台風19号、風がマジでヤバくて、家揺れるし、怖いよぉ(;_;) 目に入った途端、止んだけど(ノ_-;)ホッ…
東京に「浅川」という川があることを初めて知ったぞ( ̄◇ ̄;) どんな川なんだろうと画像検索したら、
浅川梨奈がヒットしたから、彼女を更に検索しちゃった(^_^;) 別に好みじゃないけどさC= (-。- ) フゥー

【読んだ本】

新田次郎『からかご大名』(新潮文庫,1985)

本書は、「からかご大名」「元寇秘話」「弾丸よけ竹束之介」「仏桑華」「首様」「異人二拾一人」
「巴旦島漂流記」「絵島の日記」「駒ヶ岳開山」「諏訪二の丸騒動」の歴史・時代小説の短篇10篇を
収録してて、「からかご大名」「元寇秘話」「弾丸よけ竹束之介」「仏桑華」「首様」を読了(^^)v
どれも読ませる作品になってて、流石、直木賞作家、なかなかやるのぉ〇 o 。.~~━u( ゚̄  ̄=)プハァ

「からかご大名」は播州明石城主の松平直明(結城秀康の孫)の大名行列を横切ってしまった幼女の
処分に端を発した騒動の話で、「・・・人間心理のあやに光をあてたところにこの作品のおもしろさ
がある。」と巻末「解説」で尾崎秀樹は指摘するが、越前松平家と御三家尾張候との「心理」戦でも
ある(^_^;) 元ネタがあるのかネット検索したら、松平斉宣がヒットし、明石藩と尾張藩の対立の話が
語られてたけど、ソレなら何かで読んだことあるなぁ(@_@;) 例によって思い出せないけど(-ω-、)

「元寇秘話」は元寇における肥前松浦党の活躍を描いた作品(^^) 松浦党は高麗の反政府勢力と繋がり
があることから高麗へ潜入して軍船建造の動きを探ったり、海賊のような戦いぶりで大活躍(⌒~⌒)

「弾丸よけ竹束之介」は武田軍の小荷駄隊で有名な米倉丹後守重継の、苅屋原城攻め、松山城攻め、
薩埵峠の戦い、長篠の戦いでの活躍を描いてて、『武田信玄』『武田勝頼』の外伝的作品v( ̄∇ ̄)ニヤッ

「仏桑華」は鉄砲伝来の話で、種子島銃の開発に悪戦苦闘する刀鍛冶の八板金兵衛、それにまつわる
金兵衛の娘とポルトガル人青年との恋を描いた作品(;_;) 新田次郎が言う「時代科学小説」の一つ(^^)

「首様」は関白藤原忠通の子で、3歳時に熱病で暗愚となったため三宅島の地頭として島流しにされた
宇麻麻呂の話だけど、「宇麻様に女を見せたくないためのお布令ならば、宇麻様に女を見せてしまえば
このお布令もおしまいになるに違いない。私が私の女を宇麻様にお目にかけましょう」と威勢のいい
若後家つるが面白いが、三宅島の「首様[こうべさま]」という忌日[きにち]の由来なのか(@_@;)

・時代科学小説「二十一万石の数学者」で新田次郎が描く日本の和算のレヴェルの高さとギルド問題(^^)

 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2019-09-16

・〈梅雨と信長〉の関係性に着目した「梅雨将軍信長」は気象庁出身の直木賞作家として本領発揮(^_^;)

 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2019-09-23

・「仁田四郎忠常異聞」から話は『現代語訳 吾妻鏡7 頼家と実朝』注釈者の無教養ぶりへC=(-。- )フゥー

 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2019-09-22

・「凶年の梟雄」は陶晴賢を滅ぼすまでの毛利元就で、「佐々成政の北アルプス越え」に涙腺が(;_;)

 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2019-09-24

・「鳥人伝」「算士秘伝」「灯明堂物語」「時の日」「女人禁制」「赤毛の司天台」も読んだよ(^o^)丿

 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2019-10-03

・出版業界では“超一流”と自画自賛する新潮社の校閲部も見落としたか!?「富士に死す」は傑作(^^)

 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2019-10-06