今日の朝日新聞の夕刊の一面記事「地方大都市 駅前花盛り」、名古屋は「伝統ある栄を逆転」として、
「名駅地区の百貨店売上高(速報値)は18年、2058億に達し、・・・栄地区(1915億円)を
初めて上回った。」云々とあるけど、ナナちゃんが存続できるのかどうかの方が気になる(´ヘ`;)
ブックオフ傍の脇道に時々いる猫さん、昨日もいたから立ち止まって近づくと、ニャアと言われた(^^)
ケータイで何枚か撮った後、両目と鼻の間を愛でた(^^) 爪がメチャ伸びて出ていたのでつい触ったら、
猫さん、一瞬怒った表情をし、小生の手の届かない離れた場所に移動して座りなおしちゃった(@_@;)

【買った本&読んだ本】

小沢正夫&後藤重郎&島津忠夫&樋口芳麻呂『袋草紙注釈 上』(塙書房,1974)
小沢正夫&後藤重郎&島津忠夫&樋口芳麻呂『袋草紙注釈 下』(塙書房,1976)

Amazon出品者「歴 史 書 房」のセットで3555円(3800円+配送料等257円-ギフト券502円)(-ω-、)
コンディションは「中古品 - 良い - 【上下2冊揃い】上巻は昭和59年第1版第4刷。下巻は昭和
62年第1版第4刷。共に函付で函はしっかりしていますがヨゴレ等が少しあります。本体は経年
ヤケ微量で状態良好です。」とある通りで、プチプチされて届く(⌒~⌒) 注文して「ご注文の確認」
メールが5日夜の22時12分に届くと、6日の朝3時29分には発送通知メール∑( ̄ロ ̄|||)にゃんと!?

『袋草紙』は平安末期の優れた歌人・歌学者だった藤原清輔による歌学書で、既に藤岡忠美(校注)
『新日本古典文学大系29 袋草紙』(岩波書店,1995)を所蔵(^^) この岩波の新体系の方が新しい故、
本書の知見も踏まえているはずだし、その「凡例」に「下巻(『和歌合次第』)は国立国会図書館本
を用いたが、諸本とも巻末が欠脱していたのを、新出の陽明文庫蔵本二種(『清輔朝臣秘抄歌合之類』
『初学百首』)を用いることによって補い、完本として翻刻することを得た。」ともあるのだけれど、
今までの読書経験から注釈書は複数あった方がいいと考えて、購入することにした次第v( ̄∇ ̄)ニヤッ

今月は貧窮問答歌がマジ飛び交う拙宅ゆえセットで1400円+配送料等350円のコンディション「可」に
する予定だったけど、オリが完勝した勢いで、つい高い「良い」からチョイスしちゃった(ノ_-;)ハア…

ただ、「歴 史 書 房」のは、ともに「第4刷」とあり、細かい誤植とか直されてそうだからね(^_^;)
島津忠夫には油断できぬ(⇒ https://yomunjanakatsuta-orz.blog.so-net.ne.jp/2015-11-02 )^_^;

本書のヴォリュームが岩波の新体系の2倍以上あることは非常に重要だし(しかも新体系は脚注形式)、
「通釈」として本文の現代語訳も載ってたヤッタネ!!(v゚ー゚)ハ(゚▽゚v)ィェーィ♪ チト抜き書きする(⌒~⌒)

    ・・・/また明尊僧正の九十の賀は藤原頼通がお祝いなさった。その時の杖の歌は
    伊勢大輔に依頼して作らせた。

    ──僧正の長い寿命をたくさんの節のある竹の杖とともに誓いました。あなたに
    その寿命がついて、そしてその杖を長い間ついて下さるようにと。

    彼女の曾祖父の頼基は承平の時の皇太后[穏子]に杖の歌をよみ、祖父の能宣は
    藤原兼家の賀で祝いの歌をよんだ。かように二代にわたりこの役を勤めたので、
    先祖以来だからといって彼女に杖の歌を依頼したのである。・・・

難点は、上記歌が「ヨロヅヨヲタケノツエニゾチギリツルヒサシクツカムキミガタメニト」と本文に
表記されてて、岩波の新体系のような「よろづ世を竹の杖にぞ契りつる久しくつかん君がためにと」
という表記が、どこにも見当らないことヒィィィィィ(゚ロ゚;ノ)ノ それでも、本書の「語釈」には「・・・この
歌は伊勢大輔の詠歌中最終の歌。」とあって、この指摘は岩波の新体系の脚注には無かった(´ヘ`;)
久保木哲夫(校注・訳)『私家集注釈叢刊2 伊勢大輔集注釈』(貴重本刊行会,1992)が敷衍する(^^)

    ・・・/なお伊勢大輔の詠では、はっきり作歌年次のわかる、これが最下限のものとして
    注目されている。康平三年(一〇六〇)というと、彼女は少なくとも推定年齢で七十代の
    前半にはなっていたはずで、その後どう活躍し、どう生きたかは、残念ながら現段階では
    いっさい不明である。没年もわからない。ただし当時としてはかなり長寿に属していて、
    老いてなお歌を召されるほど活躍していたことも明らかになるわけで、この一首が
    存在することの意味はやはり相当大きいものがあるだろう。

以上、チラッと拾い読みした限りでは、やはり最新の注釈書の方が優れている、とは言えないね(^_^;)

・中宮彰子が最終兵器の伊勢大輔タンに「アレを取れ!」と出撃命令キタ━━━━(゚д゚;)━━━━!!

 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.so-net.ne.jp/2019-01-10

・彰子からの出撃命令を受け、伊勢大輔タン、こっそり女院に侵入した女房たちを見事撃墜v( ̄∇ ̄)ニヤッ

 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.so-net.ne.jp/2019-04-12

・伊勢大輔タンの父である大中臣輔親も道長に促され即興で秀歌を詠んだという血は争えない話(⌒~⌒)

 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.so-net.ne.jp/2019-03-03

・優れた歌人輩出の大中臣家の末なので伊勢大輔タンの孫娘に御指名キタ━━━━(゚д゚;)━━━━!!

 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.so-net.ne.jp/2019-05-26

・伊勢大輔タン「いにしへの」の解釈で苑子タンを始め馬鹿が多すぎるヾ(`◇´)ノ彡☆コノ! バカチンガァ!!

 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.so-net.ne.jp/2019-01-16

・エガちゃんじゃないが、伊勢大輔タンは確実に伝説を創り、生ける伝説だったという話ヒィィィィィ(゚ロ゚;ノ)ノ

 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.so-net.ne.jp/2019-05-19