210130読んだ本
ミステリー作品に疎いんだけど、こんなトリックの小説、まさか無いよねぇ∑( ̄ロ ̄|||)ニャンと!?
【読んだ本】
倉知淳『作家の人たち』(幻冬舎,2019)
読了(^o^)丿 何かをネット検索したら、何故か本書を紹介するページがヒットして、面白そうなので
読んでみた(^_^;) ミステリーに詳しくないので倉知淳は名前すら知らなかったけど(失礼m(__)m)、
本格ミステリーの作家らしい(^_^;) で、本書は「押し売り作家」「夢の印税生活」「持ち込み歓迎」
「悪魔のささやき」「らのべっ!」「文学賞選考会」「遺作」の7つの短篇小説から構成されていて、
「押し売り作家」はラスト近くで(作者に)やられた~!と思って笑ったし、「悪魔のささやき」は
それなりの掌篇集で、「遺作」は半ばで笑った箇所が一つあったぐらい〇 o 。.~~━u( ゚̄  ̄=)プハァ
さて、さて、さ~て! 巻末の初出一覧の前の頁に倉知淳の名前で次の断り書きが載っている(@_@;)
/本書はフィクションであり、登場する作家、編集者、編集部、出版社等の個人
及び団体名はすべて架空のものです。万が一実在する人物団体等に類似した
ものがあるとしても、それは純然たる偶然であり著者に他意はありません。
ありませんったらありません。ええ、本当にありませんとも、さらに何らかの
批判性やメッセージ性などは一切こめられていないことも明言しておきます。
全部ただの悪ふざけですので、平にご容赦を。本当に、マジで、ちょっと
ふざけただけですんで勘弁してください。ホント、すみません。ごめんなさい
すみません。/
「持ち込み歓迎」の中で「かの結局尚彦先生が謹談社ノベルスでデビューした際のエピソードは皆も
知っているだろう。」(77頁)と前置きして語られてる話は小生でも知ってて、「結局堂シリーズと
読者達に呼ばれる人気作」(77頁)は大昔に一冊読了もハマらなかった(^_^;) 同篇の102頁(@_@;)
・・・/確かに宝井満月という女性作家はテレビのワイドショーなどによく出演
している。コメントの内容が愚劣であるという指摘も納得できないでもない。
しかし、彼女はそれでも一応作家なのだ。確か、若い頃に銀座のホステスか何かを
やっていて、そこで某新進作家と知り合い、すったもんだの末に略奪婚したのでは
なかったっけ。その後、夫の作家の推挽で文壇に潜り込み、本を出すようになった
はずである。・・・
wikiにコンテストで小説が入選しデヴューとあるが、×沢山作家の情実によるものなのかな(@_@;)
・・・いや、最近は派手な設定ばかりでその実中身の伴わないライト風なミステリが
持て囃される風潮ですからね、・・・
「夢の印税生活」で編集者が語るが(53頁)、現実のミステリー業界の「風潮」なのかしら(@_@;)
・・・/俺は、本格ミステリというジャンルの小説を書いてきた。それが好きだったから
である。というか、それ以外は書けなかった。本格一筋に二十五年以上を生きてきた。/
ただし、派手なトリックなどを創るのは苦手だった。俺の頭ではそういうのは思いつけない。
館全体が動いたり、建物同士が合体したり、島が丸ごと半回転したりするような、
驚天動地の大掛かりな仕掛けを思いつく能力はなかったのだ。/・・・
「遺作」に出てくる件(252頁)で、ミステリー作品に疎いんだけど、ここは笑うとこだよねぇ(^_^;)
【読んだ本】
倉知淳『作家の人たち』(幻冬舎,2019)
読了(^o^)丿 何かをネット検索したら、何故か本書を紹介するページがヒットして、面白そうなので
読んでみた(^_^;) ミステリーに詳しくないので倉知淳は名前すら知らなかったけど(失礼m(__)m)、
本格ミステリーの作家らしい(^_^;) で、本書は「押し売り作家」「夢の印税生活」「持ち込み歓迎」
「悪魔のささやき」「らのべっ!」「文学賞選考会」「遺作」の7つの短篇小説から構成されていて、
「押し売り作家」はラスト近くで(作者に)やられた~!と思って笑ったし、「悪魔のささやき」は
それなりの掌篇集で、「遺作」は半ばで笑った箇所が一つあったぐらい〇 o 。.~~━u( ゚̄  ̄=)プハァ
さて、さて、さ~て! 巻末の初出一覧の前の頁に倉知淳の名前で次の断り書きが載っている(@_@;)
/本書はフィクションであり、登場する作家、編集者、編集部、出版社等の個人
及び団体名はすべて架空のものです。万が一実在する人物団体等に類似した
ものがあるとしても、それは純然たる偶然であり著者に他意はありません。
ありませんったらありません。ええ、本当にありませんとも、さらに何らかの
批判性やメッセージ性などは一切こめられていないことも明言しておきます。
全部ただの悪ふざけですので、平にご容赦を。本当に、マジで、ちょっと
ふざけただけですんで勘弁してください。ホント、すみません。ごめんなさい
すみません。/
「持ち込み歓迎」の中で「かの結局尚彦先生が謹談社ノベルスでデビューした際のエピソードは皆も
知っているだろう。」(77頁)と前置きして語られてる話は小生でも知ってて、「結局堂シリーズと
読者達に呼ばれる人気作」(77頁)は大昔に一冊読了もハマらなかった(^_^;) 同篇の102頁(@_@;)
・・・/確かに宝井満月という女性作家はテレビのワイドショーなどによく出演
している。コメントの内容が愚劣であるという指摘も納得できないでもない。
しかし、彼女はそれでも一応作家なのだ。確か、若い頃に銀座のホステスか何かを
やっていて、そこで某新進作家と知り合い、すったもんだの末に略奪婚したのでは
なかったっけ。その後、夫の作家の推挽で文壇に潜り込み、本を出すようになった
はずである。・・・
wikiにコンテストで小説が入選しデヴューとあるが、×沢山作家の情実によるものなのかな(@_@;)
・・・いや、最近は派手な設定ばかりでその実中身の伴わないライト風なミステリが
持て囃される風潮ですからね、・・・
「夢の印税生活」で編集者が語るが(53頁)、現実のミステリー業界の「風潮」なのかしら(@_@;)
・・・/俺は、本格ミステリというジャンルの小説を書いてきた。それが好きだったから
である。というか、それ以外は書けなかった。本格一筋に二十五年以上を生きてきた。/
ただし、派手なトリックなどを創るのは苦手だった。俺の頭ではそういうのは思いつけない。
館全体が動いたり、建物同士が合体したり、島が丸ごと半回転したりするような、
驚天動地の大掛かりな仕掛けを思いつく能力はなかったのだ。/・・・
「遺作」に出てくる件(252頁)で、ミステリー作品に疎いんだけど、ここは笑うとこだよねぇ(^_^;)
タグ:小説
2021-01-30 18:59
コメント(14)
「純然たる偶然」と書きつつも
必死に謝ってる断り書きに笑いました( ^ω^ )
「作家の人たち」読みたくなったので、
探してみようかな♪( ´▽`)
by ニッキー (2021-01-30 19:47)
「確かに」とあるように、作中人物に語らせてから、その内容を
肯定し繰り返しているので悪意以外の何物でもないかと(^_^;)
by middrinn (2021-01-30 20:21)
島が回転は知りませんが、家が回転なら森博嗣さんの小説にありますよ。元ネタはエラリー・クイーン「神の燈」。
by アニマルボイス (2021-01-30 21:03)
あるんですねヒィィィィィ(゚ロ゚;ノ)ノ ただ、「家」ですし、また小生の「森博嗣」に
対するイメージ(工学系の人)からすると、「驚天動地の大掛かりな仕掛け」
というより、現実的な感じ(@_@;) 御教示ありがとうございましたm(__)m
by middrinn (2021-01-30 21:13)
ミステリー小説だと、「純然たる偶然であり著者に他意はありません。」と言われても何かあるかと疑ってしまいます(笑)
by ナベちはる (2021-01-31 01:18)
たしかに、ミステリーは何か「仕掛け」をしてそうですものね(^_^;)
by middrinn (2021-01-31 04:36)
ミステリーを読んだり見たりしていると
よくこんなトリック考えるなぁと思うことがあります
その能力、別のところに生かせないものかと!
まぁフィクションだけどね(^^;
by そら (2021-01-31 09:05)
まんまと作者に騙された~!と思った後、
作者の豊かな想像力に感心するとともに、
その想像力を他で活かせばいいのに!と
負け惜しみを言いたくなりますね(^_^;)
by middrinn (2021-01-31 09:18)
middrinnさんこんにちは。
ライト風なミステリですか・・・
そう言えば、今は、ライトノベルが流行っていますね。
もし、ライトノベルがアニメ化などされたら、印税も相当入るのでしょうね。
by ネオ・アッキー (2021-01-31 13:10)
帯に「出版業界内幕小説」とある本書を読んだ限りでは、
ラノベが売れるにはイラストがポイントのよう(^_^;)
by middrinn (2021-01-31 14:32)
「宝井満月」。この名前、実はトリック表記ですね(笑)。
確かたばこ大好きな人だった気が・・・・
by tai-yama (2021-01-31 23:03)
トリック表記というのがあるんですか( ̄◇ ̄;)
レースクイーンもやってたような・・・(@_@;)
by middrinn (2021-02-01 06:09)
倉知さんの本ははるか昔に「日曜の夜は出たくない」を読んだことあります。話の内容は昔過ぎてあまり覚えてないのですが、探偵役のキャラクターが猫丸先輩というネーミングは覚えてる。名前が良い。
by karasu (2021-02-07 18:43)
ストーリーを忘れられても、登場人物の名前は憶えられているというのは、
倉知淳のネーミングセンスが優れてる一方、作家としてどうなのか(^_^;)
by middrinn (2021-02-07 19:06)