ニット帽と手袋を出し、防虫剤の臭いプンプンさせてる男になったぜぃ( ̄ヘ ̄)y-゚゚゚ けど、指先に
穴が空いていたから、他人からは指先が見えないようポージング決めたぜぃψ(*`ー´)ψヶヶヶ...
彩希子『「あの人素敵!」と思わせる 美人な姿勢図鑑』(新星出版社,2017)で印象美人( ̄∇ ̄)ニヤッ

【読んだ本】

百目鬼恭三郎『奇談の時代』(朝日文庫,1981)所蔵本

承前m(__)m 杉本苑子『今昔物語ふぁんたじあ』(講談社文庫,1978)の中の「白い蓮」なる一篇に
ついてだけど、「171031読んだ本」で、〈村はずれの阿弥陀堂で老人たちに混じって堂守り法師の
説教に耳を傾けていた病弱で右腕のない若者・左近丞が、法師の話術が下手で説教の内容も退屈な
ことから舟を漕ぎかけた矢先、現われたのが近隣きっての土地持ち・屋敷持ちで暴れん坊の「多度の
源太夫」で、彼こそが左近丞の右腕を斬り落とした張本人だったのだが、彼は法師に絡み始め・・・
予想外の展開となって結末はジーンと来るものがあるよ(;_;) なーんて、ストーリーの核心部分は
海音寺潮五郎の短篇「極楽急行」(『海音寺潮五郎全集 第十四巻 短篇一』[朝日新聞社,1970]、
『海音寺潮五郎短篇総集(四)』[講談社文庫,1978]、『剣と笛 歴史小説傑作集』[文春文庫,
2002]等に所収)と全く同じじゃん(^。^;) 磯貝勝太郎が両文庫の「解説」で「この作品の種本は、
鎌倉時代初期の浄土教思想の事情を知ることができる仏教説話集『宝物集』で、その中に源太夫の
往生説話がある。・・・『宝物集』の源太夫説話と同工異曲の説話は多い。『新著聞集』には、
上総(現在の千葉県の中央部)のじゃじゃ庄右衛門という大悪人が、・・・」云々と種明かし(^^)
ネットで検索すると、今昔物語にも同じ説話があるようだけど、杉本苑子のは登場人物を増やして
話も付け加えることでストーリーに深みと、そして何よりも説得力をもたらしたと小生は思う(^^) 〉
と書いた(^^) 本書(人異篇 第一 2 執着)は今昔物語の当該説話を紹介し、「極めて力強い文章で
語られたこの話に、説明を加えるのはそれこそ蛇足でしかないが、源大夫[ママ]は極悪非道の男
だったから、かえって直情径行に俗世を捨てることができたということであろうか。」と〆る(^^)
また「171112読んだ本&買った本」に〈『続今昔物語ふぁんたじあ』(講談社文庫,1978)の一篇
「出離」も読んだよ(^^) 密かに愛人を囲っている別邸へと向かう藤原雅道の行列より先にその門を
くぐった小舎人童の多聞丸に同じく雅道に仕える老雑色が、北ノ方さまがおいでになって、奥では
大変な騒ぎになっているから、ご主人の中将さまを急いでお止めせねば、と耳打ちした・・・ニヤニヤ
しながら読み進めたら、一転、う~ん・・・と思いつつ最後まで頁をめくらせる杉本苑子節全開の
作品(^_^;) 元ネタは不明なんだけど、部分的には源氏物語の夕顔の宿と類似していることは作中で
語られてた(^。^;) 前巻と同様に、今昔物語以外の古典から出家遁世説話を採ったのかも(..) 〉と
書いたけど、源氏物語と類似してる部分に関しては、もしかしたら、本書(人異篇 第一 2 執着)が
紹介してる「・・・幸田露伴の『連環記』の題材になった、大江定基の話・・・」なのかな(@_@;)
ちなみに、本書(神怪篇 第二 6 飛鉢)曰く〈大江定基が愛人を失って寂照という僧になり、中国に
渡ったことはすでに一ノ2で紹介したが、その寂照が中国の皇帝の宴に招かれたとき、皇帝が寂照の
法力を試そうとして、「今日は給仕人なしで、料理はめいめいの鉢を飛ばして運んでもらおう」と
いい出した。飛鉢の法を知らない寂照は、「日本の神仏助け給え」と念じると、鉢は独楽のように
回りながら、前の鉢を追い抜いて飛んでいった、という話が『今昔物語集』に載っている。〉由^_^;
この後、続本朝往生伝、扶桑略記、御堂関白記を駆使して考証してるのが百目鬼恭三郎らしいね(^^)

猫さんはキュウリが恐いのかしら(@_@;) 消せないマジックをホワイトボードの前に置くなよ(T_T)