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210813買った本&読んだ本

読書の厄介なところは、索引が充実し事典として使える本には不要な函である〇 o 。.~~━u( ゚̄  ̄=)
函はボロボロ(-ω-、) あんなの飾りです!偉い人にはそれが分からんのです!オホホホ!!♪( ̄▽+ ̄*)

【買った本&読んだ本】

山中裕『平安朝の年中行事』(塙書店塙選書,1972)

Amazonマケプレ出品者「不死鳥BOOKS【古書組合加盟店】コンビニ決済可能/迅速発送」に「可」を
264(564+送料等0-ギフト券300)円で10日に注文して13日に追跡不可能ゆうメールで届いた(^_^;)
コンディション説明文は「中古品 - 可 - ※Amazon掲載の写真とデザインが異なります。昭和51年
初版3刷。函付。函の縁に非常に強い傷み、破れがあります。函に汚れがあります。全体にヤケがあり
ます。縁に縛り跡があります。」で、函は半面ボロボロで朽ちかけていたけど、少し破れた何とか紙
(パラフィン紙?グラシン紙?)が付いた本は経年劣化してるだけで書き込み等は見当たらないから
問題ナシオン主権ウラー!(^o^)丿 「良い」以上のしか注文しない主義だけど、見覚えのある出品者ゆえ
ブログ内検索したら、過去に何度か注文して問題なかったことが判ったので、「可」だけど注文(^^)
今回は追跡不可能な点だけは残念だったけど、「函付」だからか内側がプチプチの封筒を使ってて、
この出品者は流石だな(〃'∇'〃) 愛書家でも転売屋でもないから、別に函は無くてもいいんだけど、
函付なのにそのままビニール封筒に入れて送ってくるとこはちゃんとした古本屋ではないよね(^_^;)
本書は通読も可能だけど、索引が充実してたので事典のように使うつもりゆえ、函は不要かな(^_^;)

藤原克己『菅原道真 詩人の運命』(ウェッジ選書,2002)に2回ほど典拠として挙がってて、滝川幸司
『菅原道真 学者政治家の栄光と没落』(中公新書,2019)でも挙がってたから、注文した次第(^_^;)

    序論

    第一章 年中行事の成立と変遷

     一 年中行事の意義

     二 年中行事の成立──宴から節会へ──

     三 年中行事の変遷

      大化改新から律令制定時代/桓武天皇時代から嵯峨天皇の時代/清和天皇時代/
      宇多・醍醐・村上天皇時代

     註

    第二章 平安朝の年中行事の特質と意義──正月四方拝より十二月追儺まで──

     一 春の行事

      〈正月〉四方拝/朝賀/小朝賀/供御薬/歯固/餅鏡/載餅/元日節会/朝覲行幸/
      二宮大饗/摂関大臣大饗/臨時客/子日宴・子日の遊/供若菜/白馬節会/御斎会/
      卯杖/年木・御薪粥杖/もちがゆの節供/左義丈/踏歌節会(男踏歌・女踏歌)/
      十五日正月/射礼/賭射/内宴/供若水/〈二月〉釈奠/列見/初午/〈三月〉
      上巳祓・曲水宴(雛祭)/御燈/彼岸/

     二 夏の行事

      〈四月〉灌仏/〈五月〉端午節(菖蒲・薬玉・粽)/〈六月〉六月祓/

     三 秋の行事

      〈七月〉七夕(乞巧奠の儀・相撲・索麫)/盂蘭盆会(民間の盆供養・盆踊)/
      〈八月〉観月の宴/〈九月〉重陽宴・菊花宴(菊酒・菊綿)/残菊宴/

     四 冬の行事

      〈十月〉亥日の餅/〈十一月〉新嘗祭・豊明節会・五節舞姫(帳台試・御前試・
      童女御覧)/〈十二月〉追儺(大儺と追儺・晦日夜の出来事)/土牛・御魂祭/
      仏名会(罪障懺悔・野臥)/節折/

     註

    第三章 平安文学と年中行事

     一 その環境

     二 女流文学と年中行事

      正月の祝と遊び/三月の宴と祓/五月節の花やぎ/七月七夕の宴/
      十月亥子餅と結婚式/みやびの行事と文学の間/

   参考文献

   あとがき

   索引

「序論」が年中行事に関する研究史の概観になってて、非常に興味深いヤッタネ!!(v゚ー゚)ハ(゚▽゚v)ィェーィ♪
この「序論」で「また一方、折口信夫氏によって国文学、民俗学両方面からの氏独特の研究が進めら
れてきたことは数少ない年中行事の研究の上に大なる位置を占めるものであったことは衆知[ママ]
の事実である。」と評されている民俗学的国文学の慶応系の学統に連なる西村亨『王朝びとの四季』
(講談社学術文庫,1979)の単行本は本書と同年の刊行なので、全く言及されてないのが残念(^_^;)
数年前に和歌の面白さを知り、和歌を読む(≠詠む)ようになってから、再読したらメチャクチャ
面白いことが解った『王朝びとの四季』、「今回私の説こうとする年中行事の研究は文献学的にみる
ことを第一とする。そして日本史の立場から同時に国文学方面の研究を綜合しつつ進めていく。」と
する本書で補えれば、と(^_^;) ただ、「文献学的に国史、国文の両面からみてゆく」というけど、
「わが国の年中行事」となると、ある学問分野が抜けている、と思うんだけど・・・C= (-。- ) フゥー
タグ:歴史
コメント(4) 
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コメント 4

tai-yama

和歌を読む(≠詠む)とは!知らなかった・・・
作品の発表は?とか言ってみたり(笑)。
by tai-yama (2021-08-13 23:17) 

middrinn

和歌の「鑑賞」というのが適切なんでしょうけど、
詠作はしてないことを強調したかったので(^_^;)
by middrinn (2021-08-14 06:10) 

そら

年中行事も改めてみると色々あるもんですね
最近じゃ知らない若者も多いかと!
by そら (2021-08-14 07:00) 

middrinn

主に朝廷や貴族社会で行なわれていたものですけど、
現在の一般社会でも行なわれているものも結構あって
驚きます(^_^;) それでも、たしかに知らなかったり、
体験したことのない若者もいるんでしょうね(^_^;)
by middrinn (2021-08-14 07:11) 

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