集部員として大野氏訳の
クリシュナムルティの浩瀚な著作を担当したとき以来、お付き合いをいただいている。
この大野氏があるとき、古本屋に面白い本があったと言って、深草の元政上人（寛文
八年〔一六六八年〕に四十六歳で寂）の『扶桑隠逸伝』を持ってこられた。著者の
まったく知らない本であったので、さっそく拝借して読んでみたところ、役小角から
始まり、在俗の人も含めて七十五人の隠逸の人の逸話が、的確な賛とともにきわめて
簡潔に記されていて、いずれもはなはだ面白い。後になって知ったのであるが、
『近世畸人伝』に代表される江戸時代の奇人伝ブームの魁［さきがけ］となったのは、
ほかならぬこの書であった。面白いのも宜［むべ］なるかなである。／・・・
同書を読んだ時には心を動かされることはモチなかったけど、例の【バカチン連環記】に関連して、
本書のことをネット検索したら、ヤフオクに本書の上中下巻の目次の写真が出ていて吃驚(￣◇￣;)
猿丸大夫、蟬丸、喜撰、清原深養父、藤高光、能因、源顯基、大原三寂、西行などの名（一部の漢字
は字体が異なる）も挙がってたので、欲しくなってしまった次第(^_^;) wikiでは「日政」で立項され
てるけど、著者の元政上人もなかなかの人物だし(^_^;) 今回は目次をメモらないし、どう凄いのか
面倒だから説明しないけど、本書は口繪や序文も凄く凝った造本で、マジ貴重書かもﾋｨｨｨｨｨ(ﾟﾛﾟ;ﾉ)ﾉ
ところで、元政上人は日本人で『扶桑隠逸伝』の原文は漢文（ヤフオクの写真にもあるように本書は
頁の上段に掲載）だが、「国訳」、すなわち「外国語を日本語に翻訳すること。日本語訳。和訳。」
（『大辞林』第一版第一刷）ということは、幸田露伴『運命』を名文と絶賛した人々が多かったのと
同様、もしかしたら本書の書名も「・・・大正のなかばすぎにはもう漢文の素養のない人が多かった
ことを示すもの・・・」（高島俊男『しくじった皇帝たち』［ちくま文庫,2008］）なのか(＠_＠;)
興味深い内容で買わざるを得ない(-ω-、) 1000円以下だが今月も金が無いからチョー痛い(ﾉ_-;)ﾊｱ…
【買った本】
淸水龍山（閲）音馬實藏（譯）『國譯扶桑隱逸傳』（平樂寺書店,1930）
「日本の古本屋」の「小林書房」に5135円（4950円＋送料185円）で2日に注文し追跡可能なクリック
ポストで4日に届いた(^_^;) 「函 表紙少スレ」としか説明が無く、昭和5年（1930年）の発行ゆえ
メチャクチャ不安だったけど、問題ナシオン主権ｳﾗｰ!＼(^o^)／ 硬めの透明な袋できっちりと覆って
内側がプチプチの封筒に入れられてたし、やはり神保町の古本屋というのは素晴らしいｳﾗｰ!(^o^)丿
宮元啓一『日本奇僧伝』（東京書籍,1985）が、本書も典拠の一つに挙げ、『扶桑隠逸伝』について
同書の「後記」で次のように述べていた(^^)
・・・／本書を執筆するきっかけを作ってくれたのは、畏友の大野純一氏である。
大野氏は、南インド生まれの孤高の哲人クリシュナムルティの著作の翻訳、紹介者
として、現在、大活躍中の人で、著者は、春秋社の編集部員として大野氏訳の
クリシュナムルティの浩瀚な著作を担当したとき以来、お付き合いをいただいている。
この大野氏があるとき、古本屋に面白い本があったと言って、深草の元政上人（寛文
八年〔一六六八年〕に四十六歳で寂）の『扶桑隠逸伝』を持ってこられた。著者の
まったく知らない本であったので、さっそく拝借して読んでみたところ、役小角から
始まり、在俗の人も含めて七十五人の隠逸の人の逸話が、的確な賛とともにきわめて
簡潔に記されていて、いずれもはなはだ面白い。後になって知ったのであるが、
『近世畸人伝』に代表される江戸時代の奇人伝ブームの魁［さきがけ］となったのは、
ほかならぬこの書であった。面白いのも宜［むべ］なるかなである。／・・・
同書を読んだ時には心を動かされることはモチなかったけど、例の【バカチン連環記】に関連して、
本書のことをネット検索したら、ヤフオクに本書の上中下巻の目次の写真が出ていて吃驚(￣◇￣;)
猿丸大夫、蟬丸、喜撰、清原深養父、藤高光、能因、源顯基、大原三寂、西行などの名（一部の漢字
は字体が異なる）も挙がってたので、欲しくなってしまった次第(^_^;) wikiでは「日政」で立項され
てるけど、著者の元政上人もなかなかの人物だし(^_^;) 今回は目次をメモらないし、どう凄いのか
面倒だから説明しないけど、本書は口繪や序文も凄く凝った造本で、マジ貴重書かもﾋｨｨｨｨｨ(ﾟﾛﾟ;ﾉ)ﾉ
ところで、元政上人は日本人で『扶桑隠逸伝』の原文は漢文（ヤフオクの写真にもあるように本書は
頁の上段に掲載）だが、「国訳」、すなわち「外国語を日本語に翻訳すること。日本語訳。和訳。」
（『大辞林』第一版第一刷）ということは、幸田露伴『運命』を名文と絶賛した人々が多かったのと
同様、もしかしたら本書の書名も「・・・大正のなかばすぎにはもう漢文の素養のない人が多かった
ことを示すもの・・・」（高島俊男『しくじった皇帝たち』［ちくま文庫,2008］）なのか(＠_＠;)
暑くて、５１３５が５１３５０だの、４９５０が４９５だの
数値の桁が、いろいろに変化して見える。
by df233285 (2023-08-05 06:11)
買わざるをえないほどの本、今後のことを考えたとしても出費は致したかたないですね…(+o+)
by ナベちはる (2023-08-05 10:11)
夜になると風が止んでしまうために、窓を開けていても、
長さん様、明け方にならないと室温が30度を下回らない
状態で、拙宅の寝室は「超熱帯夜」になってます(+_+)
by middrinn (2023-08-05 14:46)
たしかに、必要な時にすぐに借りられるわけではないですしね(＠_＠;)
ナベちはる様、出費に加え頁数が少なく古本でもチト高値なのが(+_+)
by middrinn (2023-08-05 15:24)
「役小角」を知るなら、やはりゆかりの地、奈良の山奥へっ！
1930年と言えば、ロンドン海軍軍縮条約っ。
by tai-yama (2023-08-05 19:20)
伊豆に島流しとなって富士山にも来ていたと『日本霊異記』等に(^_^;)
ホント如何にも〝戦前〟を感じざせてくれる出版年ですねﾋｨｨｨｨｨ(ﾟﾛﾟ;ﾉ)ﾉ
by middrinn (2023-08-06 05:23)