エアコン室外機の上で寛いでいた猫が後ろに寄りかかろうとして壁との間に落っこちそうになって
落ちまいと必死に爪を立てるも結局は落ちちゃった一部始終を眺めてて爆笑したのが今年の初笑い
だけど、猫はムッとして小生の眼の前でウチにおしっこをかけてから脱兎の如く逃げてった(^_^;)

【読んだ本】

武藤禎夫(校注)『元禄期 軽口本集 近世笑話集(上)』(岩波文庫,1987)所蔵本

本書に収録されている『軽口御前男』の巻之三の二「故事付[こじつけ]の名」を(繰り返し符号は
用いずに)引く(ノ_-;)ハア…

    大和国吉野あたりに、娘二人持ちける人、寵愛のあまり、姉の名を「しきぶ」と付け、
    妹を「とちぎり」と呼びける。ある人いはく、「こなたの姉娘しきぶは聞へましたが、
    妹をとちぎりとはいかが」と尋ねければ、「をのをのは、謡御存じないと見へました。
    それは文盲なり。井筒の謡[←世阿弥作の能の由]に、ありありとしるしおかれた。
    紀の有常の娘は並びなき美人ゆへ、業平、心をつくされしよし。我等が娘も、あつぱれ
    劣るまじき存じよりにて、とちぎりと付け申し候」といふ。「して、その井筒の謡は」
    と問へば、しさいらしく、「『その頃は紀の有常の娘とちぎり』と謡ひます」と
    いはれた。

〝栃霧〟あるいは〝栃桐〟といった有名人がいたっけか?と一生懸命に考えながら読んでいたから、
〈「娘と契り」を、とちぎりという名の娘と錯覚。〉というオチには凄い脱力感が(´ヘ`;) 先日の
「泉南の利休」(⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2023-01-04 )はまだしも、
こーゆーのは小生は面白くも何ともないので全く笑えないんだけどね〇 o 。.~~━u( ゚̄  ̄=)プハァ