160512読んだ本
若冲展に行ってきたが「連日長蛇の列」との朝日10日夕刊記事は正しかった(+_+)
11時22分に着くと最後尾スタッフ曰く「チケット持ってる人も200分待ち」(＠_＠;)
長時間並びやっと入れるかと思いきや、蜷局を巻く「長蛇」の行列がまだ前にあり、
建物に入れたのは結局14時ジャスト(+_+) しかも、そこから更に並ばされて入室は
14時18分だった(;_;) 美術館も日傘を貸し出したり、給水コーナーを設けてたけど、
流石に疲れた^_^; 展示室もゲキ混みで双眼鏡を持参すれば良かった(..) 先日行った
某美術館ではルーペを借りられ細部もじっくり鑑賞できたのに^_^; 芸術新潮で展示
作品の見所とか予習してたけど、やはり実物は素人目にも違ったな(^^) 色々と議論を
呼んでいる「鳥獣花木図屏風」は、今回実物を観ても素人なんで何とも言えないけど、
あれだけグッズ化して販売してるのを見ると今更・・・でしたとは言えないのでは^_^;
【読んだ本】
駒田信二『中国書人伝』（芸術新聞社,1985）所蔵本
綺堂『中国怪奇小説集』で『白猿伝』を読んだが、その結末の「生長の後、その子は
果たして文学に達し、書を善くし、名声を一代に知られた。」という件には、これは
「初唐の三大家」の欧陽詢（『とめはねっ！』でも御馴染）のことであると注記して
あげると親切なのにね^_^; この『補江総白猿伝』の最初の方＆結末の訳が本書にも
載っていて（微細な違いがあるが誤訳はどちらかしら？）、欧陽詢が白猿の子である
という伝説が欧陽詢の書の特色の説明にもなる、という著者の解釈が興味深いね(^^)
海音寺潮五郎『列藩騒動録』下巻（講談社文庫,新装版2007）所蔵本
本書は先月また装いを改めて発売されたけど、立ち読みした限りでは、活字が大きく
なっただけで、解説（磯貝勝太郎）の加筆はなさそうだし巻末年譜も無くなったので
買うべきか悩むところ(-_-) そもそも2007年の新装版は1976年版（解説は尾崎秀樹）
より活字を大きくしたわけだから、更に高齢化社会が進行したということかしら^_^;
別ブログで指摘した通り海音寺の年譜には気になる点があったので今回のは残念(+_+)
http://yomunjanakatsuta-orz.blog.so-net.ne.jp/2015-12-27
芸術新潮2015年4月号（祝！生誕300年 大特集 オールアバウト若冲）所蔵誌
細野不二彦『ギャラリーフェイク 018』（小学館文庫,2007）所蔵本
本誌・本書（「浮世不景気風呂」が若冲を取り上げる）については下記の記事(^^)
多分その単行本化が先月刊の新潮社とんぼの本『若冲ワンダフルワールド』で
ほぼ同じ内容のはず^_^; 辻惟雄と対談してる太田彩が若冲の使った絵具の話で
「印刷物ではわかりにくいですが、絵が立体なんです！」と力説してて、実見
したくなる
「沖の湯」の嫁・温子が好みなのはさておき、同作品の肝である若冲の人物像が
宇佐美英機の論文以前のもの^_^; 経済史の分野での宇佐美論文の「発表は1999年だが、
美術史畑にその情報が伝わったのはずいぶん遅く、2008年になってからだった。」と
本誌にはあるし（言い訳臭いけどね）、同書は2007年発行で同作品の初出＝雑誌掲載は
01～02年の由、仕方ないね^_^;
http://blogs.yahoo.co.jp/middrinn/37144477.html
芸術新潮2016年5月号（特集 若冲 水墨ニューウェイヴ）所蔵誌
岡本綺堂『中国怪奇小説集 新装版』（光文社文庫,2006）所蔵本
広瀬仁紀『合併前後』（角川文庫,1981）所蔵本
上野動物園を外から眺めて、観たこともないけど、スージーのことを思い出した^_^;
［160516追記］
『中国怪奇小説集』の『白猿伝』を紹介する「白猿伝・其他（唐）」の章の前説・解題に、
「就きましては、まず『白猿伝』を申し上げます。・・・唐に欧陽詢という大学者がありまして、
・・・この人の顏が猿に似ているというので、或る人がいたずらにこんな伝奇を創作したのであって、
・・・」とちゃんと明記されてた^_^; これは「白猿伝」の1頁前で、しかも付箋も貼ってたのに、
すっかり忘れてしまってたらしい(+_+) 記憶力がマジでヤバいぞ(-"-) PCも超ヤバくて、今夜は
3時間かかって起動できたが、明日は起動できるか分らんから、今夜の内に追記して訂正m(__)m
11時22分に着くと最後尾スタッフ曰く「チケット持ってる人も200分待ち」(＠_＠;)
長時間並びやっと入れるかと思いきや、蜷局を巻く「長蛇」の行列がまだ前にあり、
建物に入れたのは結局14時ジャスト(+_+) しかも、そこから更に並ばされて入室は
14時18分だった(;_;) 美術館も日傘を貸し出したり、給水コーナーを設けてたけど、
流石に疲れた^_^; 展示室もゲキ混みで双眼鏡を持参すれば良かった(..) 先日行った
某美術館ではルーペを借りられ細部もじっくり鑑賞できたのに^_^; 芸術新潮で展示
作品の見所とか予習してたけど、やはり実物は素人目にも違ったな(^^) 色々と議論を
呼んでいる「鳥獣花木図屏風」は、今回実物を観ても素人なんで何とも言えないけど、
あれだけグッズ化して販売してるのを見ると今更・・・でしたとは言えないのでは^_^;
【読んだ本】
駒田信二『中国書人伝』（芸術新聞社,1985）所蔵本
綺堂『中国怪奇小説集』で『白猿伝』を読んだが、その結末の「生長の後、その子は
果たして文学に達し、書を善くし、名声を一代に知られた。」という件には、これは
「初唐の三大家」の欧陽詢（『とめはねっ！』でも御馴染）のことであると注記して
あげると親切なのにね^_^; この『補江総白猿伝』の最初の方＆結末の訳が本書にも
載っていて（微細な違いがあるが誤訳はどちらかしら？）、欧陽詢が白猿の子である
という伝説が欧陽詢の書の特色の説明にもなる、という著者の解釈が興味深いね(^^)
海音寺潮五郎『列藩騒動録』下巻（講談社文庫,新装版2007）所蔵本
本書は先月また装いを改めて発売されたけど、立ち読みした限りでは、活字が大きく
なっただけで、解説（磯貝勝太郎）の加筆はなさそうだし巻末年譜も無くなったので
買うべきか悩むところ(-_-) そもそも2007年の新装版は1976年版（解説は尾崎秀樹）
より活字を大きくしたわけだから、更に高齢化社会が進行したということかしら^_^;
別ブログで指摘した通り海音寺の年譜には気になる点があったので今回のは残念(+_+)
http://yomunjanakatsuta-orz.blog.so-net.ne.jp/2015-12-27
芸術新潮2015年4月号（祝！生誕300年 大特集 オールアバウト若冲）所蔵誌
細野不二彦『ギャラリーフェイク 018』（小学館文庫,2007）所蔵本
本誌・本書（「浮世不景気風呂」が若冲を取り上げる）については下記の記事(^^)
多分その単行本化が先月刊の新潮社とんぼの本『若冲ワンダフルワールド』で
ほぼ同じ内容のはず^_^; 辻惟雄と対談してる太田彩が若冲の使った絵具の話で
「印刷物ではわかりにくいですが、絵が立体なんです！」と力説してて、実見
したくなる
「沖の湯」の嫁・温子が好みなのはさておき、同作品の肝である若冲の人物像が
宇佐美英機の論文以前のもの^_^; 経済史の分野での宇佐美論文の「発表は1999年だが、
美術史畑にその情報が伝わったのはずいぶん遅く、2008年になってからだった。」と
本誌にはあるし（言い訳臭いけどね）、同書は2007年発行で同作品の初出＝雑誌掲載は
01～02年の由、仕方ないね^_^;
http://blogs.yahoo.co.jp/middrinn/37144477.html
芸術新潮2016年5月号（特集 若冲 水墨ニューウェイヴ）所蔵誌
岡本綺堂『中国怪奇小説集 新装版』（光文社文庫,2006）所蔵本
広瀬仁紀『合併前後』（角川文庫,1981）所蔵本
上野動物園を外から眺めて、観たこともないけど、スージーのことを思い出した^_^;
［160516追記］
『中国怪奇小説集』の『白猿伝』を紹介する「白猿伝・其他（唐）」の章の前説・解題に、
「就きましては、まず『白猿伝』を申し上げます。・・・唐に欧陽詢という大学者がありまして、
・・・この人の顏が猿に似ているというので、或る人がいたずらにこんな伝奇を創作したのであって、
・・・」とちゃんと明記されてた^_^; これは「白猿伝」の1頁前で、しかも付箋も貼ってたのに、
すっかり忘れてしまってたらしい(+_+) 記憶力がマジでヤバいぞ(-"-) PCも超ヤバくて、今夜は
3時間かかって起動できたが、明日は起動できるか分らんから、今夜の内に追記して訂正m(__)m
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