榮太楼「なまどら焼き」_φ( ̄^ ̄ )メモメモ 菊池真以をNHKで視るのも昨夜が小生は最後だろうから予報が
大ハズレだったことに文句は言わぬが、昼食後の眠気がチョー酷くて、結局サボっちゃった(ノ_-;)トホホ…
必ず夜中に一度は目が覚めちゃって、酷い時には2時間おきに目が覚めてしまい、その度に違う夢を見る
もんだから、朝起きると2時間ドラマを一晩で何本も視たような感じがして疲れちゃってるよ(´ヘ`;)

【読んだ本】

小林信彦『映画狂乱日記~本音を申せば⑫』(文春文庫,2019)所蔵本

承前(^_^;) 「一九三九年のアメリカ映画」(15年6月4日号)だけど、半藤一利&保阪正康&御厨貴&
磯田道史『「昭和天皇実録」の謎を解く』(文春新書,2015)を小林信彦は「丹念に読んだ」由(´・_・`)

    ・・・昭和天皇がアメリカ映画を実に熱心に観ていたことがわかった。
    これはまったく意外だった。

スージーと出会われた「1956年4月20日の記述だけは拾い読みしたい」と前に書いてたのに未読(-ω-、)

・『「昭和天皇実録」の謎を解く』、天皇とスージーとの出会いも取り上げて欲しかったぞヾ(`◇´)ノ

 ⇒ https://yomunjanakatsuta-orz.blog.so-net.ne.jp/2015-04-29

本書が1938年と1939年は名作ぞろいと再三指摘していることをメモってきたけど、今回は詳論( ̄◇ ̄;)

    〈ハリウッド映画のピーク〉という書き方をしたが、これは太平洋戦争に向う時代のこと
    である。皮肉にも、一九三九年(名作が多かった年)は、日本の映画市場から洋画が
    急に減りはじめ、映画法とやらの制定によって、すでに輸入ずみの洋画以外の輸入が
    制限された年である。/一九三八年(昭和十三年)からアカデミー賞を見てみると、
    フランク・キャプラ監督が、「或る夜の出来事」、「オペラ・ハット」につづいて、
    「我が家の楽園」で三度目のオスカーを手にした。ニューディールから第二次大戦に向う
    この時代の楽天主義をうたいあげたキャプラは、一九三〇年代きっての名声に輝いていた。
    /あくる一九三九年(昭和十四年)のオスカーを見てみよう。この年のアメリカは名作の
    ラッシュであるが、戦前の日本で観られたのはジョン・フォードの「駅馬車」、キャプラの
    「スミス都へ行く」、ハワード・ホークスの「コンドル」、セシル・B・デミルの
    「大平原(カット版)」であり、輸入されなかったのは「オズの魔法使」、「嵐が丘」、
    「ニノチカ」、「廿日鼠と人間」、「チップス先生さようなら」。そして、
    「風と共に去りぬ」が製作者ディヴィッド・O・セルズニックの政治力でほとんどの賞を
    さらっていってしまった。この夜は〈セルズニックのための一夜〉と呼ばれ、それでも
    物足りないセルズニックはパブリシティの責任者を「なぜ、クラーク・ゲーブルが
    主演男優賞をとれなかったのだ?」と怒鳴りつけた。

セルズニック、面白いキャラだなぁ(^_^;) 前にメモった「良い場面をカットされたりして」云々とは
「大平原(カット版)」のことを指すのかしら(@_@;) 前にメモったのを読み直すと、この1938年と
1939年の話は「ある本」が書いてる由、書名を明らかにしてほしいなぁ(^_^;) 見落としたか(@_@;)
    
    こうした時代の中でも、さらに良心的な映画はあった。/一九三九年の「スタンレー探検記」
    (20世紀フォックス)がその一つで、この時代らしい〈良い話〉である。

    ただ20世紀フォックスのことだから、スタンレーのリヴィングストン博士探しには、
    原住民がからみ、アフリカの動物たちの戦いが充分に挿入されている。当時の
    フォックス映画は見世物的な要素が多く、人間の争いはそれほど複雑ではないからだ。
    フォックスの映画といえば、アメリカの地方都市への配給が多かったので、
    〈わかり易い〉ことが条件だった。

「スタンレー探検記」、ちょっと観てみたいかも(〃'∇'〃) 午後ロードでやってくれないかなぁ(^_^;)

更に続けて、「コメディアンUSA」(15年6月11日号)、「強烈な湿気の中で」(15年6月18日号)、
〈「王様と私」の歩み〉(15年6月25日号)、「映画の本を雑読すれば」(15年7月2日号)まで読んで、
最後の一篇は、「内容はいわゆる〈健さん本〉ではない」として川本三郎『映画の戦後』七つ森書館、
「世の中には、ぼくなどの理解を絶した人がいる」として『映画俳優 安藤昇』ワイズ出版映画文庫、
「いま、本屋でももっとも多いたぐいの本」として『「仁義なき戦い』伝説』宝島社文庫を紹介(^_^;)

・「映画をめぐる人々」(2015年1月15日号)

 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.so-net.ne.jp/2019-01-14

・〈「素晴らしき休日」の面白さ〉(15年1月22日号)~「〈死〉と〈生〉と美女たち」(15年3月5日号)

 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.so-net.ne.jp/2019-03-10

・「空襲・ヒッチコック・アカデミー賞」(15年3月12日号)~「映画と空間」(15年5月7日/14日号)

 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.so-net.ne.jp/2019-03-12

・〈映画「海街diary」の感動〉(15年5月21日号)

 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.so-net.ne.jp/2019-03-14