今日は休日だと勘違いしてた人(^o^)丿ハーイ!ヾ(-_-;)オイオイ...「国民の休日」は前後が祝日の場合だよ!
【読んだ本(バカチン)】
杉本苑子『能の女たち』(文春新書,2000)所蔵本
能には和歌を典拠(本説)とする曲もあるそうなのに、和歌についてトンチンカンなことを書いてた
苑子タンが能の本なんて大丈夫かしらと試しに本書を披いたら、案の定、「二 『黒塚』の鬼女──
業を負った女の悲しみと孤独。」の章の冒頭に次の件ヒィィィィィ(゚ロ゚;ノ)ノ
/私が子供のころ怖いお話のベスト・スリーには、かならず「アダチガハラノオニババア」
が入った。絵本の中の彼女は・・・/では、能の『黒塚』ではどうか? 場所はやはり、
奥州の安達ガ原……。
みちのくの安達ガ原の黒塚に
鬼こもれりと聞くはまことか
と詠じた平兼盛の、『拾遺集』巻九に収められた歌を踏まえているのだから、場所が同じ
なのは当然としても、そもそもなぜ、この地に鬼女伝説が語り継がれてきたのだろう。/
おそらく・・・/・・・そんな風評が交されて、伝説にまで育っていったのだと思われる。
/しかし地域に根ざした伝説の時点では、平兼盛の歌にもある通り黒塚の主は鬼だった。
婆ではなく、まして女でもなかった。それを鬼から人間に昇格(?)させ、さらに女性
にまで変身させて一篇の劇に構成したのは能の作り手である。/・・・
平兼盛は「鬼女伝説」を、「伝説」の「鬼」のことを詠んだと苑子タンは思い込んでるが、この歌は
「女性」(しかも、若い「女性」)を「鬼」と詠んでからかった歌ヾ(`◇´)ノ彡☆コノ! バカチンガァ!!
小町谷照彦(校注)『新日本古典文学大系7 拾遺和歌集』(岩波書店,1990)を見れば、同歌の詞書に
「陸奥国名取の郡黒塚といふ所に重之がいもうとあまたありと聞きて言ひ遣はしける」とあり、同書
は「陸奥国名取郡黒塚という所に、源重之の姉妹が大勢住んでいると聞いて、詠んで贈った歌。」と
脚注で訳した上で次の指摘オホホホ( ^^)/~~~~ ピシッ!
八代集抄「女を鬼と詠むこと、伊勢物語(五十八段「葎生ひて荒れたる宿のうれたきは
かりにも鬼のすだくなりけり」)にもあり。塚には鬼あるものなればなり」。黒塚の
真弓山観世寺の縁起に、神亀三年(七二六)、阿闍梨祐慶東光坊という有徳の僧が鬼女
と出会ったという伝説がある。そのような伝承があったとすれば、この歌は鬼女伝説を
踏まえて詠んだ、ということになる。
『伊勢物語』に女性たちを鬼に喩えた歌もあるし、鬼女伝説を「踏まえて」詠んだわけv( ̄∇ ̄)ニヤッ
昨日の小田幸子(監修)マンガでわかる能・狂言編集部(編)スペースオフィス(マンガ・執筆)
『マンガでわかる能・狂言』(誠文堂新光社,2020)も「黒塚(安達原)」をモチ紹介していて、その
「ココに注目!」と題された解説(63頁の下部の)には次の一節がオホホホ!!♪( ̄▽+ ̄*)
/「安達原の鬼女伝説」をもとに作られた曲。曲中に出てくるのが、『拾遺和歌集』に
ある平兼盛の和歌「みちのくの安達原の黒塚に鬼こもれりといふはまことか」です。
兼盛が、陸奥にいた源重之の妹たちのことを詠んだ歌で、田舎に隠れて姿を現わさない
女性を鬼と掛けてからかったものでした。この歌が詠まれた背景には「安達原に鬼女が
いる」という伝承があったと考えられます。/・・・
・伊勢大輔タン「いにしへの」の解釈で苑子タンを始め馬鹿が多すぎるヾ(`◇´)ノ彡☆コノ! バカチンガァ!!
⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2019-01-16
・白河の関でトンチンカンな解釈をする杉本苑子『おくのほそ道 人物紀行』(文春新書,2005)(-"-)
⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2019-11-17
・『おくのほそ道』の遊行柳の件の西行の歌について苑子タン、また調べずに書いてるよ(ノ_-;)トホホ…
⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2019-07-11
【読んだ本(バカチン)】
杉本苑子『能の女たち』(文春新書,2000)所蔵本
能には和歌を典拠(本説)とする曲もあるそうなのに、和歌についてトンチンカンなことを書いてた
苑子タンが能の本なんて大丈夫かしらと試しに本書を披いたら、案の定、「二 『黒塚』の鬼女──
業を負った女の悲しみと孤独。」の章の冒頭に次の件ヒィィィィィ(゚ロ゚;ノ)ノ
/私が子供のころ怖いお話のベスト・スリーには、かならず「アダチガハラノオニババア」
が入った。絵本の中の彼女は・・・/では、能の『黒塚』ではどうか? 場所はやはり、
奥州の安達ガ原……。
みちのくの安達ガ原の黒塚に
鬼こもれりと聞くはまことか
と詠じた平兼盛の、『拾遺集』巻九に収められた歌を踏まえているのだから、場所が同じ
なのは当然としても、そもそもなぜ、この地に鬼女伝説が語り継がれてきたのだろう。/
おそらく・・・/・・・そんな風評が交されて、伝説にまで育っていったのだと思われる。
/しかし地域に根ざした伝説の時点では、平兼盛の歌にもある通り黒塚の主は鬼だった。
婆ではなく、まして女でもなかった。それを鬼から人間に昇格(?)させ、さらに女性
にまで変身させて一篇の劇に構成したのは能の作り手である。/・・・
平兼盛は「鬼女伝説」を、「伝説」の「鬼」のことを詠んだと苑子タンは思い込んでるが、この歌は
「女性」(しかも、若い「女性」)を「鬼」と詠んでからかった歌ヾ(`◇´)ノ彡☆コノ! バカチンガァ!!
小町谷照彦(校注)『新日本古典文学大系7 拾遺和歌集』(岩波書店,1990)を見れば、同歌の詞書に
「陸奥国名取の郡黒塚といふ所に重之がいもうとあまたありと聞きて言ひ遣はしける」とあり、同書
は「陸奥国名取郡黒塚という所に、源重之の姉妹が大勢住んでいると聞いて、詠んで贈った歌。」と
脚注で訳した上で次の指摘オホホホ( ^^)/~~~~ ピシッ!
八代集抄「女を鬼と詠むこと、伊勢物語(五十八段「葎生ひて荒れたる宿のうれたきは
かりにも鬼のすだくなりけり」)にもあり。塚には鬼あるものなればなり」。黒塚の
真弓山観世寺の縁起に、神亀三年(七二六)、阿闍梨祐慶東光坊という有徳の僧が鬼女
と出会ったという伝説がある。そのような伝承があったとすれば、この歌は鬼女伝説を
踏まえて詠んだ、ということになる。
『伊勢物語』に女性たちを鬼に喩えた歌もあるし、鬼女伝説を「踏まえて」詠んだわけv( ̄∇ ̄)ニヤッ
昨日の小田幸子(監修)マンガでわかる能・狂言編集部(編)スペースオフィス(マンガ・執筆)
『マンガでわかる能・狂言』(誠文堂新光社,2020)も「黒塚(安達原)」をモチ紹介していて、その
「ココに注目!」と題された解説(63頁の下部の)には次の一節がオホホホ!!♪( ̄▽+ ̄*)
/「安達原の鬼女伝説」をもとに作られた曲。曲中に出てくるのが、『拾遺和歌集』に
ある平兼盛の和歌「みちのくの安達原の黒塚に鬼こもれりといふはまことか」です。
兼盛が、陸奥にいた源重之の妹たちのことを詠んだ歌で、田舎に隠れて姿を現わさない
女性を鬼と掛けてからかったものでした。この歌が詠まれた背景には「安達原に鬼女が
いる」という伝承があったと考えられます。/・・・
・伊勢大輔タン「いにしへの」の解釈で苑子タンを始め馬鹿が多すぎるヾ(`◇´)ノ彡☆コノ! バカチンガァ!!
⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2019-01-16
・白河の関でトンチンカンな解釈をする杉本苑子『おくのほそ道 人物紀行』(文春新書,2005)(-"-)
⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2019-11-17
・『おくのほそ道』の遊行柳の件の西行の歌について苑子タン、また調べずに書いてるよ(ノ_-;)トホホ…
⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2019-07-11