231230昨日買った本
110円でも高すぎるとマジ思える古本をブックオフで買っちゃったΣ(￣ロ￣lll)ニャンてこった！？
【昨日買った本】
次田真幸（全訳注）『古事記（下）』（講談社学術文庫,1984）
昨日ブックオフで110円の美品を購入(^_^;) 先々月に220円の美品を、先月に110円の汚れてるのを、
ともにスルーしたのは正解だった(^_^;)
／弟のタチバナノトヨヒノ［橘豊日］王（用明天皇）は、池辺宮においでになって、
天下をお治めになること三年であった。／この天皇が、イナメノ［稲目］大臣の娘
のオホギタシヒメ［意富芸多志比売］を妻としてお生みになった御子は、タメノ王
［多米王］一柱である。また異母妹のハシヒトノアナホベノ［間人穴太部］王を妻
としてお生みになった御子は、ウヘノミヤノウマヤトノトヨトミミノ［上宮之厩戸
豊聡耳］命、つぎにクメノ［久米］王、つぎにヱクリノ［植栗］王、つぎにマムタノ
［茨田］王の四柱である。また当麻の倉の首ヒロ［当麻之倉首比呂］の娘イヒメノコ
［飯女之子」を妻としてお生みになった御子は、タギマノ［当麻］王、つぎに妹の
スカシロコノ［須賀志呂古］郎女である。／この天皇は、丁未の年の四月十五日に
崩御になった。 御陵は、磐余［＝石寸いわれ］の掖上［わきがみ］にあったのを、
後に科長［しなが］の中陵［なかのみささぎ］にお移し申し上げた。／
本書の「用明天皇」の現代語訳を引いたが（「丁未の年の四月十五日に崩御になった。」は小字）、
注で説明されているのは、「池辺宮」「上宮之厩戸豊聡耳命」「丁未の年」「石寸」「科長の中陵」
の僅か五つだけｴｯ(ﾟДﾟ≡ﾟДﾟ)ﾏｼﾞ? 本文でこれだけ人名が羅列されているのに、取り上げた人名は
「上宮之厩戸豊聡耳命」の一人だけで、しかも、その説明は、
聖徳太子。
の一言だけ(ノ￣皿￣）ノﾌｻﾞｹﾃﾙﾉｶ！┫：・’．： んなことは、そもそも誰でも分かるだろう(^_^;)
「間人穴太部王」は父の「欽明天皇」のところの注に出ているけど、「のちに用明天皇と結婚して、
聖徳太子を生む（下一八五頁参照）。」という意味の無い説明(^_^;) 例えば、「久米王」はwikiの
「来目皇子」の項で「推古天皇10年（602年）2月に任那を滅ぼした新羅に対する新羅征討計画が立て
られた際、征新羅大将軍として軍25,000を授けられる。4月に軍を率いて筑紫国に至り、島郡に屯営
したが、6月に病を得て新羅への進軍を延期とした。征討を果たせぬまま、翌推古天皇11年（603年）
2月4日に筑紫にて薨去。」云々と説明されてるし、それなりに書くこともあると思うんだけど(^_^;)
本書巻末の「解説」の末尾に「あとがき」なるものがあり（目次には出てない）、〈・・・／「仁徳
天皇」「履中天皇」を終ることから、腰や膝の関節も悪くなり、ひどく体力が衰え、仕事がすこしも
はかどらなくなった。その上視力もおちて原稿を書くのが苦痛になってきた。・・・／そこで、お茶
の水女子大学在職中、古事記を指導した卒業生で、只今も研究に熱心な、大久保恵子氏［巻末掲載の
「系譜」の作成を担当したらしい］、萩原千鶴氏の助力を得て、ここに下巻がやっと完成することに
なった。・・・〉と「昭和五十八年十月」に「口述筆記」されている(＠_＠;) 奥付には次田真幸は
「・・・1983年11月15日没。」とあり、本書の第1刷発行は1984年7月10日」(＠_＠;) チト酷なこと
を言うようなんだけど、誰か他の研究者に共訳注者として書き継いでもらうべきだったかと(＠_＠;)
【昨日買った本】
次田真幸（全訳注）『古事記（下）』（講談社学術文庫,1984）
昨日ブックオフで110円の美品を購入(^_^;) 先々月に220円の美品を、先月に110円の汚れてるのを、
ともにスルーしたのは正解だった(^_^;)
／弟のタチバナノトヨヒノ［橘豊日］王（用明天皇）は、池辺宮においでになって、
天下をお治めになること三年であった。／この天皇が、イナメノ［稲目］大臣の娘
のオホギタシヒメ［意富芸多志比売］を妻としてお生みになった御子は、タメノ王
［多米王］一柱である。また異母妹のハシヒトノアナホベノ［間人穴太部］王を妻
としてお生みになった御子は、ウヘノミヤノウマヤトノトヨトミミノ［上宮之厩戸
豊聡耳］命、つぎにクメノ［久米］王、つぎにヱクリノ［植栗］王、つぎにマムタノ
［茨田］王の四柱である。また当麻の倉の首ヒロ［当麻之倉首比呂］の娘イヒメノコ
［飯女之子」を妻としてお生みになった御子は、タギマノ［当麻］王、つぎに妹の
スカシロコノ［須賀志呂古］郎女である。／この天皇は、丁未の年の四月十五日に
崩御になった。 御陵は、磐余［＝石寸いわれ］の掖上［わきがみ］にあったのを、
後に科長［しなが］の中陵［なかのみささぎ］にお移し申し上げた。／
本書の「用明天皇」の現代語訳を引いたが（「丁未の年の四月十五日に崩御になった。」は小字）、
注で説明されているのは、「池辺宮」「上宮之厩戸豊聡耳命」「丁未の年」「石寸」「科長の中陵」
の僅か五つだけｴｯ(ﾟДﾟ≡ﾟДﾟ)ﾏｼﾞ? 本文でこれだけ人名が羅列されているのに、取り上げた人名は
「上宮之厩戸豊聡耳命」の一人だけで、しかも、その説明は、
聖徳太子。
の一言だけ(ノ￣皿￣）ノﾌｻﾞｹﾃﾙﾉｶ！┫：・’．： んなことは、そもそも誰でも分かるだろう(^_^;)
「間人穴太部王」は父の「欽明天皇」のところの注に出ているけど、「のちに用明天皇と結婚して、
聖徳太子を生む（下一八五頁参照）。」という意味の無い説明(^_^;) 例えば、「久米王」はwikiの
「来目皇子」の項で「推古天皇10年（602年）2月に任那を滅ぼした新羅に対する新羅征討計画が立て
られた際、征新羅大将軍として軍25,000を授けられる。4月に軍を率いて筑紫国に至り、島郡に屯営
したが、6月に病を得て新羅への進軍を延期とした。征討を果たせぬまま、翌推古天皇11年（603年）
2月4日に筑紫にて薨去。」云々と説明されてるし、それなりに書くこともあると思うんだけど(^_^;)
本書巻末の「解説」の末尾に「あとがき」なるものがあり（目次には出てない）、〈・・・／「仁徳
天皇」「履中天皇」を終ることから、腰や膝の関節も悪くなり、ひどく体力が衰え、仕事がすこしも
はかどらなくなった。その上視力もおちて原稿を書くのが苦痛になってきた。・・・／そこで、お茶
の水女子大学在職中、古事記を指導した卒業生で、只今も研究に熱心な、大久保恵子氏［巻末掲載の
「系譜」の作成を担当したらしい］、萩原千鶴氏の助力を得て、ここに下巻がやっと完成することに
なった。・・・〉と「昭和五十八年十月」に「口述筆記」されている(＠_＠;) 奥付には次田真幸は
「・・・1983年11月15日没。」とあり、本書の第1刷発行は1984年7月10日」(＠_＠;) チト酷なこと
を言うようなんだけど、誰か他の研究者に共訳注者として書き継いでもらうべきだったかと(＠_＠;)
「聖徳太子」と書いて力尽きたのかも・・・
こんなひどい本になったのは体調が悪くなったからと共著の
質が悪かったとあとがきに載せてしまうのはどうなんだろう？
by tai-yama (2023-12-30 20:07)
ブックオフで買える本のうちの最低価格で買っても「高い」と思ってしまう本…まさに「なんてこったい」ですね。
by ナベちはる (2023-12-31 00:46)
崇峻、推古と続くし、ダイイング・メッセージではない(^_^;)
tai-yama様、単なる「助力」では大したこと出来ません(^_^;)
by middrinn (2023-12-31 05:20)
110円で内容的には何百円もの価値がある古本をゲット出来ることも、
ナベちはる様、あるのでプラスマイナスゼロと考えましょうか(^_^;)
by middrinn (2023-12-31 05:33)
最近、その店で最低価格帯で売っている商品は「何も商品内容管理
して無いですよ」と言わんばかりの、コンピュータデータベース
管理的値札を付ける小売店舗が増えましたねぇ。逆に売主知識不足
から「宝」が出る可能性が、そのパターンで出る局面が期待出来ま
すよという「サイン」として、活用出来るようになったのですがね。
by df233285 (2023-12-31 06:44)
今はブックオフもネット上の相場と連動して値を付けている感じですが、
ネット上の相場がこれまた内容的な価値と無関係ですからねぇ(^_^;)
でも、送料がかからず、現物を確認できる点では重宝してます(^_^;)
by middrinn (2023-12-31 10:53)