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200110読んだ本

楽天市場お買い物マラソンのスロット、事前のと昨夜ので各20p当たったからコツをつかんだと思ったら
今朝またハズレ(-ω-、) 買う予定だった漫画も在庫切れに(ノ;ω;)ノ ~┻┻ (/o\) ミドリン ナカナイデー!!
図書館に行けないもんだから、「けふもなりひら あすもなりひら」になっちゃってる( ̄ヘ ̄)y-゚゚゚

【読んだ本】

渡辺実(校注)『新潮日本古典集成 伊勢物語』(新潮社,1976)

阿部俊子(全訳注)『伊勢物語(上)』(講談社学術文庫,1979)を基本テキストに、片桐洋一&福井
貞助&高橋正治&清水好子(校注・訳)『新編日本古典文学全集12 竹取物語 伊勢物語 大和物語 平中
物語』(小学館,1994)の福井貞助による校注・訳、石田穣二(訳注)『新版 伊勢物語 付現代語訳』
(角川文庫,1979)、森野宗明(校注・現代語訳)『伊勢物語』(講談社文庫,1972)、中河與一
(訳注)『伊勢物語 付 現代語訳』(角川文庫,1953)等で補いつつ、『伊勢物語』をチンタラと読む
ダンスホールの第8回オホホホ!!♪( ̄▽+ ̄*) 第八段もメチャ短いから石田穣二の現代語訳を引く(^^)

    昔、男がいた。京が住みづらかったのであろうか、東国の方に行って、住み所を探すのだ
    ということで、友とする人一人二人と一緒に、出かけて行った。信濃の国、浅間の嶽に
    煙の立つのを見て、

     信濃なる浅間の嶽に立つ煙[けぶり]をちこち人の見やはとがめぬ
     (信濃の国の浅間の嶽に立つ煙は、あちこちの人がみな、
     オヤと思わないことがあろうか) 

「本来は読人しらずの古歌」と福井貞助も指摘も、阿部俊子を槍玉に挙げるぞオホホホ( ^^)/~~~~ ピシッ!
    
    ・・・/ただし、この歌が『新古今集』に業平歌として取られている典拠は
    むしろ『伊勢物語』にあるのではないかと思われ、本来、この歌は
    浅間山の噴煙のみえる地方の人に親しまれた、「よみ人しらず」の古歌
    であったかと思われる。/・・・

阿部俊子の下巻の「所収和歌一覧表」によると、この歌は私家集「業平集」にも入っているわけで、
だったら、業平の私家集にも入ってない第七段の「いとどしく過ぎゆく方の恋しきにうらやましくも
かへる浪かな」の方こそ先ず「よみ人しらず」の歌と指摘すべきだヾ(`◇´)ノ彡☆コノ! バカチンガァ!!
     
「浅間山の噴煙のみえる地方の人に親しまれた」云々とは「この歌、あるいは、もとは、浅間の噴煙
に託して、恋のあらわれるのを揶揄した民謡風の歌かと思われる。」(石田穣二の補注)の意(^_^;)
『新古今和歌集』入集歌として斯くの如く解釈することは、羇旅歌に入っている以上は無理筋だが、
今まで読んできた『伊勢物語』のストーリーの流れからすると、森野宗明が紹介した上で否定してる
次のような解釈(後者の方)も出てくるのも仕方ないね〇 o 。.~~━u( ゚̄  ̄=)プハァ

    ・・・また、叙景を中心とするか、寓意に力点を置いてよむかも論がわかれる。
    ・・・寓意にしても、「あの噴煙が人々から見とがめられるように、我ら一行も
    見怪しまれることだろう」「噴煙が見とがめられるように、自分の燃える想いも
    見とがめられ、東国に流浪しなければならないことになった」のような解も
    行われているがいかが。「見とがむ」はかならずしも不審の眼を向けられたり、
    非難、批判の意を含んで用いられる語ではなかったことにも注意したい。
    「見のがさず目にとめる」「よく注意して目をとどめる」の意を表わす。

森野宗明は、「信濃の国の浅間の嶽に今さかんに立ちのぼるものすごい噴煙、それをかなたこなたの
人たちが目をとどめないことがあろうか(京では想像もできないこのような光景を目にするにつけ、
京を遠く離れてしまったという実感が胸をしめつける、捨てたはずの京なのに)。」と歌を訳して、
「やるせない旅情、郷愁をよみとってよいのではないか。」と評しているのに対して、阿部俊子は、

    ・・・活火山からたち上る煙の様など見たことのない都人が、そのすさまじさに
    目をみはり、その辺りの人がとくにあわてふためくでもなく、また富士の噴火は
    都へも報告が来ているのに、浅間の噴煙はとくに報じられたとも聞かない。/
    いったい人々は見とがめて騒がないはずはないと思われるのに、どうしたのであろうと、
    あきれるとともに、都の世間のわずらわしさを思いおこして、やはり都を出て来て
    ゆっくりのびのびとできるかな、と心ときめいた歌として仕立てたのであろうかと
    見られる。

「都を出て来てゆっくりのびのびとできるかな、と心ときめいた」には「あきれる」ヒィィィィィ(゚ロ゚;ノ)ノ
本書20~21頁の頭注欄の解説も「自ずから異国を意識した不安が漂う」と指摘してるC= (-。- ) フゥー

    京都の人間にとって「山」とは比叡山である。だから煙を噴き上げる活火山は、
    「男」に異様な山とうつる。なのに土地の人は別に関心を示さない。それを不審と
    よんだ旅の歌で、自ずから異国を意識した不安が漂うが、二条后との悲恋の影を
    この歌に期待するのは考え過ぎだし、東海道から浅間は見えぬというのも無用の穿鑿
    であろう。業平らしい男の東下りの九段を中核として、類似の話を増補したのが、
    七、八段なのである。

・『伊勢物語』が描く「みやび」( https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2019-12-28 )、
 日本文化として脈々と受け継がれているとされるがイタリア人こそが「みやび」・・ヘ(__ヘ)☆\(^^;

 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2019-12-29

・17歳年下から17歳年上まで、この男の守備範囲の広さはゴールデングラブ賞ものやね( ̄ヘ ̄)y-゚゚゚

 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2020-01-05

・在原業平の歌は鬼たちを感じ入らせるほどじゃなかったということかしらオホホホホ!!♪( ̄▽+ ̄*)

 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2020-01-07
タグ:古典 和歌
コメント(8) 
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コメント 8

ニッキー

今日はついてない1日だったんですね(*_*)
でもきっとすぐにスロットも当たるし、
欲しかった本が安く手に入ったりもする
「良い1日」がまたすぐ来ますよぉ( ^ω^ )
by ニッキー (2020-01-10 21:12) 

middrinn

午後から図書館へ行く予定だったのですが、
昨日今日と歩き廻ったために疲労困憊して
断念です(-ω-、) 明日は頑張ります(^o^)丿
by middrinn (2020-01-10 21:18) 

mimimomo

おはようございます^^
スロットってソネットでしかしたことないけれど、あれにコツってあるかしら。
少なくともソネットのは勝手に止まるものね。
よしよし「けふまなりひら あすもなりひら」でも。
浅間山の噴煙を見た旅人の心境、人の心を読むのは難しい。
噴煙を見ても何にも感じない、わたくし(-。- 
by mimimomo (2020-01-11 07:38) 

middrinn

時間帯と(確実にハズレが予想できる)状態などコツがあると思ったんですが(-ω-、)
mimimomo様は噴煙が上がるのを見慣れてらっしゃるから奇異に思わないかと^_^;
by middrinn (2020-01-11 07:48) 

たじまーる

「けふもなりひら あすもなりひら」
なるほどですね(*´ω`*)

気持ちひとつで世界が変わると
「キュアラブリー」が言ってましたので
出直しファイトですよ、いろいろと(*^^*)

by たじまーる (2020-01-11 18:12) 

middrinn

「世界を変えに来たよ!!」とメイド姿で
超可愛~い天堂明日が現われないかな(^^)
by middrinn (2020-01-11 19:06) 

tai-yama

「山から煙が出ているのに驚かないのか」が正解な気もしたり。
でも、在原業平は京で煙ばかり立てていたので、自分の心情に
重ねるのもわかるような気も。
by tai-yama (2020-01-11 21:53) 

middrinn

( ^o^)ノ◇ 山田く~ん 特製在原業平は京で煙ばかり立てていた座布団1枚 ♪
by middrinn (2020-01-12 07:22) 

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