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【読んだ本】

倉本一宏(全現代語訳)『藤原道長「御堂関白記」(中)』(講談社学術文庫,2009)所蔵本

上巻(⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2020-09-11 )に続いて、先月読了(^o^)丿
本書は「全現代語訳」であって「全訳注」ではないから、つまらぬことは再三指摘してきた(-ω-、)
調査・研究目的での摘読は危険ゆえ通読は必須も、問題意識が無いから色々見落としてそうな一方で
思わぬ発見もあったりする無目的通読(^_^;) 中巻の印象批評、てゆーか、感想としては、先ず第一に
上巻(長徳元年[995年]~寛弘5年[1008年])では頻繁に開かれてた作文会(漢詩を作る会合)が
中巻(寛弘6年[1009年]~長和2年[1013年])ではある時期から激減していることである( ̄◇ ̄;)
藤原道長邸での作文会の開催数の多さや一条朝が「詩文の興隆に大きく寄与した」こと等を指摘する
諸研究があると孫引きしたが(⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2020-08-28 )、
倉本一宏は『藤原道長「御堂関白記」(下)』(講談社学術文庫,2009)巻末の「おわりに」において
「作文好き」と題して「文化面では、漢詩がいたって好きなようである。頻繁に主催している作文会
は、自邸のみならず、内裏のものも主導しているかのようである。・・・」云々と指摘する(@_@;)
作文会では和歌も詠まれていた事実はさておき、「漢詩がいたって好きな」ら、中巻で開催数が減少
している事実が説明できないかと(@_@;) 「内容分析(content analysis)」したわけではないが、
寛弘8年(1011年)5月17日の作文会から開催ペースが激減してて、次の開催は(寛弘8年6月の一条院
崩御を挟んで)長和元年(1012年)閏10月4日である(@_@;) その後は長和2年(1013年)5月10日と
同年10月2日と同月6日の3回しか中巻では開催せず(@_@;) 一条朝の流行にすぎないのかも(@_@;)
もう一つ印象的だったのが、朝廷の儀式や行事で他の公卿らの失儀や違例を批判するのは藤原実資の
日記『小右記』の専売特許かと思ってたら、道長も指摘し難じてる記述が結構あった(゚ロ゚;) 長和2年
(1013年)4月1日条では自らのミスも認め、(対立してたからか)三条天皇のミスまで指摘( ̄◇ ̄;)

・『御堂関白記』に頻出する「作文会」開催の記述、実は和歌も詠まれてたかもオホホホ( ^^)/~~~~ ピシッ!

 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2020-08-29

・代作してくれたママンは死んじゃったし字が読めないのがバレぬよう道綱は仮病を使ったっぽい^_^;

 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2020-09-15

・当時は実名を避けて官職名で呼ばれたので、本書も人名を補って訳すが、その人名に疑問が(@_@;)

 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2020-10-08