SSブログ

221007読んだ本

55%の人がペプシを選ばなかったことになるが、どちらも選ばなかったという人はいたのかな(@_@;)
メチャ話題になった比較広告だが昭和59年(1984年)のだから憶えている人は全国民の何%だろ(^_^;)

【読んだ本】

深川英雄『キャッチフレーズの戦後史』(岩波新書,1991)所蔵本

    /貿易・資本の自由化が急速にすすんだ年である。化粧品などをはじめ、外国の商品が
    つぎつぎに入ってきた。あの独特の色と味が、いかにもアメリカそのものを思わせる
    コカ・コーラが、一般にお目見えしたのもこの頃である。/コカ・コーラは、日本での
    本格的な販売にあたって、既存の流通経路にたよらず、販売網を独自に整備して、
    小売店直売方式をとった。そのとき採用され、その後も長く使われることになったのが、
    このキャッチフレーズであった。・・・

本書の「スカッとさわやか コカ・コーラ──昭和三七年」の冒頭だが、「一般に」と「本格的な」を
スッカリ見落とし、昭和37年(1962年)にコカ・コーラは初めて輸入されたと誤読していたことに、
稲垣吉彦『ことばの四季報』(中公文庫,1985)の「コーラとカルピス」の項を読んで気付いた(^_^;)

    ・・・カルピスの白に対して黒のコカコーラ。初輸入は戦前で、大正時代、
    明治屋。高村光太郎が大正三年に出した詩集『道程』のなかの「狂者の詩」
    の一節に「コカコーラをもう一杯」とあり、これが本邦最初のコーラ文献
    だという。伊藤整は、『得能五郎の生活と意見』(昭15)で「狂者の詩」の
    コカコーラにふれ、このことばが「酔っぱらいの叫びだと長いこと得能は
    思っていたが、最近になってアメリカできの、そういう名の飲みものがある
    ことを知った」と書いている。これも戦前の話。/その大量な進出はやはり
    戦後である。そのいきおいはコカコーラとコロニゼーション(植民地化)の
    合成語「コカコロニゼーション」という新語に象徴される。/・・・
    
もう一本じゃないし、青汁か・・ヘ(__ヘ)☆\(^^; コーラだけでなく書物も比較すべし( ̄ヘ ̄)y-゚゚゚

・1966年=昭和41年で「普及率〇・四%」なのに、1968年=昭和43年にもう〈新3C〉((;゚Д゚)ヒィィィ!

 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2018-08-13
タグ:歴史
コメント(6) 
共通テーマ:

コメント 6

ナベちはる

「どちらも選ばなかった」という意見は間違いなくあったはずなので、どれぐらいの割合があったかは気になりますね。
by ナベちはる (2022-10-08 01:39) 

middrinn

一般に「どちらでもない」という回答が多いですし、
もし10%いたら、ペプシと同数になります(^_^;)
by middrinn (2022-10-08 06:04) 

df233285

あの頃は「アメリカ発の清涼飲料を飲むと、中毒になる」
としばしば言われた。麻薬が入っているとの噂も。今では
それは、「糖分中毒」の事であることを、おびただしい
種類の飲料製品を飲み比べた結果、皆が良く知ってる。

by df233285 (2022-10-08 07:42) 

middrinn

望月三起也『ワイルド7 第28巻 運命の七星Ⅲ』(少年画報社ヒット・コミックス,
1975)には、「コーラの飲みすぎは麻酔が効かなくなるって説があるんだってな 
前に通った歯医者にそういわれたことがあるんだ ふふふふ…」という台詞が(^_^;)
コーラ、てゆーか、炭酸飲料は太るイメージがあるので飲まなくなりました(^_^;)
by middrinn (2022-10-08 10:11) 

tai-yama

あのペプシのCMは40代以上なら知っているはず(笑)。
大正時代の人からすると墨を飲む感覚の色だったのかも。
by tai-yama (2022-10-09 19:38) 

middrinn

38年前のCMだから、40代後半以上じゃないと(^_^;)
だとすると、青汁ではなく、墨汁・・ヘ(__ヘ)☆\(^^;
by middrinn (2022-10-09 19:56) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:[必須]
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。