SSブログ

170630読んだ本

代ゼミの「日日是決戦」という札を貼ってた世代だから「けふもよむべし あすもよむべし」( ̄^ ̄)

【読んだ本】

杉本苑子『鶴渡る』(集英社文庫,1988)所蔵本

「濡れ藻の花」「じじばばの記」「片えくぼ」「売った恩」「班女塚」「女はこわい」「鶴渡る」
を収録した歴史小説・時代小説の短篇集を読了(^^) 内4篇は『じじばばの記』(双葉社,1997)で
読んだから再読だし、特に「鶴渡る」は別の作品もあり、それらのことは既に書いたので省略^_^;
磯貝勝太郎が巻末の「解説」で本書収録作品について〈・・・昭和四十二年から四十六年にかけて、
「推理」に掲載されたもので、いずれの作品にも意外性が凝らされ、時代小説の面白さをとおして
作者のストーリーテラーとしての、すぐれた資質を知ることができる。〉としてるのに尽きるけど、
「片えくぼ」は2時間ドラマ(火サス?)みたいで、大店が誰の手に落ちて、誰が最後に笑ったか、
狐と狸が多くて、まさに「・・・読者の意表をつく意外性がきいている作品だ。」(磯貝)った(^^)
「班女塚」も凄かった(^^) 主人公が仕えることになった「時姫さま」が角田喜久雄作品みたいで、
あれ!?前に読んだかしら!?と読みながら何度思ったことか^_^; ちょっとしたホラー作品でした^_^;
「女はこわい」も読ませるね(^^) 悪知恵が働くから何やっても成功するけど、その残虐搾取ぶりも
半端ないスーパー悪女(といっても、おばあさん)をキャラ造形するのが杉本苑子はホント巧い^_^;
既読再読の4篇も、どれも読ませるストーリーだったし、これぞ「再読もあり(^^)」な短篇集(^^)v

朝日朝刊の「クリーンさを売りにした派」って会長の山東昭子が金権・田中派出身なこと忘れてる^_^;
タグ:歴史 小説
コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:[必須]
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0