読書の厄介なところは、電子書籍のみの刊行だと古本で買えなくなることである〇 o 。.~~━u( ゚̄  ̄=)

【読んだ雑誌】

本の窓1999年1月号所蔵誌

床に積まれた本の山を家の事情で動かしたら出てきた小学館のPR誌で、書店のテープ貼られてるから
タダで貰ったようだが、見覚え無い(@_@;) 特集「愛しの文庫本」の津野海太郎との対談〈こんな
「文庫本」がほしい〉での「・・・僕も文庫本好きですから、どんどん文庫化されるのはうれしい。
しかし一方で、現状では消耗品になっちゃう。どんどん品切れ・絶版になっていく。従来は、文庫に
入っていれば一定期間は入手可能なんだ、いつでも貰えるんだと思ってました。実際の自分の所有物
になってはいないけれど、いわば仮押えしている本だったんです。ところがいまは、違う。」などの
坪内祐三の発言に共感(^_^;) 昔は欲しくなったら書店に行けばたしかにいつでも買えた感じ(^_^;)
津野海太郎の「・・・/いまは本がどんどん雑誌化されてるんですよ。要するに、いますぐ売れる本
じゃないと相手にしてくれない。書店さんも、読者も、流通も。つまり週刊誌と同じで、先週号は
買わないんです。そのリズムに合わせて文庫本が生産され、かつ断裁されていく。他人がつくった本
を再利用しているわけだから、心の痛みなく断裁する。・・・」という発言の後段、他社が刊行した
単行本の文庫化は品切・絶版になりがちになるわけだ(@_@;) 今や自社が出した単行本の文庫版も
凄いスピードで品切・絶版になってるような(@_@;) 田總元雄「絶版文庫本を求めて」も拾い読み
(家の事情で快適な読書環境&気分[家の事情の所為で、昨日はトイレが壊れたし]ではないため)
してたら、次の一節に目が留まった(@_@;)

    ・・・/私は、すでに持っている本でも前に買ったときよりも安い値がついていたら
    買っておきます。二冊の値段をならせば、前に勝った高かったほうの値段も安くなる
    からです。重複した一冊を文庫やさんに提供することもできます。/・・・

「文庫やさん」とは、この論稿の冒頭で紹介されてる「ふるほん文庫やさん」のことで、同店を小生
は知らなかったので今もあるかとネット検索してwikiを読んだら、ますます滅入っちゃった(@_@;)
田總[たぶさ]元雄という人も知らないけど、「・・・学校・予備校で数学を教え・・・」てる由、
考え方が面白いな(^_^;) いくら安くても持っている本の2冊目を買おうとは思わないけど、チト高値
の本はメチャ安い本も一緒に買えば、たしかに高値を安値に「ならせ」たような気になるかも(^_^;)