読書の厄介なところは、常に誤記誤植を疑いながら読まねばならぬことである〇 o 。.~~━u( ゚̄  ̄=)

【買った本&読んだ本】

藤本一恵『後拾遺和歌集全釈 上巻』(風間書房,1993)
藤本一恵『後拾遺和歌集全釈 下巻』(風間書房,1993)

2回目の利用となる楽天市場「今井書店」で「可」を26564円(28000円[送料無料]-1436p)で15日
に注文して19日に届いた(^_^;) 説明文は「藤本一恵 著 風間書房A5 函背ヤケ・少シミ 小口・天地
少シミ 正誤表付 平5」で、書き込みは見当らず「良い」でも余裕で通用ヤッタネ!!(v゚ー゚)ハ(゚▽゚v)ィェーィ♪

15日昼前に注文したら昼過ぎに「・・・在庫確認しましたところ、御注文の書籍はご希望の配送方法
に収まりませんでした。申し訳ございませんが、配送方法を変更させて頂きます。変更後の送料は0円
です。御注文の本は本日中にキャンセルのお申し出がなければ、発送に向けて進めさせて頂きます。」
というメールが届いたので(なお、「配送方法」の「希望」など小生は出してない)、お手数お掛け
しますが発送宜しくという旨のレスをして催促したのだが、翌16日が火曜で同店の定休日のせいか、
17日夕方に「本日発送致します」とメールが(^_^;) 〈クリックポストの番号は「××××-××××-
××××」〉と記されていたので何度も日本郵便のサイトを確認したけど、楽天市場にはヤマト運輸で
発送と表示(^_^;) 宅急便で発送され、「クロネコヤマトの荷物お問い合わせシステム」には「お届け
予定日時 02/18」と表示され、お届け日数的にも翌日=18日のはずなのに、表示は「発送」のままで
配達店にも届かない(@_@;) 昨日18日は予定を変更して在宅してたのに、今日19日早朝に「配達中」
となり、8時半に隣家に誤配(^_^;) 「配達店」には昨日届いていたのに配達をサボった疑い(¬。¬ )
なお、今回は硬めの透明ビニールで2冊を覆った上からプチプチで包むという梱包だったウラー!(^o^)丿

この楽天市場の「今井書店」は、Amazonマケプレにも「出荷元今井書店 火曜定休日★捺印入領収書:
要連絡 店舗販売有・店舗営業制限中」として同じ古本を同時に出品してる(^^) 本書も「コレクター
商品」の「可」で30000円+送料等350円、コンディション説明文は「後拾遺和歌集全釈 上・下 藤本
一恵 著 2冊セット 1993 (平5) 函背ヤケ・少シミ 小口・天地少シミ 正誤表付」で出してた(^_^;)
楽天市場の方がお得なわけだが、前回利用した時には楽天市場は「可」なのにAmazonでは「良い」と
されていて、届いた古本は小生の評価では「良い」かと(^_^;) 今回はともに「可」とされていたのが
チト不安だったけど、現物はどう辛く見ても「良い」のコンディションゆえ、その辺が不思議(^_^;)

さて、さて、さ~て!藤本一恵(全訳注)『後拾遺和歌集』(講談社学術文庫,1983)全4巻は所蔵し
重宝しているんだけど、同書の第四巻を購入した時に書いた記事の末尾に、〈色々と学ぶことの多い
「解説」だが、第一巻に収録の2首について「・・・時あって再版になることもあれば訂正したい。」
とあるのは、小生が入手した第一巻は第一刷だったので、この第四巻を入手できてマジ良かった^_^;〉
と書いたように、第4巻の巻末の「解説」において第1巻の2首についての「訂正」がなされてた(^_^;)

んで、本書の下巻の巻末の「あとがき」には次のように記されている∑( ̄ロ ̄|||)ニャンですと!?

    /本書は、旧著『後拾遺和歌集全訳注』(講談社学術文庫・昭58)を全面的に見直した
    ものである。旧著は刊行まもなく、誤解、誤認に気付くところがあって、とりあえず、
    「後拾遺和歌集全訳注 補訂」と題して、「大阪青山短期大学研究紀要 第十一号」に
    発表したが、その後も折に触れ、目につくことが積っていった。それでも旧著は、
    北村季吟の『八代集抄』につづく全釈として、拙いながらもそれなりの役割を果した
    と思うのだが、それも絶版となって市井に出廻らなくなっている。/・・・/こうした
    [後拾遺集研究が深まる]機運の中で、私はよわい八旬を迎え、先の『全訳注』の誤謬
    をそのままに放置するに忍びなくなった。各氏の学恩に導かれながら、とりあえず
    『全訳注』をもう一度見直し、改訂を加えることにしたのである。・・・/結果は
    以上の如く、気になっていた個処を訂し、説を少し補強しただけで、大半は、『全訳注』を
    踏襲したに過ぎないが、こういう作業は切りがないので生のつづく限りつづけて行きたいと
    思っている。多くの人々によって完璧なそれの世に出るまでの捨て石となれば幸いである。
    /・・・

研究者魂を見るようで尊敬するが、本書(奥付にはそう記載されてないが、ともに第1刷である)にも
「正誤表」(上巻9箇所、下巻4箇所)が付いているのは何だかなぁ(^_^;) そこで思い出されるのが、
島津忠夫(訳注)『新版 百人一首』(角川ソフィア文庫,1999)で、増刷(角川書店の奥付は第×刷
を第×版と表記する)する度に細かく修正されてたのには読者としては有難迷惑のような気も(^_^;)
考えに考え抜いた上での結論なら変説しないはずだけど、国文学界にはコロコロ君が多い印象(^_^;)

なお、幾つか拾い読みした限りでは、講談社学術文庫版をベースに、色々と加筆されてて読み応えが
更に増した(^^) 下巻の巻末に「付録」として太山寺本(撰者注付による)と陽明文庫本(清輔注付に
よる)に付された勘物が収められていることぐらいかな、とりあえずは〇 o 。.~~━u( ゚̄  ̄=)プハァ