180709読んだ本
連日の強風を嘆いてるけど、日陰になった濡れ縁に座っていたら、心地好い風と感じてしまった(^_^;)
横になって昼寝をしたいくらい(^_^;) 雨が降った日の翌朝は猫さんの足跡が残ってるけど、猫さん達も
濡れ縁で寝てたりして(^_^;) 足の爪を切る際にしか使っていなかったけど、もっと利用しよっと(^_^;)
二階のベランダでも寝てみたい(^_^;) 涼しそうだし、星空も観えるから、蚊帳でも買おうかしら(^_^;)
【読んだ本】
川西政明『文士と姦通』（集英社新書,2003）所蔵本
河出文庫版（1997年）も所蔵してた（ことを昨夜は書き忘れた）澁澤龍彦の『偏愛的作家論』に収録の
「堀辰雄とコクトー」での「余談」＝芥川、堀、永井、澁澤、村上、坂本という「ドラゴンズの系列」、
hanamura様の御指摘の通り、皆「辰年」だったので、御礼に（ ＾ｏ＾）ノ◇ 山田く～ん座布団１枚♪
『燃ゆる頬・聖家族』（新潮文庫,1947）より活字が大きい『菜穂子 他五篇』（岩波文庫,1973）所収の
「聖家族」と「ルーベンスの偽画」（ママ）を久しぶりに読んだ(^^) 両作品のヒロインのモデルを紹介
する山本茂「堀辰雄『聖家族』 美しく誇り高き才女 細木絹子」同『物語の女 モデルたちの歩いた道』
（中公文庫,1990）所収をじっくり読むためである(^^) 「聖家族」の次の書き出しは有名だよね(^_^;)
死があたかも一つの季節を開いたかのようだった。
「河野扁理」（堀辰雄）は「九鬼」（芥川龍之介）の告別式に向かう「細木夫人」（片山広子）を介抱
したことがきっかけで、その娘「細木絹子」（片山総子）と知り合うのだが、山本・前掲書は片山総子
のことだけではなく、片山総子の母・片山広子についても詳しかったよ(⌒～⌒)
竹柏会の高名な歌人であり、歌集に『翡翠』『野に住みて』がある。松村みね子の
ペンネームでアイルランド文学の翻訳家としても知られ『シング戯曲集』などを訳出。
女性文芸誌「火の鳥」の精神的主柱でもあった。／菊池寛が「日本婦人中もつとも
学識ある婦人」と評し、大正年代で本格的な翻訳ができる女性は松村みね子を除けば
野上弥生子があるだけだった。
特に（「聖家族」でも描かれてた）芥川龍之介との〈関係〉にも言及してるのが興味深かった(⌒～⌒)
本書の「壱 大正文士の姦通」の〈「愁人」からの逃避と自殺――芥川龍之介〉を読んでいたからね(^^)
芥川龍之介は北原白秋が姦通罪で告訴されたことになみなみならぬ関心を示した。
彼は白秋から事件の経緯をくわしく聞いた。／龍之介にとって白秋の事件はひとごと
ではなかった。龍之介には身におぼえがあったからだ。龍之介の相手は秀しげ子という。
秀しげ子は歌を詠み。劇評を書く新しい女であった。日本的な愁い顔に特徴があり、
龍之介は「我鬼窟日録」のなかで「愁人」と呼んでいる。龍之介と「愁人」とは
一九一九（大正八）年六月十日に岩野泡鳴主宰の「十日会」の席で知りあった。
それから三ヵ月後に姦通がおこなわれた。龍之介は日記に姦通の事実を書きとめている。
こんな書き出しで始まって、〈やがてこの姦通は龍之介の苦になっていく。その後、「愁人」は子供を
生んだが、これはあなたの子供よと彼女は龍之介を嚇かしている。〉と展開していくのだから、これは
これで興味深い話なのだが、その中に次の件があった(＠_＠;)
「愁人」と姦通を犯したあと、龍之介は情人をつくるのをやめてしまった。恋愛を
やめたわけではない。姦通を犯すことによって生ずる利害を計算した結果、情愛を
通じることをやめたのである。／一九二四（大正十三）年七月、はじめて軽井沢へ
行き、片山広子らと交遊する。そのころから神経性胃病、痔疾、不眠症、神経衰弱、
睡眠薬中毒に苦しみはじめる。年ごとにその苦しみは激しくなる。
主題から外れるせいか、この後、片山広子の話は出て来ないので、山本・前掲書で補完されたわけ(^^)
光を使えと若月を異常に叩いてた連中も今季の伊藤光の為体に沈黙してるから放出にも異論なさそう(..)
横になって昼寝をしたいくらい(^_^;) 雨が降った日の翌朝は猫さんの足跡が残ってるけど、猫さん達も
濡れ縁で寝てたりして(^_^;) 足の爪を切る際にしか使っていなかったけど、もっと利用しよっと(^_^;)
二階のベランダでも寝てみたい(^_^;) 涼しそうだし、星空も観えるから、蚊帳でも買おうかしら(^_^;)
【読んだ本】
川西政明『文士と姦通』（集英社新書,2003）所蔵本
河出文庫版（1997年）も所蔵してた（ことを昨夜は書き忘れた）澁澤龍彦の『偏愛的作家論』に収録の
「堀辰雄とコクトー」での「余談」＝芥川、堀、永井、澁澤、村上、坂本という「ドラゴンズの系列」、
hanamura様の御指摘の通り、皆「辰年」だったので、御礼に（ ＾ｏ＾）ノ◇ 山田く～ん座布団１枚♪
『燃ゆる頬・聖家族』（新潮文庫,1947）より活字が大きい『菜穂子 他五篇』（岩波文庫,1973）所収の
「聖家族」と「ルーベンスの偽画」（ママ）を久しぶりに読んだ(^^) 両作品のヒロインのモデルを紹介
する山本茂「堀辰雄『聖家族』 美しく誇り高き才女 細木絹子」同『物語の女 モデルたちの歩いた道』
（中公文庫,1990）所収をじっくり読むためである(^^) 「聖家族」の次の書き出しは有名だよね(^_^;)
死があたかも一つの季節を開いたかのようだった。
「河野扁理」（堀辰雄）は「九鬼」（芥川龍之介）の告別式に向かう「細木夫人」（片山広子）を介抱
したことがきっかけで、その娘「細木絹子」（片山総子）と知り合うのだが、山本・前掲書は片山総子
のことだけではなく、片山総子の母・片山広子についても詳しかったよ(⌒～⌒)
竹柏会の高名な歌人であり、歌集に『翡翠』『野に住みて』がある。松村みね子の
ペンネームでアイルランド文学の翻訳家としても知られ『シング戯曲集』などを訳出。
女性文芸誌「火の鳥」の精神的主柱でもあった。／菊池寛が「日本婦人中もつとも
学識ある婦人」と評し、大正年代で本格的な翻訳ができる女性は松村みね子を除けば
野上弥生子があるだけだった。
特に（「聖家族」でも描かれてた）芥川龍之介との〈関係〉にも言及してるのが興味深かった(⌒～⌒)
本書の「壱 大正文士の姦通」の〈「愁人」からの逃避と自殺――芥川龍之介〉を読んでいたからね(^^)
芥川龍之介は北原白秋が姦通罪で告訴されたことになみなみならぬ関心を示した。
彼は白秋から事件の経緯をくわしく聞いた。／龍之介にとって白秋の事件はひとごと
ではなかった。龍之介には身におぼえがあったからだ。龍之介の相手は秀しげ子という。
秀しげ子は歌を詠み。劇評を書く新しい女であった。日本的な愁い顔に特徴があり、
龍之介は「我鬼窟日録」のなかで「愁人」と呼んでいる。龍之介と「愁人」とは
一九一九（大正八）年六月十日に岩野泡鳴主宰の「十日会」の席で知りあった。
それから三ヵ月後に姦通がおこなわれた。龍之介は日記に姦通の事実を書きとめている。
こんな書き出しで始まって、〈やがてこの姦通は龍之介の苦になっていく。その後、「愁人」は子供を
生んだが、これはあなたの子供よと彼女は龍之介を嚇かしている。〉と展開していくのだから、これは
これで興味深い話なのだが、その中に次の件があった(＠_＠;)
「愁人」と姦通を犯したあと、龍之介は情人をつくるのをやめてしまった。恋愛を
やめたわけではない。姦通を犯すことによって生ずる利害を計算した結果、情愛を
通じることをやめたのである。／一九二四（大正十三）年七月、はじめて軽井沢へ
行き、片山広子らと交遊する。そのころから神経性胃病、痔疾、不眠症、神経衰弱、
睡眠薬中毒に苦しみはじめる。年ごとにその苦しみは激しくなる。
主題から外れるせいか、この後、片山広子の話は出て来ないので、山本・前掲書で補完されたわけ(^^)
光を使えと若月を異常に叩いてた連中も今季の伊藤光の為体に沈黙してるから放出にも異論なさそう(..)
綺麗な星空を見ながら外で伸び伸びと寝る。やってみたいです☆彡
by ナベちはる (2018-07-10 00:52)
ハンモックで寝てキャンプ気分を味わいたいですよね(〃'∇'〃)
by middrinn (2018-07-10 05:50)
右手の腱鞘炎の影響でコメント差し控えます
by green_blue_sky (2018-07-10 06:02)
申し訳ないですm(__)m お大事になさって下さい(;_;)
by middrinn (2018-07-10 06:14)
2階でも蚊は自力で上がってきますからねぇ。
高層階でも人と一緒にエレベーターに乗って上がるとか＾＾；
by ぽちの輔 (2018-07-10 07:07)
この時期の程よい風は幸せを運んでくれます！
不動池でカワセミを待っている時の風は自然からの最高のプレゼント(^^)
濡れ縁、良いなぁ(^O^)／
by そら (2018-07-10 07:14)
蚊が独りでエレベーターで移動してたら怖いですね(+_+)
ぽちの輔様が便利な蚊取りグッズ紹介して下さ～い(^o^)丿
by middrinn (2018-07-10 07:17)
日陰や木陰だと涼風に感じますね(〃'∇'〃)
そら様にとってはカワセミさんがやってきて
くれることこそ最高のプレゼントかと(^^)
by middrinn (2018-07-10 07:21)
濡れ縁があるって良いですねぇ( ^ω^ )
日陰で心地よい天然の風に吹かれて昼寝・・・最高だなぁ♪( ´▽｀)
by ニッキー (2018-07-10 07:35)
でも、寝返りして落ちちゃうかも(+_+)
猫さん達と違ってケガしそうです(^_^;)
by middrinn (2018-07-10 07:46)
「じゃ、ＤＮＡ鑑定してみよー」って今なら言えるね。
病んでも恋愛はやめられなかったのねぇ…
by よしころん (2018-07-10 07:48)
片山広子に対し恋愛してるけれど叶わないから、
芥川は病んでしまったのかもしれません(^_^;)
ツバメさんと目が合っちゃいましたね(〃'∇'〃)
by middrinn (2018-07-10 08:09)
二階のベランダの蚊帳は食卓カバーみたいなのが良いのでは＾＾
（リュカさんちみたいな）
おっとはベランダにテント張る！と言っているので
蚊帳を進めようかなぁ・・・
丸見えだけどwwwww
by ちぃ (2018-07-10 08:45)
おはようございます。
蚊帳、懐かしいですね。
星を見ながら。。なんて、素敵ですね。
先日の記事のアドバイス、ありがとうございます。
作成の仕方が間違っていたんですね。コメントの件も～
ご指摘に感謝してます。（教えて下さる方はいなかった）
これからのご指導の程よろしくお願いします。
by k-sakamama (2018-07-10 09:06)
リュカ様のを拝見した瞬間、コレだ！と思いました(^_^;)
ちぃ様、丸見えじゃないと星空は観えないんですよ(^_^;)
ただ、本が読めないので実行する気にはなれません(-ω-、)
by middrinn (2018-07-10 09:08)
田舎だから都心よりは夜空に星は多い方なんですよ(^^)
k-sakamama様が気に病んでトレスになったらと考える
と細かいことなどスルーすべきだったかもと反省(-ω-、)
大雨で心配しておりましたが、返信コメなされていたのを
昨日拝見して一安心も、今は色々と大変かと推察(´ヘ｀;)
by middrinn (2018-07-10 09:16)
テント、星空を眺められる様に
屋根がメッシュ状のがあるのですよーＯ(≧▽≦)Ｏ
by ちぃ (2018-07-10 09:32)
なら星空も愉しめるし本も読めますね(〃'∇'〃)
よっしゃっ！ 楽天市場で検索だぁ！o(-`д´- o)
by middrinn (2018-07-10 09:52)
こんにちは＾＾
濡れ縁のあるおうち。子供の頃は全部そうだったわ。今はない（＞＜；
でも二階のベランダはありますよ・・・けど寝るのはねぇ～
最近、蚊帳って売ってますかね？
by mimimomo (2018-07-10 10:31)
でも、屋内（特に2階の部屋）より涼しそうじゃないですか(^_^;)
リュカ様御購入された蚊帳は、吊り下げるタイプではないのですが、
⇒ https://rongo-rongo.blog.so-net.ne.jp/2018-06-20 ^_^;
by middrinn (2018-07-10 10:40)
実家（福島県）が田んぼに囲まれた中にあったので
蚊帳は必需品でした＾＾
子供の頃は、蛍を飛ばして
今思うと、風情がありますね＾＾
星空を観ながらも素敵ですね(*´ω｀)
by raomelon (2018-07-10 12:28)
蚊帳の中でホタルさんを飛ばすなんて、風流すぎます∑(￣ﾛ￣|||)なんと！？
蚊帳の中を漂っているホタルさんの光跡が残像として瞼に残りそう(〃'∇'〃)
by middrinn (2018-07-10 13:56)
濡れ縁の有るお宅って素敵ですね、
腰かけて足をブーラブラなんて・・・北国ではね ムリ無理。
２階の息子家族が、真夏になるとバルコニーに材木を組み立てキャンプの
ネットを張り巡らし、雨よけの屋根を張り 電球まで引き込んで夜を楽しんでます。
孫達はお勉強・・・してるかな？
by cooper (2018-07-10 16:29)
cooper様のお宅、お話を伺っていると、豪邸の部類ではﾋｨｨｨｨｨ(ﾟﾛﾟ;ﾉ)ﾉ
やはり北海道はスケールが違いますねぇ(^_^;) そんな豪邸にポプラの
綿毛が広がってて、アリウム・ギガンチウムも素敵ですよねぇ(〃'∇'〃)
by middrinn (2018-07-10 16:52)
こんばんは。
山上たつひこ（竜彦）もドラゴンかと思ったら亥らしい。
by センニン (2018-07-10 20:20)
『がきデカ』派じゃなくて『マカロニほうれん荘』派なんで(^_^;)
本名が「竜」か「龍」か確認しようと、wikiで村上龍の項を見たら、
「竜之介」という本名は知ってたのですが、〈本名は村上竜之助で、
これは中里介山の小説『大菩薩峠』の主人公「机竜之助」にちなんだ
もの。〉とあり、びっくり(ﾟﾛﾟ;)ﾏｼﾞ!? 『大菩薩峠』、恐るべし^_^;
by middrinn (2018-07-10 20:35)
心地よい風が吹く濡れ縁、最高に気持ち良さそうですね＾＾
ベランダからの星空も良いな～＾＾
5年前は、プラネタリウムの星空ばかり眺めてたので、リアルな星空には憧れます。
昔は、姦通罪ってあったのですよね。
今は、日常で不倫とか多い世の中になってしまったけれど…
by ☆ミルキーウェイ☆ (2018-07-10 23:06)
都会に住んでいるとプラネタリウムの星空も素敵ですよね(〃'∇'〃)
刑法の姦通罪は有夫の妻のみが処罰対象だったので男女不平等ゆえ
憲法の施行とともに廃止されちゃったんですけど、有妻の夫の不貞も
処罰することにしてれば、面白い世の中になってましたねぇ(^_^;)
by middrinn (2018-07-11 07:33)