201101読んだ本
ニット帽の季節が来たキタ━━━━゚+.ヽ(≧▽≦)ノ.+゚━━━━!!!! キタヨキタヨヽ(゚∀゚=゚∀゚)ノキチャッタヨ-!!!!!!
【読んだ本】
小田幸子(監修)マンガでわかる能・狂言編集部(編)スペースオフィス(マンガ・執筆)『マンガでわかる能・狂言』(誠文堂新光社,2020)
読了(^o^)丿 〈「監修」というより「協力」が正しい〉(159頁)という能・狂言研究家の小田幸子に
よると、「スペースオフィス」は「国立能楽堂のカレンダーやグッズの制作に携わってきた若い女性
二人のユニット」(159頁)で、「時松はるな」が「マンガ」、「かめうみ」が「マンガ原案・執筆」
を担当したと奥付にある_φ( ̄^ ̄ )メモメモ 「あらすじから見どころ、なぜか眠気を誘う理由まで全部
わかる!」と銘打った本書の目次は次の通りで、「能をまったく知らない迷い猫」の「アイちゃん」
と「能楽堂に住みついている能楽大好き猫」の「ワキさん」が主人公〇 o 。.~~━u( ゚̄  ̄=)プハァ
はじめに
本書について
1章 能・狂言はじめてさんの
ギモンに答えます
Q1 そもそも能・狂言って何?
Q2 能と狂言は何でセットなの?
Q3 舞台ってどうなってるの?
Q4 難しそうだけど理解できる?
Q5 シテとかワキって何?
Q6 どういう人たちが演じているの?
Q7 初心者は何に注目して観ればいい?
Q8 でもやっぱり眠くなる?
Q9 どうして面をつけるの?
Q10 どこで観られるの?
Q11 幽玄って何?
【ワキさんの能楽講座①】
能だけど能じゃない!? 『翁』ってどういう曲なの?
2章 名曲『野宮』を一曲丸ごと実況中継!
能の楽しみ方完全ガイド
楽しみ方① 鑑賞前に「あらすじ」や「典拠」を予習しよう
楽しみ方② 能の流れを知ろう
楽しみ方③ 作り物に注目しよう
楽しみ方④ 夢うつつの世界を体感しよう
楽しみ方⑤ 謡を味わおう
楽しみ方⑥ 間狂言を楽しみつつ、後場へ臨もう
楽しみ方⑦ 所作や型に注目しよう
楽しみ方⑧ 舞を楽しもう
楽しみ方⑨ 余韻を味わおう
楽しみ方⑩ 演出の違いを知ろう
楽しみ方⑪ 聖地巡礼を楽しもう
【ワキさんの能楽講座②】
「ワキ」の役割を知ると能がもっと面白くなる!
3章 約60分でサクッと鑑賞!
はじめてさんにおすすめの短め曲
土蜘蛛(土蜘)
葵上
黒塚(安達原)
小鍛冶
羽衣
鉄輪[かなわ]
石橋[しゃっきょう]
清経
殺生石
鞍馬天狗
【ワキさんの能楽講座③】
作者を知ると作風や特徴が見えてくる!
4章 時空を超えて恋する
能のヒロイン・ヒーロー登場!
恋するヒロインNo.1 蛇体『道成寺』より
恋するヒロインNo.2 紀有常の娘の霊『井筒』より
恋するヒロインNo.3 小野小町『卒都婆小町』より
恋するヒロインNo.4 巴『巴』より
恋するヒロインNo.5 式子内親王の霊『定家』より
恋するヒーローNo.1 山科荘司『恋重荷』より
恋するヒーローNo.2 一角仙人『一角仙人』より
【ワキさんの能楽講座④】
『道成寺』は特別な演出の宝庫!
5章 謡ってみた! 舞ってみた! 演奏してみた!
お稽古事としての能を楽しもう
Part.1 謡ってみた! 宝生流で謡体験
Part.2 舞ってみた! 銕仙会で能楽体験
Part.3 演奏してみた! 幸流で小鼓体験
【ワキさんの能楽講座⑤】
能の華やかな衣装はキャラクターを象徴している!
6章 まだまだある! 事件ありホラーあり夢オチありの
ドラマチックな名曲
隅田川(角田川)
安宅
高砂
邯鄲
善知鳥[うとう](烏頭)
船弁慶
猩々[しょうじょう]
姨捨[おばすて](伯母捨)
【ワキさんの能楽講座⑥】
狂言にも「流儀」がある!
7章 これだけは押さえておきたい
名作狂言
棒縛[ぼうしばり]
靱猿[うつぼざる]
蚊相撲
釣狐[つりぎつね]
蝸牛[かぎゅう]
菌[くさびら](茸)
月見座頭
髭櫓[ひげやぐら]
柿山伏
附子[ぶす]
監修者からのメッセージ
♪何度も言うよぉ~「そもそも『マンガでわかる・・・』といった類の入門書・解説書は、たいてい
挿絵が並んでいるだけで、やたら説明的台詞も多いし、マンガの体をなしてないパターンの本ばっか
(`^´)」と前に書いたが(⇒ https://yomunjanakatsuta-orz.blog.ss-blog.jp/2015-08-28 )、
本書も単なる挿絵なところもあったけれど、漫画の作者&執筆者である2人(上述)が能楽に詳しい
らしいからか非常に解り易かったし、能・狂言を全く知らない小生には大変勉強になった(^o^)丿ウラー!
御覧の通り、歌人・和歌・歌枕に関係ある曲が結構あったので(てゆーか、元ネタが和歌だったり)、
小生としては興味深く読めたこともあるけど(^_^;) 「Q11 幽玄って何?」(34~35頁)で、〈能を
大成した世阿弥さんは幽玄を「能が目指すべき理想の境地」としているんだ〉として次の説明(^^)
能の謡[うたい]では和歌が多用されているよ
つまり、能は和歌の「言葉の幽玄」を用いて
舞台に「立体的な幽玄」を表現しようとしているといえるね
へぇ~!と思ったのが、小鼓体験での幸流[こうりゅう]の成田達志先生の説明(114頁)( ̄◇ ̄;)
成田先生 能の楽器はすべて音が鳴りにくい!
アイちゃん 楽器なのに!?
成田先生 笛や大鼓、太鼓も簡単に鳴らないんですよね
能の楽器は鳴りやすくするための進化をせず
六百年以上ずっと同じ形をしているんです
なぜかというと……
鳴らない楽器と対峙することによる精神性を重視したからなんです
ある種の修行の過程として必要ということですね
小生が本書で一番タメになったのは名曲解説の頁なんだけど(読んでる本に出てきたりするから)、
「高砂」の解説の漫画(てゆーか、挿絵)部分に次の説明(125頁)が〇 o 。.~~━u( ゚̄  ̄=)プハァ
ワキさん 遠く離れた場所にあるのに「相生の松」と呼ばれているのは二人[前シテ:
尉[じょう](老人)=後シテ:住吉明神と前ツレ:姥(老女)]が絆で
結ばれているから……『古今和歌集』にものっているよ
アイちゃん 遠距離夫婦だ!
『古今和歌集』の仮名序の「・・・高砂、住の江の松も相生[あひおひ]のやうに覚え、・・・」を
指しているわけだが、本書125頁の下部の「ココに注目!」と題された文章による解説部分の次の件が
気になった( ̄◇ ̄;)
・・・高砂と住吉の遠く離れた二本の松は、日本最古の歌集『万葉集』と、
最古の勅撰集『古今和歌集』の二つにたとえられています。和歌の栄えは
天下泰平のしるしであるとされ、歌道の栄えと国家繁栄が結びつけられて
いるのがこの曲[『高砂』]の大きな特徴です。/・・・
この「高砂の松」が『万葉集』で「住吉の松」が『古今和歌集』という話は全く知らなかったので、
試しに片桐洋一『古今和歌集(上)』(講談社学術文庫,2019)を披いたら、出てたヒィィィィィ(゚ロ゚;ノ)ノ
仮名序の同件の【注釈史・享受史】に「・・・『古今和歌集序聞書三流抄』所引の説が謡曲の本説に
なっている。」として同書の一節が引用されてた((;゚Д゚)ヒィィィ! 片桐洋一は凄いわと改めて思って、
その夜、悪魔の誘惑に負けてしまった(ノ_-;)トホホ…
【読んだ本】
小田幸子(監修)マンガでわかる能・狂言編集部(編)スペースオフィス(マンガ・執筆)『マンガでわかる能・狂言』(誠文堂新光社,2020)
読了(^o^)丿 〈「監修」というより「協力」が正しい〉(159頁)という能・狂言研究家の小田幸子に
よると、「スペースオフィス」は「国立能楽堂のカレンダーやグッズの制作に携わってきた若い女性
二人のユニット」(159頁)で、「時松はるな」が「マンガ」、「かめうみ」が「マンガ原案・執筆」
を担当したと奥付にある_φ( ̄^ ̄ )メモメモ 「あらすじから見どころ、なぜか眠気を誘う理由まで全部
わかる!」と銘打った本書の目次は次の通りで、「能をまったく知らない迷い猫」の「アイちゃん」
と「能楽堂に住みついている能楽大好き猫」の「ワキさん」が主人公〇 o 。.~~━u( ゚̄  ̄=)プハァ
はじめに
本書について
1章 能・狂言はじめてさんの
ギモンに答えます
Q1 そもそも能・狂言って何?
Q2 能と狂言は何でセットなの?
Q3 舞台ってどうなってるの?
Q4 難しそうだけど理解できる?
Q5 シテとかワキって何?
Q6 どういう人たちが演じているの?
Q7 初心者は何に注目して観ればいい?
Q8 でもやっぱり眠くなる?
Q9 どうして面をつけるの?
Q10 どこで観られるの?
Q11 幽玄って何?
【ワキさんの能楽講座①】
能だけど能じゃない!? 『翁』ってどういう曲なの?
2章 名曲『野宮』を一曲丸ごと実況中継!
能の楽しみ方完全ガイド
楽しみ方① 鑑賞前に「あらすじ」や「典拠」を予習しよう
楽しみ方② 能の流れを知ろう
楽しみ方③ 作り物に注目しよう
楽しみ方④ 夢うつつの世界を体感しよう
楽しみ方⑤ 謡を味わおう
楽しみ方⑥ 間狂言を楽しみつつ、後場へ臨もう
楽しみ方⑦ 所作や型に注目しよう
楽しみ方⑧ 舞を楽しもう
楽しみ方⑨ 余韻を味わおう
楽しみ方⑩ 演出の違いを知ろう
楽しみ方⑪ 聖地巡礼を楽しもう
【ワキさんの能楽講座②】
「ワキ」の役割を知ると能がもっと面白くなる!
3章 約60分でサクッと鑑賞!
はじめてさんにおすすめの短め曲
土蜘蛛(土蜘)
葵上
黒塚(安達原)
小鍛冶
羽衣
鉄輪[かなわ]
石橋[しゃっきょう]
清経
殺生石
鞍馬天狗
【ワキさんの能楽講座③】
作者を知ると作風や特徴が見えてくる!
4章 時空を超えて恋する
能のヒロイン・ヒーロー登場!
恋するヒロインNo.1 蛇体『道成寺』より
恋するヒロインNo.2 紀有常の娘の霊『井筒』より
恋するヒロインNo.3 小野小町『卒都婆小町』より
恋するヒロインNo.4 巴『巴』より
恋するヒロインNo.5 式子内親王の霊『定家』より
恋するヒーローNo.1 山科荘司『恋重荷』より
恋するヒーローNo.2 一角仙人『一角仙人』より
【ワキさんの能楽講座④】
『道成寺』は特別な演出の宝庫!
5章 謡ってみた! 舞ってみた! 演奏してみた!
お稽古事としての能を楽しもう
Part.1 謡ってみた! 宝生流で謡体験
Part.2 舞ってみた! 銕仙会で能楽体験
Part.3 演奏してみた! 幸流で小鼓体験
【ワキさんの能楽講座⑤】
能の華やかな衣装はキャラクターを象徴している!
6章 まだまだある! 事件ありホラーあり夢オチありの
ドラマチックな名曲
隅田川(角田川)
安宅
高砂
邯鄲
善知鳥[うとう](烏頭)
船弁慶
猩々[しょうじょう]
姨捨[おばすて](伯母捨)
【ワキさんの能楽講座⑥】
狂言にも「流儀」がある!
7章 これだけは押さえておきたい
名作狂言
棒縛[ぼうしばり]
靱猿[うつぼざる]
蚊相撲
釣狐[つりぎつね]
蝸牛[かぎゅう]
菌[くさびら](茸)
月見座頭
髭櫓[ひげやぐら]
柿山伏
附子[ぶす]
監修者からのメッセージ
♪何度も言うよぉ~「そもそも『マンガでわかる・・・』といった類の入門書・解説書は、たいてい
挿絵が並んでいるだけで、やたら説明的台詞も多いし、マンガの体をなしてないパターンの本ばっか
(`^´)」と前に書いたが(⇒ https://yomunjanakatsuta-orz.blog.ss-blog.jp/2015-08-28 )、
本書も単なる挿絵なところもあったけれど、漫画の作者&執筆者である2人(上述)が能楽に詳しい
らしいからか非常に解り易かったし、能・狂言を全く知らない小生には大変勉強になった(^o^)丿ウラー!
御覧の通り、歌人・和歌・歌枕に関係ある曲が結構あったので(てゆーか、元ネタが和歌だったり)、
小生としては興味深く読めたこともあるけど(^_^;) 「Q11 幽玄って何?」(34~35頁)で、〈能を
大成した世阿弥さんは幽玄を「能が目指すべき理想の境地」としているんだ〉として次の説明(^^)
能の謡[うたい]では和歌が多用されているよ
つまり、能は和歌の「言葉の幽玄」を用いて
舞台に「立体的な幽玄」を表現しようとしているといえるね
へぇ~!と思ったのが、小鼓体験での幸流[こうりゅう]の成田達志先生の説明(114頁)( ̄◇ ̄;)
成田先生 能の楽器はすべて音が鳴りにくい!
アイちゃん 楽器なのに!?
成田先生 笛や大鼓、太鼓も簡単に鳴らないんですよね
能の楽器は鳴りやすくするための進化をせず
六百年以上ずっと同じ形をしているんです
なぜかというと……
鳴らない楽器と対峙することによる精神性を重視したからなんです
ある種の修行の過程として必要ということですね
小生が本書で一番タメになったのは名曲解説の頁なんだけど(読んでる本に出てきたりするから)、
「高砂」の解説の漫画(てゆーか、挿絵)部分に次の説明(125頁)が〇 o 。.~~━u( ゚̄  ̄=)プハァ
ワキさん 遠く離れた場所にあるのに「相生の松」と呼ばれているのは二人[前シテ:
尉[じょう](老人)=後シテ:住吉明神と前ツレ:姥(老女)]が絆で
結ばれているから……『古今和歌集』にものっているよ
アイちゃん 遠距離夫婦だ!
『古今和歌集』の仮名序の「・・・高砂、住の江の松も相生[あひおひ]のやうに覚え、・・・」を
指しているわけだが、本書125頁の下部の「ココに注目!」と題された文章による解説部分の次の件が
気になった( ̄◇ ̄;)
・・・高砂と住吉の遠く離れた二本の松は、日本最古の歌集『万葉集』と、
最古の勅撰集『古今和歌集』の二つにたとえられています。和歌の栄えは
天下泰平のしるしであるとされ、歌道の栄えと国家繁栄が結びつけられて
いるのがこの曲[『高砂』]の大きな特徴です。/・・・
この「高砂の松」が『万葉集』で「住吉の松」が『古今和歌集』という話は全く知らなかったので、
試しに片桐洋一『古今和歌集(上)』(講談社学術文庫,2019)を披いたら、出てたヒィィィィィ(゚ロ゚;ノ)ノ
仮名序の同件の【注釈史・享受史】に「・・・『古今和歌集序聞書三流抄』所引の説が謡曲の本説に
なっている。」として同書の一節が引用されてた((;゚Д゚)ヒィィィ! 片桐洋一は凄いわと改めて思って、
その夜、悪魔の誘惑に負けてしまった(ノ_-;)トホホ…
先日、私の勤務先の朝7時過ぎの気温は7度でした(ー ー;)
さすがに通勤時にダウンはまだ恥ずかしいので
重ね着でモコモコでした(*_*)
ニット帽もかぶれば良かったかな(⌒-⌒; )
「音が鳴りにくい楽器で演奏」まさか楽器を演奏するのが
修行の過程だとは(°_°)
by ニッキー (2020-11-01 21:09)
昨日の朝は9度でしたが、今朝は8度でしたよ((;゚Д゚)ヒィィィ!
一週間前に既にマフラーしている女のコは見ました(^_^;)
鳴らないものなのに、前に格付けでやらせてた記憶(@_@;)
by middrinn (2020-11-01 21:15)
附子は有名ですね。国語の教科書にも載っていたし。
能・狂言の漫画がジャンプで連載されれは「鬼滅の刃」みたいに
大ブームに・・・・ならないで打ち切りだろうな。
by tai-yama (2020-11-01 23:39)
これからの季節、ニット帽が大活躍ですね!
by ナベちはる (2020-11-02 00:49)
「扇げ扇げ」「扇ぐぞ扇ぐぞ」は小生でも、
tai-yama様、何かで読んだ記憶が(^_^;)
by middrinn (2020-11-02 06:16)
この季節は素敵なニット帽をかぶられて、
ナベちはる様も可愛くきめましょ(^o^)丿
by middrinn (2020-11-02 06:17)
最近はダウンを着ているひともたまに見かけるようになりました
ニット帽かぶって冬支度は万端ですね(^^)
by そら (2020-11-02 06:36)
また萌え袖で、女性社員から、
そら様もモテモテに(^o^)丿
by middrinn (2020-11-02 06:42)
例え寒くなっても、ニット帽は大嫌いです(>_<) 何故って髪の毛が押しつぶされ....(^_^;)
by yokomi (2020-11-03 21:05)
ニット帽、暖かいですし、可愛く見えますよ(^o^)丿
by middrinn (2020-11-03 21:37)
能・狂言はサッパリわかりません(^^;)
かなり昔、NHKの番組で『道成寺』の鐘を使う演出を見たことがあるくらいですね。
by enokorogusa (2020-11-04 19:13)
そーゆー方に本書はメチャおすすめですよ(^o^)丿 たしか、
「ワキさんの能楽講座④」に鐘への入り方の色々が(^_^;)
by middrinn (2020-11-04 19:53)