平成は遠くなりにけり、なんて思う日もいつか来るのかもしれない〇 o 。.~~━u( ゚̄  ̄=)プハァ

【読んだ本】

百目鬼恭三郎『新聞を疑え』(講談社,1984)所蔵本

    ・・・俳壇では、昭和二十七年の高浜虚子が文化勲章を受章して以来、昭和五十五年
    に中村汀女が文化功労者に選ばれるので、一人もこの栄に浴していない。もし、この
    顕彰が正しく功績の順位を示しているとするなら、飯田蛇笏、水原秋桜子、中村草田男、
    山口誓子[←wikiを見ると、平成4年(1992年)に文化功労者に]といった人たちは、
    その功績において汀女より劣るということになってしまう。これを容認できる文学史家
    がいようか。私などは、文字通り一紀元を画した草田男の前では、汀女の句などは
    暁天の星くらいにしかみえないと思っているし、また、その影響力の大きさの点では、
    汀女は西東三鬼にはるかに及ばないにちがいない。/といって、私は何も汀女が
    文化功労者に価しないというつもりはない。十分価すると思う。が、ほかの俳人たちも
    同様に、あるいはそれ以上に資格があるといいたいまでの話なのである。・・・

現代の俳句に興味・関心が無いので、これらの俳人の「功績」も分からぬが、名前は知ってる(^_^;)
中村草田男は「降る雪や明治は遠くなりにけり」も知ってて、二・二六事件に対する憤りを詠んだと
深読みした中村隆英『昭和史 Ⅰ 1926-45』(東洋経済新報社,1993)は大昔に読んだけど、丸谷才一
『軽いつづら』(新潮文庫,1996)も紹介してる通り、この解釈については『昭和史 Ⅱ 1945-89』の
「あとがき」にも目を通す必要があるね(^_^;) 話を戻すと、百目鬼恭三郎は「ただ、もらう人は運が
いいか、有力政治家や文化ボスと親交がある、といった事情があるだけのことだろう。」としてて、
そんなもんだろうけど、高浜虚子の受章によってハードルが上がったということはないのか(@_@;)

・虚子は『平家物語』『千載和歌集』も読まずに語るバカチンヾ(`◇´)ノ 疑う者は岩波文庫を披け(-"-)

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・読書の厄介なところはネット上では見当たらぬゴシップ等が出てることである〇 o 。.~~━u( ゚̄  ̄=)

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