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171121読んだ本

全出品者が9900円前後の中、5095円の出品にラッキーと思った途端、18401円に値上げされた(゚ロ゚;)エェッ!?
先週末注文の文庫本も日中は559円まで下がるのに夜には5000円台に跳ね上がるという謎の価格設定(@_@)

【読んだ本】

杉本苑子『続今昔物語ふぁんたじあ』(講談社文庫,1978)所蔵本

「婢女」という一篇を読んだ(^^) 井戸掘りの現場で見つかった銀製の碗に少し銀を加えて作られた
堤子[ひさげ]を盗んだのは葛城という名の婢女だと九歳になる姫1人が疑っているけど確証はなく、
検非違使の尉を務める主人は群盗に斬り殺され、その服葬の最中に失火から屋敷はまる焼けとなり、
北ノ方と姫の母子は親類宅を転々とするも、奉公人も散り散りとなったのに葛城だけは踏み留まり、
母子の世話をし続けた・・・サイテー(+_+) 救いようのないストーリーで、杉本苑子はドSか(^_^;)
『今昔物語ふぁんたじあ』(講談社文庫,1978)の「待ちぼうけ」(「171022読んだ本&買った本」&
「171119読んだ本」)に登場する陰陽師の慈岳川人、百目鬼恭三郎『奇談の時代』(朝日文庫,1981)
の「人異篇 第一 6 占験」にも登場していたから補足しておく(^^) 滋岳川人[ママ]の書いた古い
勘文の中に、貞観以後の壬午の年に聖人が生まれるだろうとあり、藤原師実がちょうどその干支年に
生まれており、勘文の予言が当たったと人々が賞讃する中、師実の政敵である白河法皇は「その勘文
には、なにがしの年に平地が九丈も埋まる大水が出ようと書いてあるが、その年に水は出なかった
ではないか。だからそんな勘文は信用できない」と言ったと、『続古事談』には載っている由(^_^;) 
後拾遺和歌集は白河天皇、金葉和歌集は白河院と、歌に熱心でないのに2度も勅撰集を編むよう命じた
わけだが、後拾遺集は歌壇の長老・源経信をさしおいて、独撰するだけの手腕力量もない藤原通俊を
撰者としたし、金葉集は順当に源俊頼(経信の子)を撰者とするも、「天治元年(一一二四)に奏覧
した初度本は貫之ら三代集歌人を重視しすぎていたということで返却され、二度本を作りなおし、
二度本の精撰本を翌年に奏上したが、三代集歌人を無視しすぎたために再び返却。翌々年の大治元年
(一一二六)に三奏本を作り奏上、やっと受納された。」(片桐洋一『歌枕 歌ことば辞典 増訂版』
[笠間書院,1999])といった具合で、その権力者としてのやりたい放題ぶりが目に余るぞ( ̄ヘ ̄; )

疲れちゃったよ(+_+)
コメント(2) 
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コメント 2

ぽちの輔

スーパーは夜には安くなりますけどねぇ(爆)
by ぽちの輔 (2017-11-22 06:54) 

middrinn

ですよねぇ~^_^;
ぽちの輔様はいつもポイントを衝きますね(^^)
by middrinn (2017-11-22 07:07) 

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