210608読んだ本&買った本
読書の厄介なところは、通天閣や名古屋城で高さを表現されることである〇 o 。.~~━u( ゚̄  ̄=)プハァ
【読んだ本】
長崎健&外村南都子&岩佐美代子&稲田利徳&伊藤敬(校注・訳)『新編日本古典文学全集48 中世日記紀行集』(小学館,1994)
本書所収の飛鳥井雅有の日記『春の深山路』(外村南都子による校注・訳)に面白い件(384頁)(^^)
・・・「比叡の山廿ばかりかさねたらむやうなり」と、業平の書きたるは、
あまりにやあるらむ、又さもやあるらむ、知りがたし。昨日今日よくよく
見侍るに、比叡の山三つ四つばかりはあるらむかし。・・・
・・・「比叡山を二十ほど重ねたようである」と、業平が書いているのは、
あまりに言い過ぎであろうか、またはそのとおりであろうか、よくわからない。
昨日今日、よくよく観察したところ、比叡山の三、四倍くらいはあるようであるよ。
・・・
『伊勢物語』九段の話だけど、手元の注釈書では、阿部俊子(全訳注)『伊勢物語(上)』(講談社
学術文庫,1979)だけが、「比叡の山を二十ばかり重ねあげたらむほどし」の語釈で次の解説(^_^;)
比叡山を二十ぐらい重ねあげたくらいの高さで。実際は叡山は八四八メートル、
富士山は三七七六メートルで叡山の四、五倍ぐらいにあたる。
雅有の観察眼は凄い( ̄◇ ̄;) 実は当たってて、宝永大噴火で比叡山一つ分高く・・ヘ(__ヘ)☆\(^^;
【買った本】
アルベルト・モラヴィア(大久保昭男訳)『金曜日の別荘』(文藝春秋,1992)
「もったいない本舗 楽天市場店」で328円「良い」を5日注文し今日8日届く〇 o 。.~~━u( ゚̄  ̄=)
帯は、映画「金曜日の別荘で」(1991年)のジョアンナ・パクラの写真のではなく、宣伝文4本(^_^;)
金曜日の夜、妻は愛人のもとへ急ぐ。日曜日の夕、頬を染めて、彼女は戻る。
イタリア文学の巨星(モラヴィア)が遺した衝撃の短篇小説集
巨匠モラヴィアが自身の愛の遍歴を基に描き切った、男と女の物語。
本書の内容については、(下記の如く)前に借りて読了済なので、今回は特にナシオン主権(⌒~⌒)
〇アルベルト・モラヴィア(大久保昭男訳)『金曜日の別荘』(文藝春秋,1992)
⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2020-02-27
◎アルベルト・モラヴィア(大久保昭男訳)『豹女』(草思社,1995)
⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2020-02-28
◎千種堅『モラヴィア 二十世紀イタリアの愛と反逆』(中公新書,1989)
⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2020-03-04
◎アルベルト・モラヴィア(米川良夫訳)『ローマへの旅』(文藝春秋,1994)
⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2020-03-17
【読んだ本】
長崎健&外村南都子&岩佐美代子&稲田利徳&伊藤敬(校注・訳)『新編日本古典文学全集48 中世日記紀行集』(小学館,1994)
本書所収の飛鳥井雅有の日記『春の深山路』(外村南都子による校注・訳)に面白い件(384頁)(^^)
・・・「比叡の山廿ばかりかさねたらむやうなり」と、業平の書きたるは、
あまりにやあるらむ、又さもやあるらむ、知りがたし。昨日今日よくよく
見侍るに、比叡の山三つ四つばかりはあるらむかし。・・・
・・・「比叡山を二十ほど重ねたようである」と、業平が書いているのは、
あまりに言い過ぎであろうか、またはそのとおりであろうか、よくわからない。
昨日今日、よくよく観察したところ、比叡山の三、四倍くらいはあるようであるよ。
・・・
『伊勢物語』九段の話だけど、手元の注釈書では、阿部俊子(全訳注)『伊勢物語(上)』(講談社
学術文庫,1979)だけが、「比叡の山を二十ばかり重ねあげたらむほどし」の語釈で次の解説(^_^;)
比叡山を二十ぐらい重ねあげたくらいの高さで。実際は叡山は八四八メートル、
富士山は三七七六メートルで叡山の四、五倍ぐらいにあたる。
雅有の観察眼は凄い( ̄◇ ̄;) 実は当たってて、宝永大噴火で比叡山一つ分高く・・ヘ(__ヘ)☆\(^^;
【買った本】
アルベルト・モラヴィア(大久保昭男訳)『金曜日の別荘』(文藝春秋,1992)
「もったいない本舗 楽天市場店」で328円「良い」を5日注文し今日8日届く〇 o 。.~~━u( ゚̄  ̄=)
帯は、映画「金曜日の別荘で」(1991年)のジョアンナ・パクラの写真のではなく、宣伝文4本(^_^;)
金曜日の夜、妻は愛人のもとへ急ぐ。日曜日の夕、頬を染めて、彼女は戻る。
イタリア文学の巨星(モラヴィア)が遺した衝撃の短篇小説集
巨匠モラヴィアが自身の愛の遍歴を基に描き切った、男と女の物語。
本書の内容については、(下記の如く)前に借りて読了済なので、今回は特にナシオン主権(⌒~⌒)
〇アルベルト・モラヴィア(大久保昭男訳)『金曜日の別荘』(文藝春秋,1992)
⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2020-02-27
◎アルベルト・モラヴィア(大久保昭男訳)『豹女』(草思社,1995)
⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2020-02-28
◎千種堅『モラヴィア 二十世紀イタリアの愛と反逆』(中公新書,1989)
⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2020-03-04
◎アルベルト・モラヴィア(米川良夫訳)『ローマへの旅』(文藝春秋,1994)
⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2020-03-17
比叡山の20倍の高さなら16960m。業平もビックリ。ヒエー。
東京スカイツリーは弥彦山(新潟)と同じ高さですね。
by tai-yama (2021-06-08 23:36)
建物の大きさにたとえるとあまりピンとこないので、そういう時はペットボトルなどのごくごく身近なもので言ってほしいなんてこともあります(^^;
とはいえ、そうなると「ペットボトル10,000本分」なんて表現になりかねないので、それはそれで良くないのかなとも…
by ナベちはる (2021-06-09 01:36)
だから、弥彦山なんて言われても、
tai-yama様、分かりません(^_^;)
by middrinn (2021-06-09 05:17)
ですよねぇ(^_^;) 誰にでもピンとくる身近な存在で、
ナベちはる様、それなりの大きさじゃないかと(^_^;)
by middrinn (2021-06-09 05:20)
東京スカイツリーとか東京ドームとかも困りますよね(^^;
by そら (2021-06-09 06:41)
地方の人は困りますよねぇ(^_^;) 小生の場合、見たことあっても、
スカイツリーやドームで表現されるとチト分かりにくいです(^_^;)
by middrinn (2021-06-09 08:08)
通天閣で高さ表現されるのも困りますが
広さを東京ドームの〇〇分と言われるのも
なかなか実感がわきませんw
by ニッキー (2021-06-09 18:10)
谷岡一郎『「社会調査」のウソ ──リサーチ・リテラシーのすすめ』(文春新書,2000)
が、「調査結果を発表する時に故意に人を驚かすような表現をしながら、その実、何の
情報も与えていないという」例として「東京ドーム百三十杯分」を紹介してます(^_^;)
by middrinn (2021-06-09 19:11)