SSブログ

220416読んだ本

書名や副題に釣られて読んでしまうことも、読書あるあるだわな〇 o 。.~~━u( ゚̄  ̄=)プハァ

【読んだ本】

亀井静香『永田町動物園 日本をダメにした101人』(講談社,2021)

    はじめに 亀井静香 政治家には、光と影がある

    第一章 令和を生きる14人

     安倍晋三  気弱な青年・晋三を怒鳴りつけた日
     小泉純一郎 風を読み切る「天才」の本性
     菅義偉   「冴えない男」と歩いた横浜の街
     森喜朗   密室で「森総理」を決めた日
     石破茂   おい、本当に総理をやる気はあるか
     衛藤晟一  自民党を黙らせた「名演説」
     武田良太  政治家は、行儀が悪くてちょうどいい
     平沢勝栄  晋三の家庭教師、ついに入閣す
     下村博文  俺の息子との知られざる因縁
     古屋圭司  亀井派を支えた名コーディネーター
     竹本直一  「暗闇の牛」が見せた人情
     城内実   小泉に造反した、信念の男
     河村建夫  選挙は強いが「いぶし銀」の男
     二階俊博  「晋三に花道を」と、俺は二階に言った

    第二章 昭和を築いた13人

     中曽根康弘 小泉純一郎を「無礼者!」と一喝
     竹下登   目配り、気配り、カネ配りの三拍子
     安倍晋太郎 晋三を守った父の「人脈」
     金丸信   部屋中からカネが湧いて出た
     永山忠則  後継として認めてくれた大恩人
     福田赳夫  エリートだが、どこか土の匂いがした
     中川一郎  熱血漢を襲った悲劇
     三塚博   進次郎など、この人の足元にも及ばない
     藤尾正行  中曽根康弘を怒鳴りつけた男
     浜田幸一  政界を引っかき回した「非行少年」
     高橋辰夫  役人を啞然とさせた「豪傑」伝説
     狩野明男  村長も総理大臣も務まる男
     田村元   日本人同士がぶつかった凄惨な記憶

    第三章 平成を駆けた31人

     後藤田正晴 俺を政治の道に進ませた「圧力」
     梶山静六  総裁になれなかった悲運の政治家
     村山富市  「責任は自分が取る」名宰相の覚悟
     村上正邦  政界の寝業師「飲ませ食わせ」のド根性
     橋本龍太郎 俺が作った橋龍内閣を、壊した理由
     野中広務  偉大な裏方に「許さない」と言った日
     小渕恵三  俺を泳がせてくれた「平成おじさん」
     加藤紘一  「加藤の乱」とプリンスの実像
     山崎拓   同い年と見た「永田町動物園」
     中山太郎  「憲法論議」のタブーを壊した
     新井将敬  凄惨な最期を遂げた、本物の政治家
     塚原俊平  事務所でも宿舎でも麻雀三昧だった
     太田誠一  石原の総裁選で見せた「男気」
     柳本卓治  中曽根にすべてを捧げた「博打の天才」
     江藤隆美  「下から目線」を通した人格者
     中川昭一  親父さん譲りの「情」が忘れられない
     古賀誠   野中が太陽なら、この男は月だ
     田中眞紀子 俺だけが知る「女親分」の真の姿
     佐々木知子 あの黒川と同期だが、生き方は正反対
     荒井広幸  俺の土下座に、荒井は涙をこらえた
     藤井孝男  あの総裁選で自民党は変わってしまった
     浦田勝   元特攻兵の覚悟
     松永光   自民党で一番マジメな男
     島村宜伸  政界でもっとも面倒見の良い男
     園田博之  親父譲りの「人たらし」
     松岡利勝  信念ある古き良き「族議員」
     田村秀昭  義侠心を知る政治家が、かつていた
     与謝野馨  頼まれたら断れない働き者の生涯
     白川勝彦  自社さ政権誕生の立て役者
     小林興起  「上から目線」をやめて、戻ってこい
     谷津義男  「情」と「理」を知る政治家

    第四章 自民党と対峙する21人

     仙石由人  義理人情の「ヤクザ」な官房長官
     野坂浩賢  「この男と地獄まで行く」と覚悟を決めた
     玉木雄一郎 総理大臣候補になるためには……
     志位和夫  本気になれば、日本を変えられる
     石井一   野党で数少ない「筋」を通す男
     大塚耕平  四面楚歌の俺を支えてくれた
     菅直人   緊急事態下の総理といえば、この男だった
     阿部知子  バッジの重みを誰より知る女性議員
     鳩山由紀夫 「宇宙人」は、すべて任せてくれた
     嘉田由紀子 「生一本」の女県知事の挫折
     原口一博  非難にも、難病にも屈せぬ男
     辻本清美  「初の女性総理」はこの人かもしれない
     福島瑞穂  野辺の花として散る覚悟はあるか
     牧義夫   信念を貫き、政界を揺るがした
     保坂展人  票にならずとも、無死の心で働く男
     前原誠司  意見は違うが、驚くほど義理堅い
     平野博文  狐にも狸にもなれる政治家
     只松祐治  警察時代の俺をかわいがってくれた
     谷岡郁子  永田町最大の「女傑」だった
     山田正彦  「ブレない男」と新党を作ったときのこと
     岡田克也  「地蔵さん」だが、それも悪くない

    第五章 因縁と愛憎の21人

     石原慎太郎 「石原総理」誕生のために走り回った夜
     堀江貴文  郵政選挙の「宿敵」との再会
     橋下徹   国政進出は失敗だったが、チャンスはある
     田中康夫  「脱ダム」にかけた矜持
     鈴木宗男  「師」に身も心も捧げた男
     徳田虎雄  運命にも屈せぬ「虎と亀」の友情
     平沼赳夫  盟友とともに「殴り込み」をかけた日
     下地幹郎  「出入り禁止」なのに、期待する理由
     綿貫民輔  国民新党を共に立ち上げた「大人物」
     亀井久興  不思議な縁で結ばれた2人の「亀井」
     武村正義  官僚時代の「裸の付き合い」
     桜井新   全身火の玉「一匹狼」の盟友
     佐藤公治  親父さんの代から因縁深い「後継者」
     能勢和子  誰もが瞠目した、小池百合子との闘い
     村越祐民  小沢一郎に刃向った男のその後
     斎藤鉄夫  敵味方を超えて分かり合える後輩
     篠原孝   裏方に徹する、こんな議員が今もいる
     今村洋史  真っ直ぐすぎて政治に向かない政治家
     荒井正吾  実力豊かな「くせ者官僚」
     佐藤静雄  亀井大臣の手足になった苦労人
     小沢一郎  3度目の政権交代を見るまでは

    謝辞

読了(^o^)丿 本書の副題は釣りで、版元が付けたのかな(^_^;) 「はじめに」の末尾に「・・・/本書
には、俺自身を入れて101人の政治家の素顔、そして永田町の知られざるエピソードを記した。
だが書きながら、はたして俺たちは日本をよくすることができているのだろうか、むしろダメにして
しまったのではないか、と省みることも多かった。/政治家とは何か。この国をよき方向へ導いてい
るか、それとも誤らせているのか。その判断は、読者の皆さんが下してほしい。/」とあるとはいえ
(本書4頁)、中山太郎の項を「中山さんが一線を退いた今、腹の据わった政治家がもっと出てこなけ
れば、日本はダメになってしまうだろう。」(本書129頁)と〆てるし(^_^;) 糾弾本ではなく交友録
であり回顧録(^_^;) 必ず生い立ちとか自伝のような章を入れて来るのが政治家本あるあるで、本書も
例外ではなく、先の引用にも「俺自身を入れて」とあるように、随所に亀井静香自身の政治家になる
前の話も出てくる(^_^;) 子供の頃の愛読書が戸川猪佐武の『小説吉田学校』だったし、現在でも朝は
食事しながら朝日新聞は政治面から読んでるので、本書が取り上げている面々は懐かしく思われたし
興味深く読んだ(^_^;) ただ、竹本直一と永山忠則と柳本卓治と荒井正吾の4人は名前は見たことある
けどよく知らなかったし、狩野明男、只松祐治、能勢和子、今村洋史の4人は名前も記憶に無い(^_^;)
狩野明男は最後の件で、狩野安の亡くなった夫か!と判ったけどね(^_^;) さて、本書の内容だけど、
説話集が編まれたら載りそうな話が本書19頁に(^_^;)

    ・・・[父親の安倍晋太郎は]実に大らかで鷹揚な政治家だった。/昔、こんなこと
    があったらしい。安倍家に泥棒が入り、晋太郎先生のコートを盗もうとした。それを
    晋三が見つけて、追い払った。帰宅した晋太郎先生に、晋三がそれを自慢したら
    「コートくらい、やればよかったのに」と言われたと、晋三本人から聞いたことがある。
    /・・・

安倍晋太郎と安倍晋三という二人の政治家、てゆーか、人物がよく解る、いいエピソードかと(^_^;)
他方で、埼玉県警捜査二課長だった亀井静香が「県庁から裏金をもらっていた」という話に加えて、
亀井静香自身も含めた政治家5人( ← 山崎拓は入ってない)の下半身の話はちょっと・・・(@_@;)
元首相の発言は有名だし、某の夫のは噂話として何かで読んでたけど、元長官2人のはイメージと違い
吃驚ヒィィィィィ(゚ロ゚;ノ)ノ ソレとは関係ないけど、イメージ通り過ぎて笑っちゃったのが本書169頁(^_^;)

    ・・・園田[博之]の父親は、元首相の福田赳夫の側近で、外務大臣を務めた
    園田直さんだ。俺は若手の時分には直さんにずいぶん可愛がってもらったし、
    地元の選挙応援にも来てくれたほど世話になったが、直さんも相当な人たらし
    だった。いや、女たらしと言ったほうがいいか。父親のカバン持ちをしていた頃、
    旅館に着いて部屋までの廊下を歩く間に、案内役の仲居とどこかへ消えてしまって
    大変だった、という話を園田からも聞いたことがある。/・・・

なお、本書139頁の後ろから3行目の「太田[誠一]なら自民党政権でも閣僚がやれると、彼に秋波を
送ったのだった。」という文の「自民党政権」は文脈的に「民主党政権」の誤記だろC= (-。- ) フゥー
コメント(4) 
共通テーマ:

コメント 4

ナベちはる

中身が包装されていなければ「立ち読み」で一度確認してから買えますが、包装されていてはなかなかそうはいかないですね(;`・_・´)ン
by ナベちはる (2022-04-17 02:05) 

middrinn

ビニール包装されると、新たな出会いも無くなりますね(^_^;)
漫画は試し読み用の第一話だけ読める店もありますけど(^_^;)
by middrinn (2022-04-17 06:07) 

tai-yama

小池百合子自体は居ないみたいで・・・(対立した能勢さんとして
載せているのかな?)。角栄さんは書けないか・・・・
by tai-yama (2022-04-17 23:18) 

middrinn

他の人の項でも名前は出てきましたけど、交友関係ではないのかも(^_^;)
福田赳夫派でしたし、田中角栄は接点が無かったんじゃないですか(^_^;)
by middrinn (2022-04-18 17:02) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:[必須]
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。