T-fal電気ケトルで淹れても1~2分後には飲めるように・・・冬が来たのだなぁと感じる今日この頃(..)
と記したのは「161120読んだ本」だけど、その翌2017年にはまだ10月中旬なのに「171017読んだ本」で
「T-fal電気ケトルで淹れたのが間を置かずに飲めてしまう連日の寒さ(+_+)」と記してたヒィィィィィ(゚ロ゚;ノ)ノ
更に驚いたことには「180927読んだ本&買った本」で以下のように書いてた∑( ̄ロ ̄|||)ニャンと!?
T-fal電気ケトルで淹れたのが間を置かずに飲めてしまう連日の寒さ(+_+)と書いたのは「171017読んだ
本」なのだが、まだ0927の今日、全く同じ状況で、午前中は16度までしか上がらず、雨の止んだ夕方前
やっと20度に達したヒィィィィィィ(゚ロ゚;ノ)ノ 冬物なんか出してないから、ダウンベスト着て凌いでる(-ω-、)

【読んだ本】

駒田信二『中国好色犯罪小説集』(旺文社文庫,1986)所蔵本

本書巻末「あとがき」によると、「法制文学」と呼ばれる犯罪実話集・裁判実話集が現代においても
「法制教育参考書」などと称して出版されている由( ̄◇ ̄;) この類いのは大昔から行政官(司法官
を兼ねてる)の参考書として出版され、五代の後周の『疑獄集』、宋の『折獄亀鑑』や『棠陰比事』、
明の『包公案』(『竜図公案』)などの裁判説話集が有名で、西鶴『本朝桜陰比事』、無名氏『本朝
藤陰比事』、馬琴『青砥藤綱摸稜案』、更には『板倉政要』『大岡政談』等といった裁判説話の種本
になったとか(^_^;) 「・・・江戸時代の裁判説話にはほとんど影響を及ぼさなかった裁判小説(ある
いは犯罪小説)が、宋・元・明の白話(口語)の短篇小説を集大成した『三言二拍』に、数多くは
ないが何篇かあ」り、本書の大半は、その内の『醒世恒言』『初刻拍案驚奇』から素材を得た由(^^)
以上はテンプレで、一昨日の「女菩薩の穴」「生姜売り殺人事件」に続き、「彩雲堂縁起」も面白く、
「尼僧殺人事件」は予想通りの展開と思って読んでたら予想外の方法で事件が解決されたぞ( ̄◇ ̄;)

「彩雲堂縁起」は、南宋の首都臨安のごみごみした裏町の二間と炊事場だけの狭苦しい家に揚振なる
男が色香をただよわせた2人の女、本妻の彩雲と妾の宝琴の3人で住み始めた( ̄◇ ̄;) 同じく二間
しかない隣家の沈大という男の世話で越して来たのだが、好奇心から周囲の人々が訊ねても、沈大は
揚振の実家に昔お世話になったからとしか語らない(@_@;) 実はかつて揚振は城内の大きな屋敷で
何不自由なく暮していたのだが、家運が傾いてしまい、屋敷や田地などを手放したのだった(@_@;)
一年後、彩雲の父の王実の家の老僕・張三が訪ねて来て、王実の誕生日なので揚振と彩雲を招きたい、
と(@_@;) 翌朝、王実は揚振と別れるよう娘の彩雲を諭すが、3人でのセイ活に満足している彩雲は
拒否した上に、揚家の田畑や家作を巻き上げたのは実はお父さんじゃないですかと詰り始める・・・
酔いによる冗談から思わぬ展開となった上に事件発生ヒィィィィィ(゚ロ゚;ノ)ノ 彩雲の推理が冴える(⌒~⌒)

「尼僧殺人事件」は、浙江の金華という町にいた一人の秀才、賈という姓で学問や才智だけではなく、
剣にも優れ、可恨という美しく貞淑な妻と暮らしていた(^^) 賈秀才は町の資産家に認められて私塾の
塾頭となり留守がちになった間に、可恨は観音菩薩の像を刺繍してみたところ、素晴しい出来栄えで、
帰って来た賈秀才も絶賛して、表具屋へ持って行って掛軸にしてもらおうと言い出した(⌒~⌒) その
掛軸を可恨は部屋に飾って朝夕に香を焚いて拝んでいると、さほど離れていないところにある観音庵
の庵主の趙という尼さんが賈秀才の留守中に訪ねて来た(@_@;) 四方山話の後、可恨が趙尼を門の外
まで見送った際、ごろつき風の男がやってきたので可恨は急いで家に入ったが、そのごろつきと趙尼
が何やら話を始めた・・・事件は秘密裡に解決するわけだが、そーゆーやり方ですか((;゚Д゚)ヒィィィ!