『SPY×FAMILY』第1巻も『ちはやふる』第50巻もまだ借りられぬ(;_;) 『サタノファニ』も図書館に
入らないかな・・ヘ(__ヘ)☆\(^^;入るわけねーだろ!アニメ化の有無も選書基準の一つかな(@_@;)

【約一週間前に買った本&読んだ本】

細野不二彦『ギャラリーフェイク 37 フリーポートの修復家』(小学館ビッグコミックス,2023)

先月28日発売の新品715円を楽天ブックスで27日夜予約し今月1日に届く(^_^;) 掲載誌や新刊発売日
とか全くチェックしてなくて、前巻を購入したショップから案内のメールが来たのが発売前日(^_^;)
全く準備してなかったから、前巻は全額ポイント払いだったのに、今回は定価で購入する始末(^_^;)

    ART.1 なりすましを撃て!

    ART.2 ロートレックの晩餐会

    ART.3 蘇る戦国の茶器[珠光小茄子]

    ART.4 “星の時間”[岸田劉生]

    ART.5 フリーポートの修復家

藤田のことを男として意識しモヤモヤする三田村小夜子が可愛いのが本巻の萌えポイント(〃'∇'〃)
さて、本巻「ART.2 ロートレックの晩餐会」はトゥールーズ=ロートレックについて、

    伯爵家の嫡男に生まれるが、後天的障害を負い、画家を志してパリに出る。

と説明してるけど、「後天的」という表現が気になるね(@_@;) 「参考文献」として〈「芸術新潮」
二〇〇一年一月号〉も挙げられてるけど、同誌同号の特集「没後100年記念 ロートレック 人間は
醜い、けれど人生は美しい!」の中の「鹿島茂のロートレック講座2 〝トレクロー〟から〝ロート
レック〟へ」も、

    /[13歳の時の]最初の左足大腿部骨折に続いて翌年に彼を襲った右足大腿部骨折
    (散歩中に水の涸れた沢に転落)は、今日では、おそらく遺伝性の骨の異常が思春期
    の第二次性徴によって顕在化した結果ではないかと考えられている。・・・

と記しているように「顕在化」=発症は後発的だが「遺伝性」による「障害」(@_@;) 同誌同号の
篠田達明による連載「ドクター・シノダの人物画診断」の第17回「ロートレックの病気遍歴──濃化
異骨症、梅毒、そしてアルコール依存症」(後に、篠田達明『モナ・リザは高脂血症だった 肖像画
29枚のカルテ』[新潮新書,2003]所収)も、

    ・・・/フランスの天才画家トゥールーズ=ロートレックが患ったのも、濃化異骨症
    というきわめてまれな病気だった。/この疾患も、生まれたときはふつうの赤ちゃん
    とかわらず、幼少のころはすこやかに育つのだが、長ずるにつれて背がのびなくなり、
    ついに小人症をきたすという奇妙な経過をたどる。/発病は思春期のまえ、骨が折れ
    やすいといった症状ではじまる。・・・

    ・・・/ロートレックの全身写真をみると、バランスのとれた、いわゆる四肢短縮型
    の低身長症をきたしている。手指にも形成不全があり、すべての指が太く短い。この
    ような障害を背負った息子の姿に、両親はさぞやおどろきあわてたことであろう。
    ましてやこれが血族結婚による遺伝性の疾患であるとは知るよしもなかった。・・・

    ・・・/ロートレックが濃化異骨症であると指摘したのはフランスの医師マロトーと
    ラミーである。かれらはこの病気を1962年にはじめて濃化異骨症と名づけて学会
    に報告した。いまではこの病名が世界的に用いられており、病気の原因も常染色体
    劣性遺伝によっておこることが判明している。/・・・

と解説しており、本巻が「後天的」障害と表現しているのには、やはり違和感があるわなぁ(@_@;)
とまれ、本誌本号の上記特集は非常に面白くて、ずっとこちらの方を隅から隅まで読んでいた(^_^;)

・フェイク情報も発信しちゃってるのが『ギャラリーフェイク 36 ミャンマー共和国混沌紀行』で、
 マーク・ランディスは「RANDIS」ではなく「LANDIS」ヾ(`◇´)ノ彡☆コノ! バカチンガァ!!

 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2022-03-05

・『ギャラリーフェイク 34 闇とカラバッジョ』(小学館ビッグコミックス,2018)の中でマルセル・
 デュシャン《泉》を「サイン自体 本人の名でさえない架空のものさ」と藤田は解説してるが・・・

 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2018-09-29

・細野不二彦が漫画家としてデヴューし歩み始める78~79年を描く自伝的漫画『1978年のまんが虫』(^^)

 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2023-01-06