自身も批評されてるというのに、取り上げて推奨してるとなると、その本を読んでみたくなる(^_^;)
石飛徳樹編集委員が朝日夕刊「シネマ三面鏡」で「批評を批評される健全さ」と題して「蓮實重彦に
始まり、黒沢清、中条省平、宮台真司、沢木耕太郎、宇多丸ら、大御所から新進気鋭まで」、その
映画評論を批評・批判しているという重政隆文『映画「評論家」不満』阿吽社を紹介_φ( ̄^ ̄ )メモメモ
読んでみたいけど、映画を観ないから当たっているのかどうかを判定することが出来ない(ノ_-;)トホホ…

【読んだ本】

戸板康二『あの人この人 昭和人物誌』(文春文庫,1996)所蔵本

続けて、「小泉喜美子の博識」を読んだ(^^) 本書は戸板康二の交遊録らしく、故人達を偲んでること
もあり、どの人物も愛ある筆致でメチャ魅力的に描かれてる(〃'∇'〃) 「二人の共通項が、推理小説
と歌舞伎という二つなので、話題は尽きなかった。」由(^^) その才気煥発ぶりも巧みに描かれる(^^)

    ・・・/何かの時、三代目梅玉の話になり、私が、この女形が六代目菊五郎と共演した
    「江島生島」の話をすると、小泉さんは、クスッと笑って、「私は江島よ」といった。/
    「ほう」どういうわけか、わからないので、私は間のぬけた相槌を打った。/「だって
    生島と別れたあと、内藤藩に預けられたんですもの」/・・・

蛇足だけど、歌舞伎役者・生島新五郎との密会が疑われた大奥御年寄・絵島の身柄が預けられた時の
信州高遠潘は内藤家で、小泉喜美子は生島治郎との離婚後に内藤陳と暮らした時期があった由(^_^;)
小生は名前しか知らなかったけど、『弁護側の証人』が代表作らしく、また〈代表作「血の季節」〉
という長篇や短篇「雛人形草子」のことを、その「作風の一端」として紹介してる_φ( ̄^ ̄ )メモメモ

・「江戸川乱歩の好奇心」は御愛想と思ってたところ「翌日」「速達」なのが〈ちょっといい〉(^^)

 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2021-01-07

・「徳川夢声の話術」は古川ロッパが夢声の声帯模写をしてラジオ聴取者が気付かなかった話(゚ロ゚;)

 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2021-01-11

・「有吉佐和子の笑い声」は彼女の推理小説の書評を頼まれるも「なぜこんなに下手なのだろう」(゚ロ゚;)

 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2021-01-18

・「菊田一夫の博愛」は新聞社から公職追放についての情報が伝えられ菊田一夫の名前もあった(゚ロ゚;)

 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2021-01-20

・「芥川比呂志の酒席」は初版本「羅生門」の末行が「下人の行方は、誰も知らない」に非ずと(゚ロ゚;)

 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2021-01-24

・戸板康二の「ちょっといい話」シリーズ4冊から〈真・ちょっといい話〉を選りすぐってみた(^_^;)

 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2020-12-27