231017読んだ本
昨日ランチでカップルが四人掛けのボックス席の片側に並んで座って食べてて、森田芳光監督の映画
「家族ゲーム」（観たこと無いけど）のワンシーンと同じくらい違和感〇 o 。.~~━u(￣ﾟ ￣=)ﾌﾟﾊｧ
誕生日のケーキのろうそく、吹き消すことで１つ年をとるという意味だったりし・・ﾍ(__ﾍ)☆＼(^^;
【読んだ本】
駒田信二『漢詩名句 はなしの話』（文春文庫,1982）所蔵本
前回（⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2023-10-12 ）から唐の詩人に回帰し、
高適「除夜作（除夜の作）」の「故郷今夜千里を思う」(^^) 一部の漢字は字体が異なるけど(^_^;)
旅館寒燈獨不眠 旅館寒燈独り眠らず
客心何事轉悽然 客心［かくしん］何事ぞ転［うたた］悽然
故郷今夜思千里 故郷今夜千里を思う
霜鬢明朝又一年 霜鬢明朝又一年
旅の宿。さむざむとした燈火。わたしは独りで眠らずにいる。／
旅の身のわたしの心には、どうしたことか、そぞろにかなしみがつのってくる。／
故郷では今夜、千里もはなれたところにいるわたしのことを思っているだろう。／
霜のように白くなった鬢。明日の朝は、また一つ年をとる。
なお、〈第三句は、「故郷今夜千里に思う」とも読めよう。その読めば、千里もはなれている故郷を
今夜わたしは思う、という意味になる。〉由_φ(￣^￣ )ﾒﾓﾒﾓ この詩はよく取り上げられるらしく、
松浦友久『中国詩選 三 唐詩』（現代教養文庫,1972）は〈・・・作者は、老身であり、旅人である。
寒々とした、ほの暗い燈火は、そのまま、老身のわびしさ、生命力の衰えを象徴している。いわゆる
「風燭残年──風にゆれる蠟燭のような老いの身」である。〉と、植木久行『唐詩歳時記』（講談社
学術文庫,1995）は「昔の年齢の数え方は、生まれた年をすでに一歳とし、新年を迎えるごとに年を
加えていく、いわゆる数え年（虚歳）である。」、「すでに述べたように、除夜になると、一晩中、
眠らずに酒を飲み、歌をうたい踊りをおどって、行く年を惜しみ、新しい年を迎えた。にぎやかな
年越しの行事からとり残された旅人の望郷の思いが、故郷の人々のいだく自己への思いを通して、
より間接的に表現され、かえって惻々として胸をうつ。老残の身にとっては、めでたいはずの新春も、
ただうとましいだけなのである。」と、渡部英喜『漢詩歳時記』（新潮選書,1992）には「唐代では
大晦日の夜に追儺の行事が行われ、豆をまいて悪鬼や疫病を追い払って新年を迎えました。かなり
にぎやかに行われたようです。この年越しの行事に一人欠けているのですから、故郷の家族は千里の
かなたにいる私のことを思っていることだろうと歌ったのです。」といった指摘が_φ(￣^￣ )ﾒﾓﾒﾓ
漢詩文に詳しそうな源顕基が出家することになった契機として「火を灯していなかった」（浅見和彦
［校注・訳］『新編 日本古典文学全集51 十訓抄』［小学館,1997］）ことが説話で描かれてたが、
この詩を踏まえると、まさに後一条天皇崩御と後朱雀天皇への代替わりを象徴・示唆してる(＠_＠;)
「家族ゲーム」（観たこと無いけど）のワンシーンと同じくらい違和感〇 o 。.~~━u(￣ﾟ ￣=)ﾌﾟﾊｧ
誕生日のケーキのろうそく、吹き消すことで１つ年をとるという意味だったりし・・ﾍ(__ﾍ)☆＼(^^;
【読んだ本】
駒田信二『漢詩名句 はなしの話』（文春文庫,1982）所蔵本
前回（⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2023-10-12 ）から唐の詩人に回帰し、
高適「除夜作（除夜の作）」の「故郷今夜千里を思う」(^^) 一部の漢字は字体が異なるけど(^_^;)
旅館寒燈獨不眠 旅館寒燈独り眠らず
客心何事轉悽然 客心［かくしん］何事ぞ転［うたた］悽然
故郷今夜思千里 故郷今夜千里を思う
霜鬢明朝又一年 霜鬢明朝又一年
旅の宿。さむざむとした燈火。わたしは独りで眠らずにいる。／
旅の身のわたしの心には、どうしたことか、そぞろにかなしみがつのってくる。／
故郷では今夜、千里もはなれたところにいるわたしのことを思っているだろう。／
霜のように白くなった鬢。明日の朝は、また一つ年をとる。
なお、〈第三句は、「故郷今夜千里に思う」とも読めよう。その読めば、千里もはなれている故郷を
今夜わたしは思う、という意味になる。〉由_φ(￣^￣ )ﾒﾓﾒﾓ この詩はよく取り上げられるらしく、
松浦友久『中国詩選 三 唐詩』（現代教養文庫,1972）は〈・・・作者は、老身であり、旅人である。
寒々とした、ほの暗い燈火は、そのまま、老身のわびしさ、生命力の衰えを象徴している。いわゆる
「風燭残年──風にゆれる蠟燭のような老いの身」である。〉と、植木久行『唐詩歳時記』（講談社
学術文庫,1995）は「昔の年齢の数え方は、生まれた年をすでに一歳とし、新年を迎えるごとに年を
加えていく、いわゆる数え年（虚歳）である。」、「すでに述べたように、除夜になると、一晩中、
眠らずに酒を飲み、歌をうたい踊りをおどって、行く年を惜しみ、新しい年を迎えた。にぎやかな
年越しの行事からとり残された旅人の望郷の思いが、故郷の人々のいだく自己への思いを通して、
より間接的に表現され、かえって惻々として胸をうつ。老残の身にとっては、めでたいはずの新春も、
ただうとましいだけなのである。」と、渡部英喜『漢詩歳時記』（新潮選書,1992）には「唐代では
大晦日の夜に追儺の行事が行われ、豆をまいて悪鬼や疫病を追い払って新年を迎えました。かなり
にぎやかに行われたようです。この年越しの行事に一人欠けているのですから、故郷の家族は千里の
かなたにいる私のことを思っていることだろうと歌ったのです。」といった指摘が_φ(￣^￣ )ﾒﾓﾒﾓ
漢詩文に詳しそうな源顕基が出家することになった契機として「火を灯していなかった」（浅見和彦
［校注・訳］『新編 日本古典文学全集51 十訓抄』［小学館,1997］）ことが説話で描かれてたが、
この詩を踏まえると、まさに後一条天皇崩御と後朱雀天皇への代替わりを象徴・示唆してる(＠_＠;)
誕生日ケーキのろうそくが燃え尽きた時、寿命が・・・・
旅人の私は、老身(独り)のわびしさ、生命力の衰えを象徴(泣)。
by tai-yama (2023-10-17 23:24)
♪ あぁ～～日本のどこかにぃ～～私を～待ってるぅ～人がいるぅ～と、
tai-yama様が独りでバイクを飛ばしながら絶唱・・ﾍ(__ﾍ)☆＼(^^;
燃え尽きるまでだったら、風前の灯だったのが長生きしたとも(^_^;)
by middrinn (2023-10-18 05:55)
見上げてごらん、夜空の星と月を。古い古い和暦４月１７日は
立ち待ち月パターンで、星や流星群の観察には、専門家の陰陽師
に言わせると不向きだけれども。こと座流星群はそれなりに、
明るい流星は有るので。西暦１０３６年にも、葬儀のランプを
消せば、たまには痕を残すような、明るい流星が見られたかも
しれないと私は思う。あてずっぽうで、９８７年でサッチャー
彗星の昇交点黄経は、木星・土星・天王星等により３０°位
後退（小さくなる）なるとして計算。平安時代には現暦換算５月
出現だったという話も、うっすら何処かで聞いたような。
by df233285 (2023-10-18 06:45)
谷村新司が亡くなりましたからね(＠_＠;)
「昴〈すばる〉」の方が有名かな(＠_＠;)
by middrinn (2023-10-18 10:57)