シカさんもすきです、ハトさんもすきです、もちろん、かわいいからです(〃'∇'〃)

【読んだ本】

倉本一宏編『現代語訳 小右記 14 千古の婚儀頓挫』(吉川弘文館,2022)

藤原実資の日記『小右記』の万寿3年(1026年)9月16日条の一部を本書126~127頁から引こう(^_^;)

     十六日、己未。 鹿、内裏に入る/陣申文/不堪佃田文[ふかんでんでんぶん]/官奏

    ・・・/未の初剋、内裏に参った。中将([藤原]資平)は車後に乗った。
    [藤原]資頼と[藤原]資高が従った。陽明門から参入した。外記庁に到った頃、
    鹿が大膳職の北から走り出て、西行した。随身(身人部[むひとべの])信武が
    云ったことには、「もしかしたら春華門に入るでしょうか」と。信武および随身
    たちに命じて、前に立って見させた。申して云うことには、「春華門から入って、
    走って来ました」と。随身たちが、走り向かった。鹿は走り帰った。更に春華門
    から出て、元の東宮に入った。この間、私は左衛門陣の東の辺りで、遥かに見た。
    ・・・

藤原実資は「春日社に参った人は、鹿を見るのを吉徴とする」と記してたし、ここは「内裏」だけど
「吉徴」と思って「遥かに見た」のかな(^_^;) 見ながら願い事をして・・ヘ(__ヘ)☆\(^^;流れ星か?

続いて、万寿3年(1026年)9月23日条の一部も本書129頁から引いておく〇 o 。.~~━u( ゚̄  ̄=)プハァ

     二十三日、丙寅。 下毛野公家を馬乗に補す/鳩が侍従所に入る怪異

    ・・・/夜に入って、中将[藤原資平]が来て云ったことには、「今日、外記政が
    行なわれました。侍従所の際、鳩が舎内に飛び込んで、すぐには飛び出しませんでした。
    吉凶を占わせるよう、あの所に命じました」ということだ。

藤原実資は孔雀が独りで産卵したことに深い関心を寄せたりしてたから(藤原道長もまるで科学者の
ように観察してたけど⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2020-10-18 )、鳩にも
実は興味津々だったりしてね(^_^;) 源顕兼(編)伊東玉美(校訂・訳)『古事談 上』(ちくま学芸
文庫,2021)の巻第一「王道后宮」の五三「怪鳥を射る賞に疋絹を与ふる事」の「評」では伊東玉美が
「見馴れぬ鳥、それも大型の鳥がやって来ることが不吉だと思う心性が当時あり・・・」と説明して
たが(⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2021-11-30 )、「鳩」は「見馴れぬ鳥」
でも「大型の鳥」でもないのに「吉凶を占わせ」たのは「不吉だと思う心性が当時あ」ったからでは
ないかな(^_^;) 森田悌(全現代語訳)『日本後紀(上)』(講談社学術文庫,2006)157頁の延暦16年
冬10月庚申(8日)の条「啄木鳥が前殿へ入った。明日、天皇は交野に行幸する予定であったが、この
不審事のため、とり止めた。」、「啄木鳥が前殿へ入った」ことが何故「不審」なのか謎なんだけど
(⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2022-01-07 )、翌日解け・・ヘ(__ヘ)☆\(^^;
そんな冗談はさておいて、その後、この啄木鳥の謎を解く鍵が『曾我物語』の記述にあったんだけど
(⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2022-04-08 )、未だに調べてないや(^_^;)

・もし公任も関白になり子の定頼まで関白になってたら定頼は殺生関白と呼・・ヘ(__ヘ)☆\(^^;コロサレルゾ

 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2020-10-28

・西行の「短絡」と兼好は窘めたのが『徒然草』の主旨だし、鳶と判ってて「見馴れぬ鳥」かよ(^_^;)

 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2022-01-18

・パワハラに抵抗して拘引されたのを最後に名前が見えなくなったということは・・・((;゚Д゚)ヒィィィ!

 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2022-06-24