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211220昨日買った本&読んだ本

読書の厄介なところは、基本データに入力ミスがあるという疑惑である〇 o 。.~~━u( ゚̄  ̄=)プハァ
ところで、国交省の基幹統計の問題、どうして「改竄」ではなく「書き換え」と言うのかな(@_@;)
統計の数値をイジること自体、〝悪用〟以外の何物でもないと思うけど〇 o 。.~~━u( ゚̄  ̄=)プハァ

【昨日買った本&読んだ本】

保坂弘司『大鏡全評釈 上巻』(學燈社,1979)
保坂弘司『大鏡全評釈 下巻』(學燈社,1979)

Amazonマケプレ出品者「かわせみ 書房」に15988(15900+送料等340-ギフト券252)円で17日注文し
19日に届いた(^_^;) コンディション説明は「中古品 - 良い - ★上下巻2冊です★ 2冊とも初版。
函に軽いヤケ・ヨゴレ、上巻見返しにシール添付がありますが、本の状態は良好です。ビニール袋に
入れ迅速に発送いたします。」で、「シール」は神保町の八木書店ので(下巻には剥がし痕)、本は
書き込み等が見当たらない上に上下巻とも何とか紙(パラフィン紙?グラシン紙?)も付いてた(^^)
17日夜注文したら翌18日に発送され(次回は18日に発送します旨が説明文に出ていた)、ゆうパック
(追跡可能)で19日昼前に届いたし(ビニール包装で段ボール箱に入れられ古新聞が詰められてた)、
問題ナシオン主権ウラー!(^o^)丿 Amazonマケプレは「大鏡全評釈(1985年)」と表示するのみで著者も
出版社も出てなかったが、「かわせみ 書房」には何度もお世話になっており不安もナシオン主権(^^)

お気付きかな( ̄ヘ ̄)y-゚゚゚ 「1979」で「初版」なのに「(1985年)」となっていることに(@_@;)
届いたのはともに「昭和五十四年十月二十日 初版発行」と奥付に記され、石川徹(校注)『新潮日本
古典集成 大鏡』(新潮社,1989)巻末の「解説」内の「主要参考文献一覧」にも「(25)大鏡全評釈
上・下 保坂弘司著」は「昭和五十四年十月、学燈社刊。・・・」とあるし、橘健二&加藤静子(校注
・訳)『新編日本古典文学全集34 大鏡』(小学館,1996)巻末の「参考文献」も「大鏡全評釈上・下
保坂弘司 学燈社 昭和54年」とあって(同書468頁)、1985年=昭和60年刊など見当たらぬ(@_@;)
そもそも保坂弘司は1983年没(@_@;) 図書館のを確認すると奥付は「昭和五十四年十月二十日 初版
発行/昭和六十年十月一日 二版発行」で、學燈社が昭和60年=1985年に(初版が昭和54年=1979年の
本の)「二版」を出し、同時にソレとは別に〈初版〉を出すとは考えにくい(@_@;) ところが、国立
国会図書館OPACで「大鏡全評釈」と検索しヒットしたのは本書だけだが、「出版年月日等 1985.10」
となってる(@_@;) 1979年刊のが国立国会図書館に納本されてないとは考えにくく、データ入力ミス
の疑いC= (-。- ) フゥー 仮に国立国会図書館所蔵本が「二版」ならその旨を明記し「初版は1979.10」
と注記が常識ヾ(`◇´)ノ 研究者としての評価に関わるので学術書は初出が何時かが重要ヾ(`◇´)ノ

この「版」は(角川文庫と同じように)「刷」の意味かもしれないが、1979年の「初版」と1985年の
「二版」で内容が異なるのかどうかは、ざっと見た限りでは不明(@_@;)「二版」の「序」「凡例」
「跋」には加筆・修正した旨の追記は無かった(@_@;) 1983年没だから当たり前か(^_^;) 「初版」
刊行後に見付かった誤記・誤植は「二版」で修正している可能性はある〇 o 。.~~━u( ゚̄  ̄=)プハァ

石川徹・前掲書の「主要参考文献一覧」の本書の解題も引いておくかな〇 o 。.~~━u( ゚̄  ̄=)プハァ

    (25)大鏡全評釈上・下 保坂弘司著

       昭和五十四年十月、学燈社刊。(23)の訂正版。主として口語訳・語釈を改めた由。
       前著の「総論・索引篇」に加筆、また新論文を加え、『大鏡研究序説』[講談社,
       1979]として独立させたもの[←「もの」は不要だろ]。大体(23)に同じ。

    (23)大鏡新考 保坂弘司著 学燈社刊、全三冊。

       総釈・論考篇上下二冊(昭和四十九年六月刊)、総論・索引篇一冊(昭和四十九年
       七月刊)の大著。東松本の裏書に註を加えたり、ところどころに論考を加えたり
       しているので、膨大な書物になったと思われる。昭和三十一年から同四十九年まで
       雑誌『国文学』に連載したものを、のちにまとめて刊行したもの。第三冊には、
       総論・解説・年表・系図・地図・索引各篇があって至れり尽くせりの観がある。
       なお底本は東松本だが、蓬左本・桂宮甲本・平松本・近衛本の古本系の外に
       流布本系の岩瀬本・木活本・整版本、それから異本系の披雲閣本を参照している。

紀行だからか武田孝『笠間注釈叢刊16 東関紀行』(笠間書院,1993)は写真をかなり載せてたけど、
歴史物語の本書も写真など図版を結構掲載( ̄◇ ̄;) だけど、残念なことに印刷が薄く不鮮明(^_^;)
タグ:古典
コメント(6) 
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コメント 6

tai-yama

大騒ぎした年金のデータも入力もめちゃくちゃでしたし・・・
そもそも、データ入力後の二重チェックなんてしていないかと。
国交省の基幹統計は入力ミスではなく意図した改竄ですね。
by tai-yama (2021-12-20 23:05) 

ナベちはる

「改竄」でなく「書き換え」という方が伝わりやすいからなのか、それとも都合が悪くなるから言い換えているか…
前者ならともかく、後者だったら大問題になりかねないかもしれませんね(^^;
by ナベちはる (2021-12-21 00:57) 

middrinn

結局、入力担当者が間違えちゃったら、
tai-yama様、永久にそのままですし、
ソレを参照した間違いが蔓延る(^_^;)
by middrinn (2021-12-21 07:02) 

middrinn

改竄という字が難しいから避け・・ヘ(__ヘ)☆\(^^;
ナベちはる様、問題視している新聞の方が「書き換え」
と書いているので、ちょっとおかしいなぁと(^_^;)
by middrinn (2021-12-21 07:15) 

df233285

その結果、僕のようなズボラな歴史マニアは、日本政府発表の
令和初期の統計すべてについて自分のブログには「ただし改ざん・
書き換えをすることがありました」と注記するようになりますね。
by df233285 (2021-12-21 07:56) 

middrinn

平成の頃に某省の公式統計の件数が部内誌に出てる件数と合わないことに
気付きましたけど、ソレはあってはならない〝事故〟の件数なので、然も
ありなんという感じでしたが、国交省の件は動機が分かりません(@_@;)
昔のソ連みたいになってしまって、統計は眉に唾つけて使わないと(^_^;)
by middrinn (2021-12-21 08:23) 

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