もう新元号は「イチロー」でいいかと(^_^;) 少なくとも「永安」よりは覚えやすいし字画も少ない^_^;
メンターム薬用スティック、まだ残っていても、その構造的に塗れないのがねぇ(-ω-、) 唇を尖らせて
ムリヤリ塗ることで可能な限り使い切ろうとする貧乏性である(^_^;)ヾ( ̄o ̄;)オイオイ単に貧乏なんだろ?
今日も20度超えたけど明日は一気に寒くなるとかヒィィィィィ(゚ロ゚;ノ)ノ まだ薄いセーターは仕舞えぬ(´・_・`)

【読んだ本】

永井路子『波のかたみ 清盛の妻』(中公文庫,1989)所蔵本

保元の乱での夫・平清盛の出陣場面に始まって壇ノ浦で平家が敗れて安徳天皇を抱えて入水するまでを
平時子の視点で描いた歴史小説を読了した(^^) 形式的には小説だけど、「婦人公論」誌連載のためか、
歴史解説が随時挿入され、解り易い歴史書みたい(^_^;) 永井路子お得意の乳母史観もあり、そーゆー
歴史解釈もあるんだぁ~と勉強になりました(^^) 杉本苑子との対談集『ごめんあそばせ 独断日本史』
(中公文庫,1988)は、ほぼ同時期っぽいので、内容的に重複するところもあって、参考になった(^^)

    清盛一門の繁栄図は、裏をかえせば、時子一門の繁栄図にほかならない。

    しかし、その得意の絶頂は転落の瞬間でもある。歴史のそうした冷酷さを
    如実にしめすのがこの福原遷都である。とはいうものの、後世の我々は、
    結果をあまりにもよく知っているために、この遷都への評価を怠りがちだ。
    これは世に言われるような都からの逃避では決してない。福原こそ、
    平家の年来の夢を賭けた海の王宮なのだ。

    「今日敗れたのは武門の平家です。私たちはいずれも平時信の血を享けた
     公家平家じゃありませんか」

平時子の同母弟・平時忠が全編を通して大活躍(^_^;) 白河院の近臣だった藤原顕季に始まる「六条流」
との関係をポイントとする本書、鳥羽院の寵姫で近衛天皇の生母である美福門院得子にも言及しながら、
彼女も「六条流」の一人(藤原顕季の息子の長実の娘)であるという事実を紹介し忘れてるねぇ(^_^;)