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201111読んだ本

「また、つまらぬ物を読んでしまったorz」で今日はヤル気ナシオン主権ウラー!(^o^)丿ヾ(-_-;)オイオイ...

【読んだ本】

加来耕三『消えた戦国武将 帰雲城と内ヶ嶋氏理』(メディアファクトリー新書,2011)

読了(^o^)丿 先日読み終えた(⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2020-09-05
渡邊大門『清須会議 秀吉天下取りのスイッチはいつ入ったのか?』(朝日新書,2020)237~239頁に
驚愕の記述が∑( ̄ロ ̄|||)ニャンですと!?

    ・・・/天正十三年十一月二十九日、美濃の内ヶ島氏理[うじまさ]は秀吉から
    所領を安堵されたことを祝い、帰雲[かえりくも]城(岐阜県白川村)で祝宴を
    催した。ところが、同じ日の午後十一時頃、東海・北陸・近畿という広い地域を
    巨大地震が襲った。これが天正の大地震だ。/その凄まじさは、当時の記録にも
    書き残されている。『舜旧記』という史料によると、海岸近くの場所は波に覆い
    つくされ、死人が多数出たという。地震はその後も断続的に翌年初頭まで続き、
    京都や奈良の寺社では地震が収まるよう祈禱を行った。天正の大地震は各地に
    深刻な被害をもたらした。/むろん帰雲城も例外ではなく、富山湾から流れる
    庄川右岸の帰雲山が大崩落を起こした。これにより、帰雲城をはじめ、城主の
    内ヶ島氏理をはじめとする一族・家臣と住民や牛馬があっという間に地下に埋没
    してしまった。こうして、百二十年余り続いた内ヶ島氏は、ほんの一瞬で帰雲城
    とともに消滅したのである。/『顕如上人貝塚御座所日記』には、帰雲城の被害
    状況が詳しく書かれている。その記述を現代語訳で示すと、次の通りである。

      飛騨の帰雲という場所は、内ヶ島という奉公衆が住んでいる場所である。
      帰雲は地震で山が揺り崩され、山河の多くが削がれてしまった。内ヶ島氏が
      住んでいた場所も洪水が押し寄せ、内ヶ島氏の一族や住人までもが残らず
      死んでしまった。たまたま他国に出掛けていた者が四人だけ生き残り、
      泣く泣く帰雲に戻ったとのことである。ただ、帰雲はことごとく淵に
      なってしまった。

    この記述は十二月四日に書かれているので、一週間も経たないうちに、今の岐阜から
    大坂へ、被害状況がもたらされたことになる。岐阜県郡上市の長瀧寺に伝わる
    『長瀧寺荘厳講記録』には、飛騨に地震があったとの記述に続いて、「白川、帰雲の
    二つの山は打ち崩れ、内ヶ島氏理のほか五百人余と牛馬までも一瞬に死んでしまった」
    と書かれている。後世の編纂物も、ほぼ同じことを伝えている。/・・・

興味があったので読んだけど、本書を再読するかどうかは「また、つまらぬ物を読んでしまったorz」
の3段階評価なら「暇もないし(-_-)」だわな(-ω-、) てゆーか、読んだこと自体、時間の浪費(+_+)
飛騨国の歴史の説明はふーん!と思ったが、内ヶ嶋氏理[うじよし]までの四代にわたる内ヶ嶋氏&
帰雲城の歴史では一冊に満たないからだろうけど、テーマに関係があるとは思えぬ歴史の話ばかりで
読んでて退屈だった(´ヘ`;) 本書の「[はじめに] 謎が謎を呼ぶ」の一節(10頁)を引く(-ω-、)

    ・・・/筆者がひそかな関心を寄せたのは、その「天」に近い城の城主──
    初代・内ヶ嶋為氏が、室町幕府八代将軍・足利義政に多額の献金をし、銀閣寺
    造営を支援したという伝聞と、四代氏理が新たな主従関係を結んだ戦国の覇王・
    織田信長に、同様の献金をして、安土城築城に多大な貢献をした、との風評で
    あった。/いうまでもなく、〝歴史〟の最大の醍醐味は、推考、推問にある。
    なぜ、そのような伝聞や風評が起きたのか。その背景は──。そもそも、
    内ヶ嶋氏理とはいかなる武将だったのか。なぜ、今日まで無名であり続けたのか
    ──云々。/今現在、こうした疑問に、明確な答えを出すことはできない。
    わからないのである。皆目、直接的な文献史料が出てこないのだ。・・・

ちなみに、「金銀七つの鉱山が、内ヶ嶋氏の領内にあった。」(15頁)由、そして、天正の大地震で
現在の価値で何兆円もの黄金が帰雲城と一緒に地下に眠っているという埋蔵金伝説もあるとか(^_^;)

小生が知りたい天正の大地震で消えた帰雲城については、本書の[おわりに]の副題にある通り(-"-)

          すべての調査は、これからなのかもしれない
タグ:歴史
コメント(10) 
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コメント 10

ニッキー

埋蔵金伝説、内ヶ鶴氏の領内にもあるんですねぇ(°_°)
徳川の埋蔵金も見つかってないし、ジャンボ宝くじよりも
確率は低そうだけどロマンはありますよねぇ(⌒-⌒; )
by ニッキー (2020-11-11 21:17) 

middrinn

一瞬にして城ごと地下に埋まったというのはロマンはありますけど、
どうも胡散臭く感じられちゃうので小生的にはがっかりな話(^_^;)
by middrinn (2020-11-11 21:22) 

tai-yama

今や有名観光地の白川郷や高山も昔は流刑地ですし・・・。
もしかしたら、地震で現地の文献も埋もれてしまったのかも。
文献が無いとなると推測(ある意味創作)になると。
by tai-yama (2020-11-11 23:47) 

ナベちはる

埋蔵金伝説、ロマンがありますね!
現在の価値で数兆円相当の黄金が本当に埋まっていたら…と言っても、手にしたかったら自分で掘り当てないと行けなさそうなので「良いなぁ」と見ているだけになりそうです(^^;
by ナベちはる (2020-11-12 01:05) 

1963年のオカジュン

実に興味深い!
by 1963年のオカジュン (2020-11-12 04:50) 

middrinn

( ^o^)ノ◇ 山田く~ん 地震で現地の文献も埋もれてしまった座布団1枚 ♪
tai-yama様が一攫千金とばかりスコップ持って向かう姿が見えま~す(^o^)丿
by middrinn (2020-11-12 05:56) 

middrinn

ナベちはる様は場所的に近いから、
掘りに行かれるのは如何(^o^)丿
by middrinn (2020-11-12 05:57) 

middrinn

この奇怪な話を創作講談にされるのは、
1963年のオカジュン様、如何(^o^)丿
by middrinn (2020-11-12 06:00) 

そら

秀吉はあまり好きじゃないんですよねぇ
調子良いって言うかなんて言うか(^^;
by そら (2020-11-12 06:36) 

middrinn

人たらしと言いますから、その調子の良さに、ころっといっちゃうのかも(^_^;)
by middrinn (2020-11-12 06:41) 

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