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221013読んだ本

三遊亭圓生の本名の山崎松尾、山崎と松尾の2人によるコンビ名みたい〇 o 。.~~━u( ゚̄  ̄=)プハァ
児玉幸多『日本の歴史16 元禄時代』(中公文庫,1974)は江戸時代の陽明学者の熊沢蕃山を「熊沢も
蕃山も氏であるが、両姓を合して熊沢蕃山といいならわしている。」と記すが本当なのかな(@_@;)

【読んだ本】

芸術新潮2006年6月号所蔵誌

本号の特集「芭蕉から蕪村へ 俳画は遊ぶ」で雲英末雄が俳画の歴史を啓蒙的に解説してて(同特集に
関し⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2017-07-19 )、「・・・蕉門でもっとも
すばらしい俳画を描いたのはじつは許六でも芭蕉でもないのです」として挙げていた名前は其角(^^)
掲載されている其角《乞食画巻》を眺めていると、次の作品に目が留まった(^^)

     寒山讃

    寝る恩に門[かど]の雪はく乞食かな

                   晋其角
                    戯画

こないだ青空文庫で読んだ森鷗外「寒山拾得」のイメージが強烈で、唐代の奇僧の寒山が恩返しとして
門の辺りの雪を掃いている句&画にはチト違和感(^_^;) ちなみに、植木久行『唐詩物語──名詩誕生
の虚と実と』(大修館書店あじあブックス,2002)112頁には「そもそも寒山・拾得と並称される寒山
の事蹟自体、きわめてあいまいで、その存在すらも疑われている・・・」とあるけど_φ( ̄^ ̄ )メモメモ

    Q  乞食を題材にして絵巻をつくるなんて!それとももしかして当時は
       乞食モティーフがブームだったとか?

    雲英 いやいや、そんなことはないですよ。芭蕉が〈薦を着て誰人います花の春〉
       という歳旦吟(正月のお祝いの句)を発表したところ、正月早々、薦かぶり
       の句とは何事かと京都の貞門俳人たちから非難されています。芭蕉は単に
       乞食を詠んだわけではなく、西行や大燈国師、寒山拾得など乞食に身をやつ
       した聖者たちの面影をさぐっているのですが、それさえ理解されなかった。
       まして其角の絵はリアルに乞食の生活を追っているのですから、かなり挑発
       的なものだったはず。/ところで乞食に関して、其角に興味深いエピソード
       があります。・・・

「世外の人」は「権貴」に対して礼節は不要ではないか?と発言して師の芭蕉から叱られた其角だが
(⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2022-10-12 )、「乞食」の礼節を(@_@;)
タグ:中国 俳諧 絵画
コメント(4) 
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コメント 4

tai-yama

寝る恩にホームにゲロはく酔っぱらいかな・・・・
と年末の飲み会あるあるなネタをもじってみたり(笑)。
by tai-yama (2022-10-13 23:26) 

ナベちはる

「山崎松尾」という名前を見たら、「山崎」さんと「松尾」さんの二人がいるのだろうなと普通は思ってしまいますね((+_+))
by ナベちはる (2022-10-14 01:10) 

middrinn

恩を仇で返す、んにゃ、ピザで返すのは、
tai-yama様流の御歳暮ですかね(^_^;)
by middrinn (2022-10-14 07:13) 

middrinn

「品川庄司」なんかだと姓名のように、
ナベちはる様、見えますけどね(^_^;)
脱字かと早とちりしそうですね(^_^;)
by middrinn (2022-10-14 07:44) 

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