今日は気温が27度まで上がったけど、この分だと夏には40度を超すんじゃないか((;゚Д゚)ヒィィィィト!

【四日前に買った本&読んだ本】

奥泉光『ゆるキャラの恐怖 桑潟幸一准教授のスタイリッシュな生活3』(文春文庫,2021)

9日にブックオフで570円(高い!)で購入し、本日読了(^o^)丿 クワコー・シリーズ第1作の単行本
を図書館で借りたらチョー笑えて一気に読了したので速攻で購入し、その後、文庫化されたのも購入
して再読した(^_^;) 第2作も図書館で単行本を読了して、文庫化されたのを購入・再読したけれど、
『モーダルな事象 桑潟幸一助教授のスタイリッシュな生活』(文藝春秋,2005)は図書館で読了も
読後感は〈微妙〉だった由(^_^;) 「ゆるキャラの恐怖」と「地下迷宮の幻影」の二篇から成る本書も
「たらちね国際大学」の文芸部の女子たちの会話シーンを中心に爆笑も、クワコー・シリーズは一応
ミステリーだし、有名かつ人気作品ゆえ、ここに書く=書けることは無いので、2点だけ指摘(^_^;)

第一に変な日本語表現が頻出(^_^;) 例えば、表題作「ゆるキャラの恐怖」の「脅迫状の狙い」という
見出しが付いた節の冒頭を引く(なお、「ヤマトンシカ」は太字)(^_^;)

    /田所香苗がいった「うちの大学」とは大和教育福祉大学のことで、やられたのは
    学校マスコットのヤマトンシカ。着ぐるみパフォーマンスを担当する「鹿サークル」
    の部室に置いてあったところ、今朝になって頭の角の部分がなくなっているのが判明
    したという。/「最初は誰かが持って帰って、塗り直しかなにかしているとみんなは
    思ったみたいなんだけど、誰も持って帰ってないとわかって、困ってる」/「角の予備
    はないんですか?」木村部長が訊いたのへ田所香苗は横へ首を振った。/「角なしじゃ
    駄目なのかな?」ナース山本がいったのへは、/「駄目でしょ」とギャル早田が応じる。
    「だって鹿だもん」/・・・

「訊いたのへ」「いったのへは」「呈したのへ」「問うのへ」・・・等々、頻出する「のへ」(^_^;)

第二に「地下迷宮の幻影」に次の一文があるが、この「月曜日」が祝祭日との叙述は無かった(^_^;)

    ・・・「たぶんね」と応じたクワコーはすでに昨日の月曜日、市立図書館へ行って
    調べをつけていた。/・・・

「たらちね国際大学」のある千葉県の「権田[ごんだ]市」は、公立図書館なのに月曜開館か(^_^;)
一応ネットで東金市立図書館や八街市立図書館とかを調べてみたけど、月曜はモチ休館だった(^_^;)

奥泉光『桑潟幸一准教授のスタイリッシュな生活』(文春文庫,2013)「呪われた研究室」

 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2016-07-27

奥泉光『桑潟幸一准教授のスタイリッシュな生活』(文春文庫,2013)「盗まれた手紙」「森娘の秘密」

 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2016-07-29

奥泉光『黄色い水着の謎 桑潟幸一准教授のスタイリッシュな生活2』(文春文庫,2015)

 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2016-07-31